パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

工事ストップ

2007-05-24 23:44:31 | 大工工事ストップ
■22日(火)
監督、 さんがコンセント位置の最終確認のため、夕方6時30分現場に到着。
しばらくして も仕事帰りに合流。
養生があるため部屋の中は薄暗くなってましたがなんとかコンセントの確認を終え、
1階のキッチンパントリー施工についても確認をしました。
7時過ぎ、まだ棟梁親子もいらっしゃったので、パントリーの施工を一緒に確認。
作業状況は、この日で2階のボードはほぼ終了していました。

■23日(水)
朝、パトは用があって実家に寄りましたが、棟梁親子の車はありませんでした。
昨日何も聞いてなかったので遅出か、はたまた上棟のお手伝いか?
会社帰り実家に寄ると、コーキング屋さんだけが作業中。
今日でコーキング作業も終了のようです。コーキング屋さんはSDG屋さんの
折り紙つきの方ですので、安心して作業をお任せしています。

この日、棟梁親子もいないので久々にじっくり家の中をチェックしました。
昨日実家に行った時はもう薄暗かったのですが、この日はまだ明るいうちに
中をチェックできました。

ボードの継ぎ目を触ると、やけに段がついてます。
パッと見ただけでは絶対わかりません。いつも全体だけをボーっと眺めてましたが、
この日は一部屋ずつ丁寧に見ました。
すると、うんざりするほど雑な施工がそこにあり、なぜ昨日監督が来る前までに
しっかり見ておかなかったのかと反省しまくりです。
6時半過ぎ も合流。 さんに工事ストップをお願いしました。
ひとまず家に戻り、夕食を済ませ と再び現場に行き総チェックをかけました。

※石膏ボード施工の注意点

【段差&カット不良&釘打ち不良】

  
          ①               ②                 ③

①この段差があるとクロスが浮いてしまいます。こんな場所が数ヶ所。
②角のカットがとにかく雑です。余分にカットされているのころばかり。
  こうなるとボードがふわふわしてクロスに影響大。②の画像は既に段差あり。
③石膏が割れている上、面取りがありません。カット張り合わせ部分は全て
  面取り加工要です。
  画像ではわかり辛いですが釘の頭が両方ともボードから出ています。
  クロス屋さんが全部ねじを締めなおす必要があります。忘れるとクロスが凸。

    
         ④                           ⑤

④釘を端に打ちすぎて石膏が割れています。下の赤丸はカットしすぎ。
⑤ここもカットしすぎです。

  
           ⑥                ⑦               ⑧

⑥赤丸は、角をL字にカットする時『クロスで見えなくなる部分だからいいだろう』
  という意識が働いて十文字のカットになっているように感じられます。
  窓枠の95%以上がこの赤丸状態。
  よってボードがふわふわしている所多数。矢印は面取りなしとあまりに雑なカット。
⑦どうやったらこんな釘打ちができるのか。打ち損じの極み。
⑧めり込みすぎの釘。頭が揃っているものはないのか?それに釘同士が接近しすぎ。

とにかく、釘打ち作業も雑です。無駄打ちが多すぎる上、等間隔に打ててません。

    
        ⑨                     ⑩

⑨接着剤が溝からはみ出ています。
⑩前からずーっと気になっていたこと。
  柱にも何箇所か携帯や洋服を掛けるための釘があります。施主からすれば、
  柱はまだしもボードにはやって欲しくありませんでした。(柱も嫌だけど)
 
これはほんの一部です。2階全部で気になった所は約80箇所以上ありました。
電球片手に壁という壁をすべて触って調べましたが、まだ見落としもあるでしょう。

■24日(木)

朝8時半、監督が来たという知らせをうけ、現場に急行。
昨日のチェックした箇所を見てもらいました。
そして明日、工事長と現場の立会いをします。

会社帰り、またまたショックを受けました。
だって・・・あまりにも綺麗に施工されたボードを見ちゃったからです。
いつも が「綺麗な仕事と現場だよ」と褒めている東隣の現場を見せてもらいました。

今ちょうどボードを張り終えたぐらいの状況ですが、とにかく仕事が美しい。
段差なんて皆無です。まるで、うちのSDG屋さんのような職人技です。
釘の頭が出てるところなんか無いし、とにかく規則正しく美しい。
間取りなんてまるで見てません。ボードしか目に入らなかった。

       
        【規則正しい釘打ち】            【どこもかしこも美しい】

それに比べて我家のボードといったら・・・

     【規則の欠片も無い釘打ち⇒我家】

ボードの施工が悪ければクロスがうまく張れません。
クロス屋さんにクレームつけて直してもらっても、土台のボートが悪いなら、
また不具合を繰り返すことになりかねません。 
家づくりってチームプレイですね。
次の職人さんの事まで考えて、綺麗な仕事が出来る方こそ匠です。