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モーツァルトCDの風景20:宗教絵画の世界

2012年10月04日 | モーツァルト

マウルベルチュ:「Himmhlfahrt Mariens」

<モーツァルト:モテット<エクスルターテ・ユビラーテ>K.165・レジナ・チェリ ニ長調K.108・レジナ・チェリ 変ロ長調K.127他 カークビー(S),ホグウッド指揮/アカデミー室内合奏団 (L'OISEAU-LYRE 411 832-2 輸入盤)>
「エクスルターテ・ユビラーテ」は有名な曲。第二楽章のほのぼのとした温かさは絶品。終楽章のアレルヤは、ソプラノのコンンチェルトさながらである。
「レジナ・チェリ ハ長調」は知られざる秀作。「天の元后」と題されるこの音楽は聖母マリアに、御子キリストの復活を祝うもので、晴れやかで清澄な音楽である。


コレイン・デ・コテル:《恩寵の玉座》 (1510頃)

<モーツァルト:ミサ<ドミニクス・ミサ>K.066・ミサ曲<三位一体の祝日のためのミサ>K.167 シュリック(S),ノイマン指揮/コレギウム・カルトジアヌム (Virgin 7243 5 61303 2 輸入盤)>
「ドミニクス・ミサ」は13歳で作曲した大ミサ曲で晴れやかな曲である。
「三位一体の祝日のためのミサ」は独唱をいっさい排した特異なミサ曲。第6曲アニュス・デイはゆるやかな旋回音を伴う、たっぷりとした壮麗な楽想から始まり、弦の繊細な挿入音型がやさしさを添え、穏やかな終章をなす。


マリアロッシ:「Rossi:La Gloria」

<モーツァルト:ミサ曲<クレード・ミサ>K.257・聖体の祝日のためのリタニアK.243 マグヌス(S),アーノンクール指揮/ウィーン・コンツェントォス・ムジクス (TELDEC 9031-72304-2 輸入盤)>
「聖体の祝日のためのリタニア」はモーツァルトの教会音楽の多彩な魅力をこの一曲に集めたような傑作。こんなすばらしい曲なのに録音は少ない。


ポントルモ:「十字架降下」(1525)

<モーツァルト:ミサ曲 ハ短調K.427 ルッセル(S),マーク指揮/パドヴァ・ベネト管弦楽団 (ARTS 47385-2 輸入盤)>
「ミサ曲 ハ短調」は1783年10月ザルツブルク聖ペータース教会で初演。未完ながら驚嘆すべき作品。


フラ・アンジェリコ:「受胎告知」

<モーツァルト:ミサ曲 ハ長調<戴冠式>K.317・証聖者のためのヴェスペレK.339 スティック・ランドール(S),リステンパート指揮/ラ・サール室内管弦楽団 (ACCORD 220 412 輸入盤)>
「戴冠式ミサ」は1791年にプラハで行われたレオポルトⅡ世の戴冠式で演奏されて以来この名がついた。式典にふさわしい名作。
「証聖者のためのヴェスペレ」はザルツブルク時代の最後をしめくくる名作。<ラウダーテ・ドミヌム>のソプラノ独唱が特に美しい。マリア・シュターダーの絶唱は、開始部が印象深い。


セバスティアーノ・リッチ:「S.Franciscus of Paola reawakens a dead chid」

<モーツァルト:ミサ曲<聖三位一体のミサ>K.167・ミサ・プレヴィスK.258・ミサ・プレヴィス<オルガン・ミサ>K.259他 ボニー(S),マグヌス(A),アーノンクール指揮/ウィーン・コンツェントォス・ミジクス (TELDEC WPCS-6481)>
「オルガン・ミサ」、第5曲ベネディクトスは動きのある愛らしい楽想にのせた独唱、第6曲アニュス・デイは第1ヴァイオリンが美しく優雅な旋律を奏し第2ヴァイオリンがピチカートでそれにともなう、親しみに溢れるセレナード風のアニュス・デイ。


ルーベンス:「Christ's Charge to Peter」(1616)

<モーツァルト:ミサ曲<聖三位一体のミサ>K.167・ミサ・プレヴィスK.140・ミサ・プレヴィスK.65 ドーナス(S),ケーゲル指揮/ライプツィヒ放送交響楽団 (PHILIPS PHCP-3808)>
「聖三位一体のミサ」は独唱をいっさい排した特異なミサ曲。第6曲アニュス・デイはゆるやかな旋回音を伴う、たっぷりとした壮麗な楽想から始まり、弦の繊細な挿入音型がやさしさを添え、穏やかな終章をなす。


ウェスト:「Death on the Pale Hors」(1776)

<モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626・キリエ ニ短調K.341 ルーベンス(S),ヘルヴェッヘ指揮/エルゼー室内管弦楽団 (harmonia mundi HMC 901620 輸入盤)>
「レクイエム」はラクリモーザの8小節目で絶筆となった。ジェスマイヤーおよびアイブラーの補作がある。
「キリエ ニ短調」は正に隠れた最高傑作だと思う。最近この曲が、一七八〇年ではなく最晩年のものではないかと考えられるようになった。

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