パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

築2年チェック ⑤

2009-09-21 22:34:46 | 築2年チェック
9月21日 


『シルバーウィーク』・・・いつからこんなネーミングになったんでしょう?
最近仕事も忙しく、更新しなくちゃとおもいつつなかなか出来ません。世の中連休中ですが
パトには関係ございませんので今日も明日も明後日も、仕事でぇ~~す。

さて、我家の壁紙補修ですが、10日程前 雨の中クロス屋さんが来てくださいました。
白ヤギさん(3人組のクロス屋さんのリーダーです)とは2年ぶり。なのに、白ヤギさんたら

「もう、1年になるのか~、早いね~。」

違うって・・・2年っすよ、2年。白ヤギさんは2年と聞いてびっくりしてましたが間違いなく
2年ですから~。クロスの気になるところは4箇所。

 ①寝室・・・壁に横線出現(2箇所)
 ②玄関・・・入隅にヨレ出現
 ③リビング・・・壁に縦線出現

寝室の2箇所は症状が同じでクロスに横一直線の筋が盛り上がってきています。
白ヤギさんが、クロスを剥がすとパテが盛り上がっていました。あまりにも簡単にクロスが
剥れるので

「クロスって結構綺麗に剥がれるんですね。」って呟いたら

「クロスによるね~。1枚剥がすのに1時間かかるクロスもあるよ。」ですって。

         

さて、画像の中央、パテが盛り上がって横線になってますね。ここはボードのつなぎ目で
パテを取り除くと凹んだ部分はVカットになっています。
パテが盛り上がる原因は、木が乾燥して動き、ボードに力が加わってズレが生じるから
だそうです。大体1年~2年で木も落ち着くそうですが木の力は凄く、ボードを突き破って
しまう木もあるそうです。(ちなみにそのお宅は他のHMだそうです)
今回の補修では、盛り上がりを防ぐためにボードのつなぎ目にネットが貼ってあります。

         
           【ネットの上からパテを塗って乾燥後クロスを貼ります】

もう1箇所の寝室の横線はクロスが10cm足りずに作業を断念しました。作業が出来ない
わけではありませんが、中途半端な位置でクロスをカットするので直したところが今度は
気になる場合があるというのでやめました。盛り上がった部分を白ヤギさんが、小さな専用
ローラーでコロコロ転がすと、あらっ!盛り上がりが随分目立たなくなりました。

この先また横線が盛り上がってきたら、工事長に連絡して壁紙を取り寄せてもらう約束を
いたしましたので、ここにメモっておきます。
不思議なことに、新しく貼るクロスは白さが目立つかなと思っていたのですが、今まで貼って
あったものより白くないんです。もとがベージュホワイトだったので貼っているうちに色が
抜けてしまったのかな?

お次は玄関。あまり目立つところではありませんが、一応玄関ですのでここはきちんと
直していただきました。

                
                    【中央に3本のヨレ】

画像ではわかり辛いのですが中央から右、斜めに3本ヨレが出ています。ここはクロスを
剥がすことなく、入隅にカッターナイフをいれてヨレを戻して終了。あっという間でした。

最後は直すかどうしようか迷ったリビングの縦線。なぜ迷うかといえば、直すとなると耐震
金具を取り付けた食器棚を移動しなければならいからです。
なにはともあれ、取りあえず白ヤギさんにリビングの縦線を見ていただきました。
ここはボードに段差ができて縦線が出現した模様。

      
              【縦線の右側ボードが盛り上がってます】

やはり、綺麗に補修するには食器棚を移動しなければ出来ません。移動してまで直す必要が
あるかといえばそこまでして・・・という気持ちにもなり迷い所です。
決めかねておりましたら白ヤギさんが、リビングとキッチンをウロウロし始めました。
なんだろうと思い白ヤギさんに伺うと、

