パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

デトックス ④

2007-06-28 21:48:33 | 大工工事ストップ
大工工事がストップして早くも1ヶ月が過ぎましたが、火曜日から工事が再開しています。
前回【Q15】の雑な施工の他にも寸足らずのところがあり、それを工事長にぶつけて
みました。 

【Q20】 前回手直しをお願いした下地の寸法が足りないところと同じような箇所が
      ありました。(画像①・②) このような寸法が足りないところは特にチェックは
      していないのでしょうか?私どもが気が付いた場所のみの対応なのでしょうか?
      特に重視する所ではないのか、または理由があって隙間があるのか、
      素人ではよくわかりません。 
      ※かつてワケありの隙間もありましたので画像を添付してメールしました。

      A:下地については再度確認致しますが枠材に必要な下地、ボード貼り用の下地、
        設置物の固定用下地等、用途を考えて判断しております。
        隙間があることで、後々問題になるであろう箇所については、確認の上
        対処致します。

        【画像①】
        手前のボード下地については、隙間を埋めるべく部材をやり直します。
        奥の入口枠用下地については、埋め木をしよと思います。

          
            【画像① 】                【①'手直し後は隙間なし】  
     
     ※①' 画像は、火曜日に大工サンが手直しをしたものです。
       ボード張りも工事長が指導をしながらゆっくり慎重に始まっています。

        【画像②】
       入り隅のボード下地として打ち付けていた部位でした。
       ボードビスにて打ち付ける際に、力が加わりますので、隙間を無くすために
       部材をやり直します。その枠上のマグサも、斜めにビスが利いておりましたが
       補強をしようと思います。
       同じく、2階に限らず1階にも入り隅部位の隙間がありましたので、後日大工に
       指示を致します。

        
            【画像② 】                【②' 現在の状況】

      ※隙間大は電気コード絡みかと思ってましたが、そういうワケでもなく、
        雑なだけでした。黒い大きな節も気になり大丈夫なのかも聞きました。
        節があることもあり、マグサの上に板をはめ込む形になりました。
              
パトのデトックスとは別に、工事長側からのデトックスもありますので紹介いたします。
パトが色々と質問するので、工事長のデトックスはなかなか進みません。

①2階の養生を剥がして、床面のチェック
  特に傷等による支障は見受けられませんでした。

②壁断熱材の欠損箇所にウレタンフォームにて充填処理を致しました。
  補填部位は膨張しますので、ボードに支障がある部位はカットさせて頂きます。

   
 
  ※工事ストップ前、我家にウレタンフォームはどこにも使用されていませんでした。
    現在、画像の他にも工事長の気になる部分には全て(1階・2階とも)充填済みです。
    結構色々な箇所を充填してますので、今機密テストをしたら、もうちょっといい数値が
    出るのかなぁ・・・?

③2階キッチンの掃除状況
  ボードの粉等、清掃致しました。

④造作枠の内法寸法チェック
 特に手直し箇所は、ありませんでした。

          
      【計測結果は誤差全て2mm以内】         【これで測ってました】

  ※工事長のメールによれば、枠内の高さと幅それぞれ2箇所ずつ測り、幅3mm以内、
    高さ2mm以内の誤差が許容範囲だそうです。
    
⑤外壁吹き付けの仕上がり確認
  特に問題はありません。

⑥2階の下地状況確認
  監督と共に、触手にて下地の障害物を確認し、除去致しました。
  下地の不陸も確認できる部位については、計測致しました。

 

  ※調整テープは1mmのもから3種類があるそうです。

【おまけ】
 メールの報告にはありませんでしたが、「カバーの付け忘れがあったので付けました。」
 と口頭で教えていただきました。

  【付け忘れのプラスチックカバー】

今日現在、2階のボードが40%程進みました。今回は丁寧に作業をしていただいています。
また作業の様子をアップいたします。

デトックス ③

2007-06-21 02:08:34 | 大工工事ストップ
【Q16】 1階真壁和室の敷居の下に床暖ホースがありますが、配管が潰れていないか、
      傷は無いかなど施工状態の確認をお願いします。
      (配管のすぐ横でノミを入れていました)
      A:床暖房連絡管まわりを触手にて、また黙視でも確認しました。特に傷など
        見受けられませんでした。圧力計の数値も変化がありませんでした。

【Q17】 大工(父)手作りの鴨居の寸法確認(溝深さと幅)をお願いします。
      A:父施工の溝加工敷居については、養生をめくり、状況の確認を致しました。
        溝深さや、施工状況は問題ありません。

