パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

没になったワケ

2007-01-09 00:17:37 | 一条に決めるまで
各HMを決して否定しているワケではありません。

1.ソーラーサーキット(SC)の家

① 最低坪60万円からだった。(一番の理由・・・一条も負けてない価格ですが)
② シロアリ対策にいまひとつ不安があった。
③ 火災時、ダンパー(通気口)から火が回ると一気に燃えてしまうと言われた。

理由のひとつにはなりませんが、殺虫剤(クレゾール)事件でちょっと
心配になりました。(施工業者が最悪なんですが)
SCの家は扱いを間違うととんでもないことになるんです。
※詳しくは『いい家をつくる会』のHPで
  http://www.ii-ie.com/main/modules/n_book/
  自社にマイナスとなる記事をあえて載せる事はそれだけ真剣に家づくり
  をしているということでもありますね。

SCの家自体の構造はとてもすばらしく、環境にやさしい家です。
エアコンをそんなに使わなくても夏涼しく、冬暖かいが売りで、
実際のところ本当に冬は暖かでした。
(資金たっぷりだったらSCの家になっていたかも)

担当のベテラン設計士さんは、女性でとても感じの良い方でした。
構造、住み心地、メンテナンス、こちらの質問全てに
わかり易く説明してくださいました。

『さらに「いい家」を求めて』の著者のお母様がSCの家について
説明を受けたとき、いいことずくめの説明にふと疑問を感じ、
「SCの家に欠点はないのですか?」と質問したのを思い出し、
パトも同じような質問を投げかけました。
本に書いてある弱点のシロアリ、火災に弱い等については
こちらから質問してそれなりの回答をしていだだいたので
ちょっといじわるだったかな。
「○○さん(設計士さん)が考えるSCの家の欠点は何ですか?」

設計士さんはちょっと考えて「それは、乾燥しすぎる事です。」
と言われました。
この工務店さんの事務所はSCでした。(だったはず)
パトがこの設計士さんに名刺をいただいた時
彼女の第一印象は、“お顔がカサカサ”。
もうどうしようもなくお肌が乾燥していたのです。
ただでさえ乾燥肌のパトはちょっと怖くなりました。

今思えば、高気密高断熱を売りにするどのHMも過乾燥は同じですね。
夢の家もひどいと20%台まで下がると言われました。
乾燥は今後の大きな課題です。

2.富士ハウス

① 集成材の真実を知ってしまった。
② 設備がイマイチ。

ここはメーターモジュールで広々。階段だって廊下だって余裕たっぷりです。
は新築の展示場で見た和室の大黒柱が集成材だと知って
その出来に驚いていました。パッと見て集成材に見えません。

工場見学で経過年数によりドアが開かなくなっているムク材と
スムーズな集成材の展示があったりして、すっかり気持ちは
集成材だったのです。

まだ契約を決めかねている時、築3年の富士ハウスの展示場に行きました。
そこの和室大黒柱を見たのが運命の分かれ道。
あまり人が見ない柱の上あたり、集成材の化粧シール(?)が
ちょっとだけよれていたんです。たった3年だったんです。
展示場の方も みたいに細かい所見ちゃう人がいるんだから、
ちゃんと直しておかないと、お客さん減っちゃうよ。

もう は一気に富士ハウスから気持ちが離れました。

その直後、富士ハウスの隣が一条で、入り口のお姉さんに手招きされ
入ってしまったんです。

3.サンワホーム

① オプションばっかり。
② 六面輻射冷暖房はまだ新しい技術で確立されていないと勝手に判断。
③ SCの家より更に乾燥しそうだった。

さすが、檜たっぷりだけあって、とても贅沢な家でした。
が、サンワホームを契約する前に工場見学の感想を書いて提出しなければ
ならず、社長が認めた方のみにお売りします的なことを言われました。
お客が審査される感じがちょっと嫌だったのもあります。