「どっかないかな~。単独で貼ってあるところ。」

え?どういうこと?とワケわかんないままパトもウロウロしておりましたら、

「あった~、あったよ~。」

と引き戸を閉めてニコニコされておりました。引き戸に隠れていたクロスを剥がしても良いか
パトに確認を取ると、べりっと一気に剥がしてしまいました。

               
                【いつもは戸が開いています】

左下画像はつなぎ目部分から右側を20㎝程剥がし、そこに剥がしたクロスを貼る下準備中の
様子です。今まで貼ってあったクロスにパテが付かないようにクロスのつなぎ目にマスキング
テープを貼り右部分の盛り上がりが目立たなくくなる程度にパテを塗っています。

なぜ新しいクロスではなく剥がしたクロスを使うかといえば、クロスを剥がした部分はクロスと
一緒にボードの表面も剥れています。この剥れた表面のコンマ何ミリの厚みがクロスを貼った
後に段差となってつなぎ目が目立つのだそうです。
(新しいクロスを貼ると貼った部分だけわずかに凹む)

        

右上の画像は補習部分に色の差が出ておりますが、これは補習直後でクロスが糊で湿っている
からだそうです。翌日になれば色の差が目立たなくなるとのことでした。
現在はといいますと、こんな感じ↓なのですが、朝撮った画像なので光が弱くイマイチ曖昧な
感じに撮れてしまいました。

         

なんとなく中央に線があるのがわかりますでしょうか?食器棚を移動して補修すれば更に
完璧に直ったに違いありませんが、ここまで目立たなくなればOKです。 白ヤギさんの
補修箇所に合わせた多彩な技に見とれるばかりの午後でした~。

実はこの日、前回同様どしゃぶりの雨の中、床鳴りの補修にイケメン大工さんが登場して
くださいました。しかし、湿度が上がっていつもの床鳴りが治まってしまいました。
微妙に鳴る部分1箇所のみを補修して帰られましたので、誠に申し訳なく思っております。
再訪を心よりお待ちしておりますぅ~。 また雨の日来てくださいね~ 

築2年チェック ④

2009-08-16 23:28:54 | 築2年チェック
8月16日 


お盆中、何もイベントがなかった我家です。お盆どころか夏休み中何もないんだった・・・。
子どもたちも、海だの山だの、遊園地なんぞにも行きたいなんていう歳でもなくなりました。

「○○まで行くんだけど~、車で送ってくれな~い?」

送迎だけ頼まれます。

さて、畳の凹みを直すべく工事長が我家に来てくださったのは8月上旬。大工サン(我家担当)
と一緒かと思いきや、工事長は遅れて到着とのことでした。
そして大雨の中、来てくださったのは大工サンではなく、全く初対面の若い大工さん。

工事長が頼んでいるということは若くても腕は確かな職人さんに違いありませんが、ちょっと
誤算だったのが・・・イケメンだったんです。

『工事長のお中元かしら・・・

な~んて冗談ですって! ともあれ、畳の凹みと床鳴りを見ていただきました。

2階トイレ前の床鳴りは「ピシッ、ピシッ」というかなり高い音。大工さんが足で踏んで
その音の出どころを見極めます。パトは注射器で接着剤を注入するものだとばかり思って
おりましたが、なんと若き職人さんはカッターナイフを取り出しフローリングの継ぎ目に
ナイフの刃を立てているではありませんか!

「接着剤を注入しないんですか?」との質問に

「これは多分ワックスが隙間に入って鳴っていると思います。」

カッターナイフで一通り作業を終え再び足で踏んでチェックすれば、お見事!床鳴り一発解消
されました。

他にはクローゼット前の床鳴りが2ヶ所。ここは床鳴りが出やすい場所でなかなかの難所
らしいです。接着剤を注入してもクローゼットのレール手前の板(画像が暗すぎてわからない
との兼ね合いで1回では解消されない場合もあると注入前から説明がありました。

          
              【手前の注入剤が調子悪くなり注射器に変更】

とりあえず接着剤が固まるまで1日様子を見ましたが、我家の場合はうまくいったようです。
でも、他にもまた床鳴りを見つけてしまいましたので、後日別の作業と一緒に直して頂く
予定です。

床を踏んでみて凹みを感じない床鳴りはワックスが原因の場合が多いそうです。カッターを
使って直せるなら簡単のように思えますし、見ていても簡単そうでしたが、はやり素人では
うまく出来ないそうです。(深くカッターを入れていましたので床暖パイプを傷つけそう・・・)