【Q18】 工事長のチェック事項に屋根裏チェックは入っていますか?
      なければ一度チェックをお願いします。その時に盆殿を上げてもらえると
      嬉しいです。以前より大工サンにお願いしておりましたが、現在まで
      放置状態になってます。
      A:屋根裏については、耐震金物の増し締めの際、点検口から覗く程度でした
        ので金物や下地の状況等確認致しました。特に問題はありませんでした。
        本日6/15「大安」にて日が佳いとのことで飾りました。点検口より東手の
        束に設置しました。

【Q19】 玄関前に置いてある資材ですが、雨や地面からの湿気で水分を含んだまま
      施工されるようなことはありませんか?他の現場では資材を干してから使って
      いる所もあるのですが・・・
      A:御連絡いただいた外部シート内の資材状況を確認いたしました。
        湿気を帯びて心配…とのお話でしたが、台木と養生のおかげで、触手した
        際に気になるほどの「湿り気」があるようには感じませんでした。
        本日お天気の為かもしれませんが。また、梱包されて資材がまとまって
        いるものについては、バンドを外すまでは矯正されている状態ですので、
        癖は付きにくいと思われます。今後の内部下地にて使用の際は、大工にも
        確認させます。ただ、よそ様の現場のように「資材を足場へ立てかけによる
        天日干し」は社内禁止事項ですので、何卒ご理解いただきたく思います。


19日火曜、チェック事項を手直しするためと、ボードを張る前の下地調整のために
大工サンが現場に入りました。

 ■本棚上の雑な施工 【Q15】

    【隙間のない仕上り】

綺麗に施工していただきましたが、今日現場で同じ様に隙間のある場所を見つけました。
重要な箇所じゃないからあえて手直しする必要がなく、施主に言われたところだけを
直す方針なのかなぁ? 聞いてみよう! 

 ■カーテン下地 【Q8】

     

 ※指定場所に下地が入りました。

 ■キッチン流し台下地 【Q11】
  
       

 ※下地の裏に下地が入りタッカー留めでなく、ちゃんと釘で固定されていました。

 ■その他の下地

   
       【※1】               【※2】                【※3】

 ※1 工事長チェックで洗面脱衣場のタオル下地が未施工だということがわかりました。
 ※2 トイレットペーパーホルダーの位置を確認しました。我家は左側に引き戸があるため
    右側にしかホルダーが付きません。マンションは左側、解体した実家は右側、
    会社のトイレは左側・・・どっちでもOKです。
 ※3 お風呂上り、バスタオル放置現場によく遭遇するため、各部屋にタオル掛の
    下地を入れてもらいました。タオル掛を付けるか否かは部屋の景観を見てから・・・。 

今週は大工サン、上棟応援に行かれているようです。
週末には板金屋さんの残工事があります。外はもうすぐ終了です。

デトックス ②

2007-06-14 23:33:45 | 大工工事ストップ
「パトちゃん、俺はお客さんの材木を借りて家を建てさせてもらってるんだ。
 だからよぉ、材木や資材を足蹴にする職人は許せんなぁ。」 
              
      ****************************************

工事がストップになって間もない頃、
「いってらしゃい!」っと駅に向かうパトに誰かが声をかけてくれました。
振り向けば、声の主は同級生のシンちゃんです。
パトはシンちゃんと偶然ここで会えた事が不思議でなりません。
「シンちゃ~ん、お願いがある~。
顔を見るなり、ツカツカと詰め寄るパトに、シンちゃんは何事かと後ずさり。
パトは図々しくも、
「実は・・・かくかくしかじかで、今工事ストップなの。シンちゃんにこんなこと
お願いしてホントに申し訳ないけど・・・いいかな?」と懇願。

「・・・よっしゃ!わかった。」
快く承知してくれたシンちゃんは大工の棟梁です。
そんなワケで、今回のデットクス大作戦に “シンちゃんチェック” が加わりました。

冒頭のセリフ、シンちゃんです。
『シンちゃんかっこいい~』 その一言で施主の心を釘付けです。(さすが大工)
この気持ちが施主にとってどれだけ嬉しいか。

「俺たち職人はお客さん達に飯食わせってもらってんだよ。」
SDG屋さんのセリフと被りました。

パトは“シンちゃんチェック”のために筋交いや耐力壁の入った図面を取り寄せました。
ボードが全部剥がされてすぐの日曜、何か大きな問題がないか「大工の目」で
見ていただきました。