4.地元工務店

① 断熱材がグラスウールだった。
② デザインが洗練されずイマイチだった。

5.住友林業

① グラスウールだったのが決定的。

超お気に入りの和室デザインは切り捨てがたく、このデザインを採用して
一条の設計士さんお願いしました。
しかし、一条の制約が(オプション)多すぎて程遠いものになりそうです。





こんな感じで、一条に決まっていきました。

HMあれこれ

2007-01-07 01:56:31 | 一条に決めるまで
我等が家を建てると決めから、多くのHMを渡り歩きました。
今更ですが、その中で候補に残ったHMを思い出しながら書いてみます。

1.ソーラーサーキットの家

新聞の1面左下、定期的に『いい家が欲しい』という
本の広告が載ります。
「もう建ててしまった人は読まないでください。」
手招きオーラーを放つそのキャッチコピーにしてやられました。

本屋さんで手に取ってみたものの、内容が専門的で素人には
わかり辛さ満載。
しかし、その隣にあった『さらにいい家を求めて』という
主婦目線で書かれた本が、パトの心をぐっとつかみました。



なにも知らないパトは、即洗脳され、家は高気密高断熱、
そしてやっぱり外断熱。
この本を読むと、なんて外断熱ってすごいのっ!となります。
ソーラーサーキットの家を実際見学して、そこで初めて樹脂サッシなる
ものを知り、その機能に は感心しておりました。
窓を閉めると外の喧騒がふっと消え去るのが驚きでした。
訪れたのは冬、住んでいるマンションと違い、サッシが冷たくありません。

外の気温9度、しかし家の中は朝暖房を切って随分たつのに、
どこも19度以上です。
ここでは、家の機能というものを学びました。


2.富士ハウス

ふらっと立ち寄った現代和風の外観が素敵な展示場。
そこの営業マンに 『数ある木造建築の展示場の中で、補強工事なしで
2階にピアノが置けるのは当社だけです』の一言にグラリ。

各部屋の間仕切り壁にも全てパネル断熱材を入れるCAPS工法。
強度が高く、地震に強い。これもポイント高いです。

あれよ、あれよという間に話は進み、契約一歩手前まで。
ここでは、集成材とムク材の違い、そのメリットとディメリットを学びました。


3.サンワホーム

希少価値の木曽檜をたっぷり使った贅沢な家。
ここも高気密高断熱。ソーラーサーキットに近い感じですが、
違いは六面輻射冷暖房なる壁内部の空気を強制的に機械で回す
ハイテクなシステム。

『エコハウスなので政府から最高300万円の補助金をもらえた方がいます。』
という営業マンのささやきにホォ~
『限りある木曽檜なので1年に決まった数しか建てられません。
ですから、無理にセールスする必要はありません
の言葉に、なるほどねぇ そんなセールスもありかぁ。

檜を扱う現地の檜工場見学にも参加。坪55万で檜の家。いいかも
ここでは、檜に熱い工場の社長から木材の見分け方や性質を教えられました。


4.地元工務店

ここの社長はまだ若くて多彩。 ムクにこだわり、大工にこだわる。
ソーラーサーキットの施工店でもあったため、勉強熱心。
現在は土壁のすばらしさを見直し、土壁の家も数多く施工中。
ここでは、大手HMと地元工務店ならではの違いを勉強いたしました。

5.住友林業

展示場で見た2階の和風リビング。
その素敵な事といったら・・・
もうすっかり我家のリビングはそれに決まりです。
ここでは・・・
しかし、デザインは素敵。さすが、大手HM。

一条、富士ハウス、サンワホームは工場まで行きました。
どのツアーも1家族に1人営業マンがべったり張り付いていたため、
一緒に参加した方々との情報交換はできません。
これは残念です。

同じ目的を持って集まっているのにろくに話もできません。
バスではビデオ、到着すれば見る、聞く、体験・・・忙しいったら。
これは仕方ないですね。

プチ情報ですが、富士ハウスのお昼は美味しかったです。
サンワホームはそば打ち体験付き。
一条のお弁当はいまひとつ。(すみません)
富士ハウスと一条では、ボタンを押せばジュースがタダで出てくる
自動販売機には大興奮でした。