1階和室の畳の凹みも、隙間に板やクッション材を入れいただき解消したしまた。
現在建築中のお宅は、我家の時と仕様が変わっているので多分こんな凹みは出ないと思います。
2階和室の畳下のパイプ浮きもビスを打っていただきました。

          
              【板やクッション材を入れて段差をなくしました】

お次は食器棚の引き出しを閉めると跳ね返ってくる不具合です。最初はレールが悪いのかと
思い、工事長が新しいレールを取り寄せて下さいましたが、実際はレールには何の問題も
ありませんでした。原因は小さなゴム部品。ゴムの一部が切れてクッションの役目がなくなって
しまったのがいけなっかったようです。新品と交換後はすっかり元通り。

 
    【レールの奥にゴム部品が取り付けてあります】          【ここが原因】

標準のシンク引出しとオプションの食器棚引出しでは仕様が違うそうです。あくまでもこの
ゴム部品はオプション用ですのでお間違いのないようにお願いしま~す。

お盆明けは壁紙に突入したいところですが、 の出張がまた入りそうでなかなか先に
進めません。

築2年チェック ②

2009-07-23 19:38:53 | 築2年チェック
7月23日  時々 


本日は引戸の調整について。
我家の2階、扉8箇所のうち7箇所が引戸です。1年以上前、工事長に引戸が重いところを
調整していただきましたが、毎日使っているうちに戸のバランスが狂ってきたのかしら?
もともと一条の扉は重いのですが、トイレ、洗面所、子ども達の個室が以前より重くなり、
トイレに関しては扉の半分まで閉めると残り半分がやけに重たい状態です。

引戸はレール部分にホコリが溜まり易く、拭き掃除をしてもすぐに平たく押しつぶされたような
ゴミが付きます。
見える部分のレールはがっつり拭くんですけど、どうしても真ん中部分の5cmぐらいは
戸を外さないと拭き掃除はできません。

いちいち戸を外すのも大変なのでそこは目をつぶってお掃除しております。戸が重くなるのは
ゴミが溜まるのももちろんですが、新築の場合は木が動くこともあり、安定するまでにやはり
2年ぐらいはかかるそうです。

ヒドイ場合は上の溝を削ったりすることもあるそうですが、我家の場合は上の溝にスプレーを
して滑りを良くし、戸の下にあるネジで上下左右のバランスを調整することで、めっちゃ戸が
軽くなりました。

 
       【上部の溝に潤滑油をスプレー】            【カバーを外すとネジ出現】

もう、トイレなんかちょっと押すとスル~と最後まで閉まり、今までの調子でヨイショっと
力まかせに閉めるとドカーンと壁にぶつかり戸が跳ね返ってきます。

建具屋さんによれば、軽すぎても重すぎてもダメで、それぞれの家によって感じ方が違うので
なかなか難しいところのようです。
ちなみに、どんなスプレーを使っていたかといえば、こちら↓ ちょっと拝借。

                    【無臭性防錆潤滑剤】

今回、レールから引戸を外した際にいつもしない5cm部分のお掃除ができました。これで当分
ここはお掃除しないなぁ。だって本当にこの引戸重いんだもん。

引戸も重いのは辛いですけど、一条の樹脂サッシもすごく重いと感じませんか?
機密性が高いのでピッタリと閉まるのは当然なんですけど、ピッタリすぎて開ける時にかなり
粘着質な感じですよね~。
窓の前に机なんか置いてあるともう力が入らなくてとっても開け辛い。 のミシン部屋も窓の
前にミシンがあるので開けるのがかなり辛いようです。建具屋さんに調節していただき
ましたが、ここはほんの気持ち軽くなったかなぁ~?程度です。

2年が過ぎた後は、戸が重いだの軽いだの・・・全て自分で調整ってことですねぇ。
次回チェック③は「熱交換型換気扇-2年目にして知る真実」です。たぶんパトだけが
知らなかった事でしょうけど・・・。