結果は・・・大丈夫。
少々気になる点はあったものの、致命的な問題はなかったようで、パトも一安心。

気になった点はもちろん工事長に質問しています。

【Q11】 2階のキッチン流し台後ろに下地がありますが、これは何のためですか?
     また、この下地はタッカーのみで留めてあるのでグラグラしています。
     下地である以上胴縁に留めないと意味がないのではありませんか?
     A:ミニキッチンが設置される部位で、冷蔵庫側に施工されているベニヤの下地。
       幅寸法で間柱よりずれてしまうために、大工の方で念の為の下地として
       施工済みでした。特に、図面指示ではありませんでしたが、壁ボードを
       剥がす際に外れてしまいましたので、ベニヤ下地として再施工致します。
    
       【今度はきちんと施工してもらいます】

【Q12】 ボードと下地の間に釘を打ってありますが、不陸調整のためですか?
     この施工方法は正解でしょうか? ボードの割れにつながりませんか? 
     A:2階和室押入れ裏面、ボードと下地の間にくさびにしていた釘施工に
       ついては、化粧ボード面の入り隅部位を裏から押しておりました。
       現状は、釘を抜いております。化粧ボードに隙が出るようでしたら、
       何か木材にてくさびを入れて調整致します。

  
 【下地とボードの間に釘】         【釘の理由】           【現状釘なし】

     ※現場で工事長に確認した時、この施工はやはり問題ありとのことでした。

【Q13】 2階の天井に照明下地が入っているか確認をしたください。
     A:天井直付け照明の配線出し位置に、下地を入れております。
       2階トイレ上は脚立にて確認できますが、他の部位については、 
       「下地探し」にて入っている事を確認致しました。
       大工にも、施工済みと聞き取りはしております。

       【Photo by 工事長】
  
     ※たまに忘れる大工さんがいらっしゃると聞きましたので、照明下地も
       チェックした方がいいかもです。(ダウンライトには下地がありません。)

【Q14】 間柱のモレ、筋交と間柱の固定はOKですか?
     A:筋交いの釘締め、間柱の施工箇所、2階については、チェック済みです。
     ※ボードを2階から張るため、2階を重点的にチェックしています。

【Q15】 子供部屋の本棚上、材木の寸法が足りないため釘が見えています。
     問題はありませんか?
     A:釘が見えておりますので、やり直し致します。

       【雑な施工】

     ※いろいろな方のブログでよくみる雑な仕事です。強度的にはなんら
       問題のない部分だとは思いましたが、工事長に質問してみました。

【おまけ】 カーテン下地が2段についているところあります。なぜですか?
      A:クローゼットの建具が絡みそうな場合は、下地を2段にて施工します。   

       【なるほど、そういうワケね】


とりあえず、工事長の2階チェックがほぼ終了しました。
屋根裏と1階のチェックはこれからです。

デトックス ①

2007-06-11 12:00:28 | 大工工事ストップ
が不在の2週間、工事長に我家内部のチェックをしていただいておりましたが、
パトも色々な方に助けていただき施主側からのチェックをお願いしました。

この際ですので、今流行りのデトックス(毒出し)を我家で実施しています。
口頭での回答は認識ミスのもとですので、作業内容をメールしていただいてます。
まだ続行中ですのでチェック済みの項目だけを記載しました。

【Q1】 床下に大工仕事で出たキリコが捨ててありませんか?
     A:チェック初日、2時間かけて床下を点検。問題ありませんでした。

【Q2】 ホールダウン金物のEPSフタとアルミテープが隙間なく貼られていますか?
     A:ホールダウンのアルミテープの隙間、接着確認。1、2階とも確認済み。
       テープの不具合部位については、アルミテープの増し張りを致しました。

       

【Q3】 床暖ホースの施工状態と束ね方に問題はありませんか?
     A:床暖房の連絡管の施工状況については、問題はありません。
       圧力の方も、特に変化はございません。

         【施工時0.45⇒現在は0.34】

【Q4】 2階トイレの排水管は金物固定ですか?継ぎ目部分のコーキングはOKですか?
     A:排水管の金物固定確認致しました。継ぎ目は、クリアーのエルボや
       ソケットの糊付け状況を触手と目視にて確認致しました。
       特に問題はございません。

【Q5】 耐震金物のボルトのマシ締め確認は済んでいますか?
     A:ラチェットにて確認いたしました。

【Q6】 1階は筋交いが2本のところと1本のところがあります。2階は全て筋交が
     1本ですがOKですか ? 他のところも図面を確認して下さい。
     A:2階筋交いの本数確認。図面通り2階は全てシングルです。
       1階も確認済みです。

【Q7】 24時間換気高さ間違いで新しく施工されたEPSは加圧注入処理済みの
     ものでしょうか? 色が違いました。
     A:後施工の1階壁断熱材EPSの色違いはEPSと確認しました。
     
