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パートナーシップの確立 と 貿易コンサルタント

2017年05月15日 | 貿易取引

前回、2回ほど「代理店」、「販売店」そして「独占販売依店契約」について話してきました。独占販売店契約についてはあまり安易には考えないで下さい。ただ、それだけでは海外取引は面白くないですね。多いとは言えません。が、私などは、独占販売店契約をあまり多くは結んでいません。それより、暗黙の裡に他の会社へは販売しないシステムを作り上げることが多かったですね。輸出、輸入に係らずにです。私の場合は、Partnership あるいはBusiness relation shipを重んじて仕事をしてきましたので、お互いの信頼関係で、輸入の場合であれば、日本での他の会社には販売しない、輸出であれば、在る国では我が取り引き先以外の会社には販売しないという、約束をお互いに守り通してきました。このようなパートナーが見つかると、そのビジネスは必ず成功していました。

もう一つ、資金力があまりない場合ですが、海外の見本市へ行くと(特に欧米)ファミリー企業も出展しています。このような会社は、やはり人柄がたいせつで、気に入ってもらえれば、契約書など結ばなくても日本での販売を任せてくれる場合もたまに見かけます。また、商品が国内で輸入販売され、面白い消費であることが知られることになれば、おる程度の規模の会社が乗り込んで、「うちならもっと沢山輸入する」と誘いにかけても、「それほどの生産力がない」ということで落ち着く場合が多いです。

両方ともたくさんあるケースではありませんが、すぐに「独占販売店契約」を結びたいという事例があまりにも多いので、3回連続で書いてみました。

 

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。

 

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