パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

現場合わせ

2007-05-15 22:07:32 | 外壁・外周り工事
5月12日 

監督と さんから玄関上とベランダの不具合について説明がありました。
まずは、玄関上の不具合がどうなったかご覧ください。

       
          【Before】                    【After】

タイルをはった黒ボードからはみ出ていたグレーボードは綺麗に黒ボードに納まりました。
申し分ありません。 Good Job
この不具合原因は何かを聞きました。すると さんが説明。
「大工さんが悪いわけではなくちょっとした誤差が生じました。
家は手作りなので色々な場面で色々な事が起こります。
そういう場合はその場の職人さんが現場合わせで対応いたします。」

要約するとこんな感じ。さすが営業トーク、監督と違ってそつがありません。
が、ちょっとキツネにつままれたような不思議な感じは否めません。
続いてベランダは、こうなりました。

       
          【Before】                    【After】

この時監督の説明で初めて知りましたが、当初西側の壁は全部一体化していたそうです。
なんとか図面に近づけようと凹みをちょっとだけつけたのが赤枠のみ凹ませる対処方。
【Before】画像はこの赤枠のみ対処段階です。
しかし、SDG屋さんがこれでは納得せずベランダ全体をボード2枚分(段差が2つなので)
厚くして図面どおりの形になりました。

ベランダを厚くする作業途中が下の画像です。上の【Before】画像と比べると全体に板が
追加されているのがわかります。

    【全体に板を追加】

SDG屋さんは以前も同じような施工をしたことがあるそうで、今回SDG屋さんの助言により
この方法になりました。

当初なぜ赤枠のみ凹ませる方法にしようとしたかと言えば、ベランダの手摺が
そのまま使えるからです。
全体を厚くすれば当然ベランダの寸法が変わりますので、手摺は使えません。

しかし、それでは見栄えが悪いし、何より方法があるのにやろうとしなかった
(方法がわからなかった?)監督にSDG屋さんが喝を入れたようです。
現在我家の手摺は別注となり、加工中です。
ますます頼もしいSDG屋さんです。このような方がいらっしゃるので監督も
大助かりなのではないかと思います。
で、ベランダ不具合の原因は何なのか? さん、再び流石の営業トークです。

「○○さんのお宅はお部屋の上にベランダがある珍しいケースで、
図面が対応出来なかった事もあり、今回のようなことになりました。
決して、大工さんが間違えたわけでもなく設計が悪いわけでもありません。
このような場合は現場対応となり、職人が現場合わせをさせていただきます。
今回は決して躯体を傷つけるようなトラブルではないのでご安心ください。」

パトは さんの説明に突っ込めないまま納得してしまいました。
その場では何も言わず説明を聞いていた ですが、
「かなり必死の説明だったね。大工さんが悪いんじゃなければ設計しかないじゃん。」
と言い切りました。

プレカットミスかもよ・・・でも、現場合わせって便利な言葉ですよねぇ。
なんでも現場合わせなんだもん。でも、こんなに現場合わせがあるんじゃ職人さんも
たまったもんじゃないと思いますが・・・。
キチンとミスを検証してこんなことが起こらない様に改善して欲しいです。

そんなこんなの現場合わせでしたが、今回のMVPはダントツSDG屋さんでしょう。