       【右側EPSの色が違う】 

【Q8】 カーテン下地が両方入っている所、片方だけの所、全くなしの所があります。
     下地の確認とその理由を教えてください。
     A:図面にて指示位置と施工箇所の確認を致しました。
       所定の位置に施工はされておりました。 基本的に、柱にカーテンの
       ブラケットは取り付けます。 入り隅部位や、サッシの状況により
       カーテン下地を入れて受けを設置致します。エアコンの位置により、
       柱を跨ぐ場合はその脇に下地を入れることもございます。

  
     【①下地なし】         【②エアコン絡み】       【③両脇に下地あり】

① 両脇に柱があるので、下地は無し。
② 左には柱が無いので下地あり。右は柱がありますが、エアコンがあるので下地あり。
③ 両脇に柱がありますが、窓と柱の間に隙間があるので下地あり。が、この手の小窓は
  ほとんど両方に下地がありました。

パトは窓全ての写真を撮ってメールで工事長に質問。工事長は図面通りに下地が全て
入っているといわれましたが、パトは2階の窓でミスを発見。 
④の画像、工事長に伺うとやはり右側に下地があるべきとのこと。 
⑤の小窓にも下地をいれてもらうことになりました。

       
    【④図面には下地の記載なし】        【⑤ここにも下地を依頼】 

【Q9】 2階大壁和室床暖の養生下がキリコで汚れていました。
     清掃の状況を確認してください。また、床暖の状態はOKですか?
     A:2階和室の床面、養生を剥がして清掃状況の確認をさせて頂きました。 
       養生ボードを敷設する際に清掃をしておりましたので、特にキリコ等は
       ありませんでした。こちらも簡易的に掃除機にて掃除致しました。
       特に傷等による支障は見受けられませんでした。

  
【養生テープをする前のボード下・・・パトの怒り頂点の頃】     【現在の状況】

長い間床暖むき出しだった部分で、その後防湿シートが被せられ、次はシートの上に
板がのったのですが、板の下はキリコだらけ。その時の写真がこれです。
その後工事がストップしてからは、板が石膏ボードに変わり、緑テープのが貼られたので
パトは床暖の状況が確認できませんでした。これでやっとスッキリしました。

【Q10】 耐力壁の釘打ちについても確認したいのですが、今からでは無理なので
     大工さんへの聞き取り、監督の確認報告書でのチェックをお願いします。
     (釘頭の沈み3㎜以内、耐力壁1枚あたりの釘の本数とピッチ)
     A:大工サン、監督の報告を受け、耐力壁についてはOKと判断しています。
     ※この件については素人の パトも赤丸の釘打ちを確認していますが、
     念押し確認のために質問しました。

続きは次回・・・。

昨日工事長に再度今後の予定を確認をしました。
明日の午後からと明後日の2日間で1階のパトチェック事項とそれ以外のチェック、
および塗装のチェックをするそうです。

今週大工サン再開かとも思いましたが、どうなることでしょう。
工事長もお忙しいので細切れの作業ですが、ここはじっくり待つことにしています。
しかし、工事長の作業内容のメールがいつも請求しないと送られません。
忙しいのは承知していますが、ここは宜しくお願いしたい重要ポイントです。
前回の作業内容、早くメールして欲しいなぁ。

現状報告書

2007-06-02 01:48:01 | 大工工事ストップ
パトと工事長の電話内容と、現状、今後の作業改善点や注意点を 報告用に
メールをお願いしました。
全文ではありませんが工事長が本社に今回の件を報告し、相談した上での回答です。

今回の件を本社へ報告した内容と同じ文章のコピーを工事長にお願いしたつもりなのですが、
口頭での報告だったようで、本社にどの様に報告したのかは不明です。
パトの言い方が悪いのか工事長と話の内容がすれ違うことが多々あります。

この件で今のところ本社からは連絡ありません。
今後はあるのかないのか・・・・工事長の話ぶりから、こちらからアプローチをしない限り
本社からのお詫びはないと感じました。(別にお詫びが欲しいわけではありませんが)

玄関上やベランダの不具合は今後のためにきちんとした改善提案を本社に出しているのか
工事長に聞いたところ、特にしていないそうです。もちろんそうするべきでは?じゃないと、
また同じことが起こるよ~

******************

いつもありがとうございます。
この度は、ご迷惑とご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。
先日の大工面談の内容と今後のチェック項目をまとめました。
一度、ご確認下さい。宜しく御願い致します。