築2年チェック ①

2009-07-18 23:54:44 | 築2年チェック
7月18日 

9月20日で丸2年。そろそろチェックに本腰を入れるべく、先週の土曜日、工事長に
1年3ヶ月ぶりに来ていただきました。そして気になる箇所を1つずつ確認作業。

【1階】
 ①和室の畳に凹みがある。
 ②キッチン換気扇異音
 ③キッチン食器の棚引き出しの1つが閉めると跳ね返ってくる
 ④玄関脇壁紙のよれ
 ⑤リビング壁紙の張り合わせ部分が一部浮いている
 ⑥床暖の補充液について
 ⑦玄関クローゼット前の床鳴り

【2階】
 ①床鳴り・・・トイレ前、寝室、洗面所
 ②24時間換気のモーター音が1箇所だけ大きい
 ③トイレ、洗面所の引き戸が以前より重くなっている
 ④夏場の異音(金属音)
 ⑤縁なし畳のシャリシャリ音

【その他相談】
 ①夏場の日よけ対策
 ②室外機のパイプ(えのき)露出
 

この中で即答していただいたのは、床暖補充液について。
10年ぐらいは大丈夫とのことでした。しかし、気をつけなければいけないのは室外機の
バルブからピンクの液が漏れていないかを床暖の季節が過ぎたらチェックすること。
どうしてそこから液漏れするのか聞いたけど忘れました・・・。 また聞いておきます。

そして、以前からず~っと気になっていた「えのき」の露出。我家のように正面から見える
タイプと室外機の後ろに隠れて見えないタイプがあるそうですが、個々の家によって
なるべくパイプを曲げないように施工してあるのでどちらが良い悪いはないそうです。

でも、えのきが紫外線にあたって劣化するのはこの先あるかもしれない。けれど、中にある
樹脂パイプが紫外線によってダメージを受けることはまずないそうです。
ということで、ひとまず安心。でもやっぱり心情的には紫外線には当てたくないなぁ。

今回は工事長がどこかを直すことはなく、全て業者の方に来ていただくようなので1時間半
ほどでチェックは終わりました。

そして今日、畳屋さんに和室の凹みと建具屋さんに引戸のチェックをしていだだきました。
まずは畳屋さんから。 真壁和室の畳が一部すごく凹んでいるので換えて欲しいとお願い
していたのですが、畳屋さんが一踏みするとすぐ

「これは・・・。」

とつぶやき畳をすぐさま上げました。なんと、畳が凹んでいるのではなく、床が凹んで
いたのです。
パトは入口付近しか気が付きませんでしたが、畳屋さんが

「隣の畳も凹むはずですよ。」
と言って隣も畳を上げてくださいました。・・・あらら、繋がってる。ここは の部屋の前。

 
     【畳の厚さが1cmしかないので影響大】          【凹みは繋がっていました】

パトは滅多に通らないので全くノーマーク。
畳屋さんによると、今はこの凹みをなくすような施工をしているのでこの問題は床を直す
ことで解決できるそうです。

続きまして2階の畳。シャリシャリ音が気になるので畳屋さんに踏んでいただきました。
これは以前のペコペコ音とは全く別物で、畳の裏に張ってある糸が擦れる音のようです。
これは仕方ありません。ま、大きな音ではないので問題なしです。

そして音は出ないんですけど、ほんのちょっと違和感のある踏み心地部分があるのでそこの
畳を見ていただきました。

         
                 【踏むと微妙にパイプを感じます】

おやおや、これまた畳に問題があるのではなく、床暖パイプが浮いているではありませんか!
畳屋さん曰く、パイプが暖まると浮いてきたりすることがあるみたいです。しかし、これを
放置すると最悪パイプから液漏れがあるそうで、畳がピンクに染まったりして畳屋さんの
出動となります。 

「今回の件は私から工事長に報告させていただきます。」

そう仰って畳屋さんは帰られました。畳に悪い所は全く無しで、なんだか申し訳ない気持ち。
でも、畳のチェックをしていただき、パイプ浮きも発見できたので良かった良かった。

そういえば、我家に和室はもう一部屋ありますけど、一枚たりとも畳も上げることが出来ない
部屋ですので何気にスルー。畳屋さんも

「入らない方が良さそうですね・・・。

と苦笑い。
次回は引戸チェックをご報告いたします。