迎賓館の特別参観のお知らせがあり、応募したら参観はがきが届いた。
どうやら毎年一日しか参観日がないようで、今日の日がその参観日である。
朝から真夏の炎天下、10時の開始時間にできるだけ合わせ、比較的涼しい時間に参観しようと出向いた。
迎賓館は、外国の元首や首相などの賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた国の施設で、
明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる)として建設されたもの。日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築である。
戦後は国立国会図書館として使用された時期もあり、私も学生時代に何度かこの図書館に通った経験がある。
その時は正面玄関から入れて中央の階段(現在は赤い絨毯が敷かれている)を2階に出入りしていた。
改装前で古びていたが、さすがに重厚で気品を感じさせる佇まいだったように記憶している。
迎賓館前の通りから
正門・塀
西門から入場
すぐ荷物検査があり、バッチをもらって入る
参観 案内図
<迎賓館 外観参観>
本館入口
迎賓館全体
ネオバロック様式の壮麗な洋風建築で、緑青の屋根、花崗岩の外壁、各種の装飾類などが調和のとれた美しさをかもし出している。
前庭から正門をながめる
正門玄関
正面中央にはバルコニーのついた玄関がある。緑青の屋根には日本の甲冑を形どった装飾が左右対称をなし、中央部には菊の紋章が飾られている。
屋根 天球儀と霊鳥という独特の飾り
本館内部への入り口へ
<迎賓館 内部参観>
(内部は撮影禁止だったので、内閣府サイトの写真を借用した)
各部屋の説明は参観パンフレットより引用。
彩鸞の間
10枚の鏡が部屋を広く見せており、明るく気品が感じられる。
晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されている。
花鳥の間
重厚でやや暗い感じがする。
名は天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来。明治期の七宝焼の天才・涛川惣助が焼いたもの。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂である。
中央階段・大ホール
2階大ホールから見下ろすと中央階段の床に赤じゅうたんが敷かれている。
朝日の間
天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来する。周囲の16本の円柱はノルウェー産の大理石で、色といい形といいこれはみごと。
この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等の行事が行われている。
羽衣の間
謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300平米の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来。3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なものだそうだ。正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつて、この部屋が舞踏会場として設計されたことが偲ばれる。この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されている。
<迎賓館 裏庭・噴水参観>
裏庭に行く
迎賓館の裏手に大きな噴水がある
松越しに噴水を望む
裏から見た迎賓館
噴水を背にした迎賓館
鮮やかな赤いサルビアと噴水
噴水
私が国立国会図書館の時に出入りしていたおりに、見た噴水がこれだと、記憶がよみがえった。大変懐かしい。
グリフィンの像が水を噴いている
植木が並べられていた
裏側を一回りして出たところ
12時過ぎに参観を終え退場した。
内部は鮮やかに蘇り絢爛豪華な印象をもった。かつてウィーンのシェーンブルン宮殿を訪れたが、その時と同じくらい目の保養を得た気分であった。
35度を超える真夏日、そうそうに自宅へ戻ることにした。
どうやら毎年一日しか参観日がないようで、今日の日がその参観日である。
朝から真夏の炎天下、10時の開始時間にできるだけ合わせ、比較的涼しい時間に参観しようと出向いた。
迎賓館は、外国の元首や首相などの賓客に対して、宿泊その他の接遇を行うために設けられた国の施設で、
明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる)として建設されたもの。日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築である。
戦後は国立国会図書館として使用された時期もあり、私も学生時代に何度かこの図書館に通った経験がある。
その時は正面玄関から入れて中央の階段(現在は赤い絨毯が敷かれている)を2階に出入りしていた。
改装前で古びていたが、さすがに重厚で気品を感じさせる佇まいだったように記憶している。
迎賓館前の通りから
正門・塀
西門から入場
すぐ荷物検査があり、バッチをもらって入る
参観 案内図
<迎賓館 外観参観>
本館入口
迎賓館全体
ネオバロック様式の壮麗な洋風建築で、緑青の屋根、花崗岩の外壁、各種の装飾類などが調和のとれた美しさをかもし出している。
前庭から正門をながめる
正門玄関
正面中央にはバルコニーのついた玄関がある。緑青の屋根には日本の甲冑を形どった装飾が左右対称をなし、中央部には菊の紋章が飾られている。
屋根 天球儀と霊鳥という独特の飾り
本館内部への入り口へ
<迎賓館 内部参観>
(内部は撮影禁止だったので、内閣府サイトの写真を借用した)
各部屋の説明は参観パンフレットより引用。
彩鸞の間
10枚の鏡が部屋を広く見せており、明るく気品が感じられる。
晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されている。
花鳥の間
重厚でやや暗い感じがする。
名は天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来。明治期の七宝焼の天才・涛川惣助が焼いたもの。
この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂である。
中央階段・大ホール
2階大ホールから見下ろすと中央階段の床に赤じゅうたんが敷かれている。
朝日の間
天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来する。周囲の16本の円柱はノルウェー産の大理石で、色といい形といいこれはみごと。
この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等の行事が行われている。
羽衣の間
謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300平米の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来。3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なものだそうだ。正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつて、この部屋が舞踏会場として設計されたことが偲ばれる。この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されている。
<迎賓館 裏庭・噴水参観>
裏庭に行く
迎賓館の裏手に大きな噴水がある
松越しに噴水を望む
裏から見た迎賓館
噴水を背にした迎賓館
鮮やかな赤いサルビアと噴水
噴水
私が国立国会図書館の時に出入りしていたおりに、見た噴水がこれだと、記憶がよみがえった。大変懐かしい。
グリフィンの像が水を噴いている
植木が並べられていた
裏側を一回りして出たところ
12時過ぎに参観を終え退場した。
内部は鮮やかに蘇り絢爛豪華な印象をもった。かつてウィーンのシェーンブルン宮殿を訪れたが、その時と同じくらい目の保養を得た気分であった。
35度を超える真夏日、そうそうに自宅へ戻ることにした。