中略

現場の整理整頓、施工レベルの向上を指示。
施主様とのご挨拶、ご説明等について、きちんと応対すること。
施主様の家であることを再度、意識して頂く旨忠告しました。

当日、本人の改心と謝罪状況より、○○から(工事長)奥様へ「もう一度チャンスを頂きたい」
旨をお伝えしました。

■ご指摘事項の件

①現場の現状の確認
  壁ボード貼り替え前に養生を剥がして床面をチェックします。
  問題があれば工事を中断して再検討し、問題がなければ養生の上、工事を
  進めさせて頂きます。

②壁ボードの施工済み部位の全貼り替えについて
  以下に記しました内容を、チェック、修正項目とさせて頂きます。

【施工済み壁ボードを剥がす際の注意点】
 枠やクローゼットが絡む部位は丁寧に剥がします。
 床面の養生を確認し、残材の搬出時は、壁面や枠材に養生を施工します。
 また、施工後の掃除を徹底します。

【壁ボードジョイントの段差について】
 ・注意事項
  下地の面が平滑なのかを確認します。
  ジョイント施工時に触手にて確認します。
  ビスがしっかり下地に効いているの確認します。
 ・改善時の注意
  下地材の不陸がないか、通りは悪くないかを確認します。
  下地調整が平滑になっているのかを定規にて確認します。
  貼り上げ後、触手にて平滑を確認します。

【壁ボードのビス打ち部位の割れ、へこみ(窓枠部位)について】
 ・注意事項
  ボードビスを打ち込んだ際に、負荷がかかりボードを押し込む形になりました。
  切り欠き部位の為、あまり枠に近いところでのビス打ちは、ボードに負荷がかかりやすい。
 ・改善時の注意
  段差がないか、下地の調整と確認。ビス打ち箇所の確認をします。

【枠等のボードの切り欠き部位について】
 ・注意事項
  機械にてボードをカットしているため、所定場所よりも手前で止めずに行き過ぎて
  カットしている。
 ・改善時の注意
  ボードの切り欠き部位がないよう、仕舞のカット時は手鋸にて対応します。

【面取り部位のわれについて】
 ・注意事項
  ビスの打ち込みがヘリに近すぎている。
  面を取りすぎている箇所がある。
 ・改善時の注意
  復旧時は、なるべくVカットを少なくします。
  ビス施工時は注意します。

【ボードの貼り方について】
 ・注意事項
  継ぎ目があると、その部位の下地収縮により負荷がかかります。
 ・改善時の注意
  柱をなるべく跨ぎで貼り上げできる様に、検討します。
  ただ横貼りにて施工が基準の為、下地の都合上やむを得ない場合もあります。

手直しにて起こりうる影響ですが、施工済みボードの撤去後、下地材にボンドや残材の
付着が予想されます。
除去を行い、不陸が出ないよう平滑を見てからのボード施工になりますので、
その調整確認の時間を頂くことになると思います。
下地調整が終了し、壁を張る段階になりましたら、一度現場にて状況確認して
頂けたら幸いです。

また、大工施工時には出来るだけ私も立会いたいと考えております。
状況を確認の上、今後の予定も組ませて頂ければ幸いです。

■今後のチェック項目について

【大工完了検査項目】

 *サッシについて   われ・傷の有無
               核部品・紛失の有無の検査
 *クローゼット     扉の建て付け調整の確認 収納内部の機能確認
 *階段について    踏み板・音鳴りの有無
               手すりの固定状況、傷の有無確認
 *床について      床鳴りの有無
 *壁、天井       石膏下地の段差や割れの有無 

大工完了後の予定は、またスケジュールを含め後日、報告させていただきます。
以上、重ねて宜しく御願い致します。

H19.5.29

****************

この後パトの方からも、色々とチェックしていただきたい項目がありましたので、
工事長にメールをしました。
今後のチェック状況、 に報告したいので、メールちゃんとお願いしますよ~。

謝 罪

2007-05-30 01:05:09 | 大工工事ストップ
■26日(土)

立会い翌日、お出かけ前にちょっと実家に寄りました。
誰もいないと思った現場に人影が・・・。監督が中を片付けに来ていました。
時間が迫ってましたがパトもせめて階段だけでもと、掃除機をかけました。

帰り際、監督が一言。
「明日の朝、私と大工で中の掃除と整頓をさせていただきます。」
『えっ、来るの?』と一瞬思いましたが、道具もそのままだからしょうがないか・・・。

その日、夜9時半過ぎに監督から電話がありました。
「ご主人様が出張される前に一度お二人にお会いして、今回の事を大工が謝罪したいと
言っております。明日、ご都合がよろしい時にお時間をいただけないでしょうか?」

こんな夜更けに監督から電話などかかってきたことがないし、第一謝罪なんて
立会いの時に何も話がありませんでした。それに、なんで工事長じゃなく、監督なわけ?
こりゃ監督の知恵ではあるまい・・・。影にブレーンがいるわね。

