森と広場の桜の開花

　二十一世紀の森と広場の桜が開花した。
私は花粉症が進み寝不足のうえ今日は帽子にマスクが離せず、
車を止めて少し見て回った。
広場の桜の木も年々大きくなって見栄えが良くなってきたようである。
まだ５分咲きの感じだが、今日は土曜のせいか花見客が多い。
あちこちでシートを敷いて花見を楽しんでいる家族連れが目立つ。
菜の花畑が一面綺麗で、紫色のムラサキハナナも彩を添えている。
観察舎からはいつものカワセミが頑張って小魚を突付いていた。
広場から帰り道の八ヶ崎桜並木はもう満開のようであった。

今年のセロジネ・インターメディア

　石付きのセロジネ・インターメディア、今年は花茎が５つも開花した。
開花時期は昨年より２０日程遅れた。
これは冬の間寒い廊下に取り込んで置いたためだろうと思う。
　セロジネ・インターメディアは、セロジネの原種であるクリスタータとマッサンゲアナとの交配種で、セロジネの中でももっとも作りやすい丈夫な品種である。
香りのある下垂性の白花をたくさんつける。
　原種は東南アジアのジャングルの奥深くに見られるそうで、日本の温室もない場所で無事育つのは品種の改良のおかげでもあるけれど、感慨深いものでもある。
　我が家ではこの花が咲くと春到来といえる。

湯島天神梅まつり

　湯島天神梅まつり、今日が最終日なので白梅太鼓を見たくて出掛けた。
梅は一部で満開が見られたが、大方は未だ７分咲きであった。
狭い境内には相変わらず人があふれており、
まつりならではの華やかさが感じられる。
梅は古木が多く木肌は都心のせいか環境汚染で痛々しい。
それでも赤・桃・薄黄・白と色とりどりで、ほのかな香りが漂う。
桜のような華やかさはないが、梅はどことなく気品が感じられる。
　まつりの舞台でひさしぶりに白梅太鼓を見ることができた。
独特の拍子で太鼓を打ち分け、お互いにすばやく移動し合う。
捻り鉢巻にハッピ姿の若い娘さん達が声を上げながらバチを叩く姿は、
いつ見ても元気をもらえていいものだ。
今日はおまけにベリーダンスや津軽三味線まで見ることができた。
おかげで気分良く家路に帰れたのである。