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モーツァルトCDの風景15:楽器を奏でる絵画

2012年05月11日 | モーツァルト
 ヨーロッパのロココ絵画等に楽器を奏でる絵画が多くみられる。
モーツァルトの音楽にこれらロココ調の楽器を奏でる絵画は大変良く似合うものだ。
田園風景や天上での典雅な響きはまさにモーツァルトの世界である。


ドゥルーエ:「田園の楽奏」 

<モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲K.299・フルート協奏曲第1番K.313他 ベズノシューク(F)、ホグウッド指揮/エンシェント室内管弦楽団 (L'OISEAU-LYRE POCL-5243)>  
「フルートとハープのための協奏曲」はド・ギーヌ公爵とその令嬢のために1778年にパリで書かれた。典雅なロココ模様のようにからみあう二つの楽器の個性を存分に生かした人気の高い名作。


ドゥルーエ:「田園の楽奏」原画
18世紀の王侯貴族の家族の肖像のような絵画である。中央の二人の女性の美しさは格別である。その婦人と背景の奥行きの深い緑とが見事に調和している。ジャン・ジャック・ルソーの「自然に帰れ」というスローガンは忠実に実行されている。まるで楽器の音色までが自然に溶け込んでいるかのようである。


ロセッティ(1828-1882):「ヴェロニカ・ヴェロネーゼ」

<モーツァルト:ピアノと管楽器のための五重奏曲K.452・ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲 アシュケナージ(P)、マクドナル(ob)、ブライマー(cl)、シビル(ho) (DECCA 421 151-2 輸入盤)>
「ピアノと管楽器のための五重奏曲」はモーツァルトが「自分がいままで書いた最上のもの」と手紙で語っている会心作。管楽器とピアノの小型のコンチェルトのようである。


ギャムリン:「ハープを奏でる婦人」

<モーツァルト:オーボエ協奏曲K.314・ファゴット協奏曲K.191、フルートとハープのための協奏曲K.299 ポンゼール(ob)、バーロン(fg)、ハゼルゼット(fl),クワスト(hp) コープマン指揮/アムステルダム・バロック・オーケストラ (ERATO 4509-91724-2 輸入盤)>
「ファゴット協奏曲」はさながら老いたる道化師のようなこの楽器の持ち味を十分に生かした面白い曲。
「フルートとハープのための協奏曲」はド・ギーヌ公爵とその令嬢のために1778年にパリで書かれた。典雅なロココ模様のようにからみあう二つの楽器の個性を存分に生かした人気の高い名作。


ルーベンス:「天使たちの合奏」

<モーツァルト:ミサ・プレヴィスK.258・ミサ・ロンガK.262 ケーゲル指揮/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 (PHILIPS PHCP-3809)>
「ミサ・ロンガ ハ長調」はロンガとはいえ30分位のミサ曲。最近まで録音がなかった知られざる傑作。


カルモンテル:「戸外の四重奏」

<モーツァルト:ホルン協奏曲No.1~4 K.412他 グリアー(ho)、マッギーガン指揮/フィルハーモニア・バロック・オーケストラ (harmonia mundi HMU 907012 輸入盤)>
「ホルン協奏曲」、モーツァルト時代のナチュラル・ホルンの魅力は、現代の楽器では味わえない。


シャルダン:「ヴァイオリンを持った青年」

<モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタNo.20・No.28・No.41 レオンハルト(P)、クイケン(V) (SEON SBK 62953 輸入盤)>
「ヴァイオリンソナタ 第28番」、若いモーツァルトの心のおののきと寂寥感が伝わってくる。私にとっても、かけがえのない曲の一つ。「珠玉の名作」。
「ヴァイオリンソナタ 第41番」、<フィガロ>が作曲された頃に書かれた作品。第二楽章は旋律の美と転調の面白さで引き付けられる。「ジュピター」のフーガ主題が現れる。

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