本人からちゃんとした謝罪がないんじゃ、交代にしろ続投にしろお互い心にわだかまりが
残ることは間違いないです。
ましてや は月曜から出張ですので、2週間後に謝罪ってのもどうなの?
このままうやむやになる可能性も無きにしも非ず。日曜10時に現場に行く約束をしました。

■27日(日)

10時に現場到着、なんか緊張しちゃいました。
もう片付けは終わってるのかなと思いながら、玄関入って驚きました。
今までに見たこともない綺麗な現場です。
『やればできるじゃ~ん。メチャ嬉しいんですけど~

「綺麗にしていただき、ありがとうございます。」
そう言って中に入りました。


  【床にゴミも道具もない!】        【整理整頓されてるっ!・・・普通だって

大工サンをチラ見しますと、今までに見たことない神妙なお顔です。
結構背の高い方ですが、この日はとても小さく感じました。

監督に促されて謝罪の言葉を言おうとしているのですが、なかなか
言葉が出て来ません。かなり緊張されていました。

「・・・・ど、どうもすみませんでした。・・・・もう一度チャンスをください。
初心に返ってやり直します・・・。」

工事長の慣れた謝罪ではなく、営業トークの謝罪でもない。
いままで一度も謝罪などしたことがないという感じ。とても危機感のある謝罪でした。

この後 が、「一条ブランドを買ったのだから、一流のものを提供してください。」
その後も色々言ってましたが、割愛させていただきます。

あ、一つ凄いことを監督本人の前で言いました。
「監督も交代してもらおうと思ってました。(笑顔)」
その時、監督がピクリとしたのをパトは見逃しませんでしたよ。

現場に来る前、
   「やっぱり、大工サンにガツンと言ったほうがいいんじゃないの?」
 「いや、そんなに言わない方がいいって。本人が一番わかってるんだから。」
   「そうかな~、じゃ、このお口が止まんなくなったら、止めて。」
 『言うのかよ・・・・』

でも、大工サンの表情やしゃべり方を見たらガツンとなんて言えませんでした。
しかし、これからのお願い事項を述べている途中 のストップが入りました。
『まだ3つ目じゃん。
あまりプレッシャーをかけてはいけませんね。 ま、いいタイミングでしょう。

■28日(月)

夕方6時ごろ工事長から電話がありました。
工事長と大工サンが話合いをされたようです。
週末は遠方で結婚式だったそうで、
「日曜日に大工が謝罪に伺ったと監督から報告を受けております。」
と言われました。やっぱり~、影のブレーンが動いたね。

その時、大工サンの謝罪がどんな印象だったかを聞かれました。
ヤケになっている印象はなかったことを話しましたら、工事長も同じ感想でしたので、
大工サンに復活してもらうことに決まりました。

「お客様にいいものを提供することが第一であり、お客さまの現場が職人を更正させる場で
あってはなりません。『仰るとおり、ごもっとも!』
なにかまた不具合がおきましたら、その時はすぐ交代するよう本人にもラストチャンスで
あることを言ってあります。」

パトは工事長の本当に滑るように出てくる言葉に
「すごいなぁ、慣れてるなぁ」と思いながら、10分程お話を聞いていました。

パトがお願いしたのは、その内容をメールで欲しいということ。
には工事長からメールをしてもらうのが、一番です。
あの内容を正確にメールで説明するのは録音でもしない限り無理です。

30日、31日、1日で、ボードを剥がします。

立会い

2007-05-27 19:00:36 | 大工工事ストップ
5月25日  

6時30分から一条の さん、工事長、監督、我等夫婦で立会いです。
パトは再度現場をチェックするため、5時に現場入りました。
我等がチェックした所以外にもボードにマークがたくさん付いてます。釘に○、
その横に「出」
工事ストップをかけた翌日の午後、工事長が現場をチェックしたようです。

全部で一体何個のマークになったんでしょうか?
いちいち数えるのもバカバカしいので止めました。
もこの日はちょっと早めに仕事を終え6時ごろ到着。
二人で改めて不具合だらけのボードを眺めておりました。

***************  

この日、どうしたら棟梁親子を変えてもらえるのか?会社でも仕事が手につきませんので、
策を練ることにしました。(給料ドロボーでごめんなさいね、家では記事アップが精一杯)

感情的になりやすい性質ですので、ただ文句を並べるだけでは説得力に欠けます。
キラーン、とひらめきました。
『証拠写真がいくらでもデスクの上にあるんじゃぁないのっ。』

ってことで、ブログから図面放置現場、耐力壁受材バックリ割れ、土間断熱ボロボロ状態、
床暖傷だらけ&養生なし現場などを1ページ目に、大工道具散らかり放題を2ページ目に、
そして3ページ目には東隣の美しすぎるボード張り画像をドーンと貼りつけプリントアウト。

説明のポイントは・・・・

 ①今回ボードの件だけで棟梁親子を代えて欲しいと言ってるワケではない。
   小さなコトがコツコツと・・・をアピール。
 ②何かあるたびに監督に要望を伝えているが、すぐ対処されない。

   その一例: 床暖養生を頼んだら、1週間してようやく養生。
                        しかも、防湿シートで・・・・
 ③基本中の基本、整理整頓が出来ていない。
 ④棟梁親子のボード張りと東隣の違いを示し、これと同じぐらい綺麗にできる方を希望。
 ⑤契約前、契約後、「我家は急がないので いい棟梁が空くまで待ちますよ。」と何度も
   言ってあった。これが一条のいい棟梁のレベルなのか?

これらを軸にビジュアル付きで訴えれば、こちらの気持ちもかなり伝わるのではないか
という作戦です。

****************     ※『 』⇒パト、心の声

6時30分、 さん、工事長、監督がやって来ました。
まずは工事長が今回の件についての謝罪。すぐに2階へ上がり本題へ。

「昨日、現場を見させていただいたところ、天井、階段ホール以外のボード施工は
一条レベルに達していませんので全て張り替えます。」
『やっぱりね、当然だよね。でも、天井は許容範囲かぁ。』

天井、階段ホールは大工サンの作業です。なぜほどんどが棟梁なのかといえば
上棟応援と、大工サンの旅行が度重なり脚立作業を残して全て棟梁が施工しています。

大工サンの仕事が綺麗なのか?と言えば決してそうは思いません。東隣を見た後では
それが一条の一般的レベルだとしてもかなり低いように思えます。

そして核心の棟梁親子変更について。
工事長は、「職人の交代を検討しましたが、現在腕の良い職人は空いていません。
棟梁を作業から完全に外し、一定のレベルで全体が施工されるように大工サンのみで
工事の継続を考えています。」
『マジでぇ・・・

そんなことでは納得できるはずもなく、おもむろに作戦開始。
工事長は一通りパトの話を聞き、玄関上とベランダの不具合事件については
報告をうけていると言いました。
そして、3枚目の画像を見て驚いていました。
(ブログには紹介してない他の美しいボード施工も作戦シートに貼り付けてあります)
しかし・・・

「ここまで色々な経緯があったとは知りませんでした。この写真を拝見し、職人を変更して
欲しいというお気持ちもよくわかりました。でも、お隣のように施工が出来る職人は
そうそうおりません。」 ときっぱり言われてしまいました。

『おいおい、そんなに一条レベルって低いわけ?
負けじと、「でも、棟梁さんは “うちは皆このレベルです。” って仰ってましたよ。」
と言ったら苦笑いで、「相当、すばらしい職人さんですよ。」

まさにお隣は職人ピラミッドの頂点に立つ数少ない一流です。
だって、施工完璧、お掃除完璧、礼儀正しく更に人とのコミュニケーション力もすばらしい。

『じゃあ、どうすりゃいいのさっ』と思っていたら、
「大工サンにやり直しをさせて、もしそれでもダメなら交代ということではいけませんか?
チェックは私が責任をもってします。」
と工事長。

「でも、大工サンが今回の工事ストップをどう思っているのか、その気持ちがわからないまま
再開は嫌です。ヤケになっているのか、それとも反省をして心から初心に戻ってやり直したい
という気持ちがあるのか、それをちゃんと腹を割って聞いてください。
もし、少しでもヤケになっている態度が見てとれるなら工事長が責任をもって担当から
外してください。」

と、まあ、この日はこんな感じで話がまとまりました。
あと、パトがお願いしたことは、今までの施工に問題がないか工事長がチェックをすること。
がお願いした事は、整理整頓をしっかりすることと、工事長がチェックをする
リストをもらうこと。・・・あとは何だったっけ

も色々といい事言ってたと思うんですが、なんだか思い出せない。
自分では、かなり冷静だったつもりなんですが、
「目が血走ってたよ。」って後で言われてしまいました。

そして、いつもの営業マジックトークでパトをなだめる(?) さんですが、
この日ばかりは酷い現状を目の当たりにしてうなだれるばかりでした。

工事ストップ

2007-05-24 23:44:31 | 大工工事ストップ
■22日(火)
監督、 さんがコンセント位置の最終確認のため、夕方6時30分現場に到着。
しばらくして も仕事帰りに合流。
養生があるため部屋の中は薄暗くなってましたがなんとかコンセントの確認を終え、
1階のキッチンパントリー施工についても確認をしました。
7時過ぎ、まだ棟梁親子もいらっしゃったので、パントリーの施工を一緒に確認。
作業状況は、この日で2階のボードはほぼ終了していました。

■23日(水)
朝、パトは用があって実家に寄りましたが、棟梁親子の車はありませんでした。
昨日何も聞いてなかったので遅出か、はたまた上棟のお手伝いか?
会社帰り実家に寄ると、コーキング屋さんだけが作業中。
今日でコーキング作業も終了のようです。コーキング屋さんはSDG屋さんの
折り紙つきの方ですので、安心して作業をお任せしています。

この日、棟梁親子もいないので久々にじっくり家の中をチェックしました。
昨日実家に行った時はもう薄暗かったのですが、この日はまだ明るいうちに
中をチェックできました。

ボードの継ぎ目を触ると、やけに段がついてます。
パッと見ただけでは絶対わかりません。いつも全体だけをボーっと眺めてましたが、
この日は一部屋ずつ丁寧に見ました。
すると、うんざりするほど雑な施工がそこにあり、なぜ昨日監督が来る前までに
しっかり見ておかなかったのかと反省しまくりです。
6時半過ぎ も合流。 さんに工事ストップをお願いしました。
ひとまず家に戻り、夕食を済ませ と再び現場に行き総チェックをかけました。

※石膏ボード施工の注意点

【段差&カット不良&釘打ち不良】

  
          ①               ②                 ③

①この段差があるとクロスが浮いてしまいます。こんな場所が数ヶ所。
②角のカットがとにかく雑です。余分にカットされているのころばかり。
  こうなるとボードがふわふわしてクロスに影響大。②の画像は既に段差あり。
③石膏が割れている上、面取りがありません。カット張り合わせ部分は全て
  面取り加工要です。
  画像ではわかり辛いですが釘の頭が両方ともボードから出ています。
  クロス屋さんが全部ねじを締めなおす必要があります。忘れるとクロスが凸。

    
         ④                           ⑤

④釘を端に打ちすぎて石膏が割れています。下の赤丸はカットしすぎ。
⑤ここもカットしすぎです。

  
           ⑥                ⑦               ⑧

⑥赤丸は、角をL字にカットする時『クロスで見えなくなる部分だからいいだろう』
  という意識が働いて十文字のカットになっているように感じられます。
  窓枠の95%以上がこの赤丸状態。
  よってボードがふわふわしている所多数。矢印は面取りなしとあまりに雑なカット。
⑦どうやったらこんな釘打ちができるのか。打ち損じの極み。
⑧めり込みすぎの釘。頭が揃っているものはないのか?それに釘同士が接近しすぎ。

とにかく、釘打ち作業も雑です。無駄打ちが多すぎる上、等間隔に打ててません。

    
        ⑨                     ⑩

⑨接着剤が溝からはみ出ています。
⑩前からずーっと気になっていたこと。
  柱にも何箇所か携帯や洋服を掛けるための釘があります。施主からすれば、
  柱はまだしもボードにはやって欲しくありませんでした。(柱も嫌だけど)
 
これはほんの一部です。2階全部で気になった所は約80箇所以上ありました。
電球片手に壁という壁をすべて触って調べましたが、まだ見落としもあるでしょう。

■24日(木)

朝8時半、監督が来たという知らせをうけ、現場に急行。
昨日のチェックした箇所を見てもらいました。
そして明日、工事長と現場の立会いをします。

会社帰り、またまたショックを受けました。
だって・・・あまりにも綺麗に施工されたボードを見ちゃったからです。
いつも が「綺麗な仕事と現場だよ」と褒めている東隣の現場を見せてもらいました。

今ちょうどボードを張り終えたぐらいの状況ですが、とにかく仕事が美しい。
段差なんて皆無です。まるで、うちのSDG屋さんのような職人技です。
釘の頭が出てるところなんか無いし、とにかく規則正しく美しい。
間取りなんてまるで見てません。ボードしか目に入らなかった。

       
        【規則正しい釘打ち】            【どこもかしこも美しい】

それに比べて我家のボードといったら・・・

     【規則の欠片も無い釘打ち⇒我家】

ボードの施工が悪ければクロスがうまく張れません。
クロス屋さんにクレームつけて直してもらっても、土台のボートが悪いなら、
また不具合を繰り返すことになりかねません。 
家づくりってチームプレイですね。
次の職人さんの事まで考えて、綺麗な仕事が出来る方こそ匠です。