私の幼少期から結婚するまで育ったところが、世田谷の三軒茶屋だった。世田谷はほとんど隈なく廻ったつもりでいたが、芦花公園はまだ行ったことがなかった。
今回、芦花公園とその中の徳富蘆花記念館を訪れる。
初めて訪ねるところは、なんとなくドキドキするものだ。
京王線「芦花公園」駅で下車し、世田谷文学館に立ち寄り、芦花公園を訪ねた。公園内の恒春園は文豪・徳富蘆花の暮らした住居が保存されており、記念館で展示がされていた。広い公園に早咲きのタカトウコヒガンザクラが満開を迎えていた。
文学と春の花々を廻った楽しい一日だった。
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京王線「芦花公園」駅
ここから、徒歩10分たらずで世田谷文学館に。
<世田谷文学館>
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世田谷文学館
区にゆかりのある作家の原稿・初版本、書簡・遺品等を展示するコレクション展に加え、年数回企画展を開催している。
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展示室入口付近にムットーニ製作のからくり箱が3つあり、これらは1時間毎に稼動しており、これを見学!
「ムットーニ」とはアーティストである武藤政彦が作り出した立体のからくり箱であり、動き・光・音楽などで文学作品イメージを表現する試み。
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ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」
立体からくりの動きに引きつけられる。
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館内展示
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齋藤茂吉の展示
それと息子の北杜夫の展示もあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/28/8aab0ccbf08933dbddf4724949ba0411.jpg)
館外にはウテナ創設者久保政吉の旧邸宅の庭園が隣接しており、鯉が泳ぐ人口池などを鑑賞することができる。
このあと、芦花公園に向う
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千歳通りと千歳烏山駅南に続くバス通りが合流する三角地帯に粕谷村地蔵尊が安置されていた
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粕谷村地蔵尊
元禄時代このあたりの難病および飢饉厄難の時に建てられたそうで、大事にされていた。
<蘆花恒春園>
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蘆花恒春園
「不如帰」「自然と人生」「みみずのたはこと」などの名作で知られる明治・大正期の文豪、徳冨蘆花(健次郎)と愛子夫人が、後半生を過ごした住まいと庭、それに蘆花夫妻の墓地を中心とした敷地。「徳冨蘆花旧宅」として、昭和61年3月東京都の史跡に指定された。
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記念館(左)と旧宅(右)
昭和12年蘆花没後10周年忌に際し、愛子夫人から建物とその敷地及び蘆花の遺品のすべてが当時の東京市に寄付され、公園として整備され翌年2月27日「東京市蘆花恒春園」として開園した。
この旧宅は、母屋、梅花書屋、秋水書院の3棟の茅葺き家屋からなり、これらは渡り廊下によって連結されている。「美的百姓」として生きた蘆花の20年間にわたる文筆活動の拠点であり、主要な建物は当時の状態に合せ保存されている。
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記念館の展示
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徳富蘆花「みみずのたはごと」展示
都会である青山から、ここ粕谷村に転居した暮らしぶりが克明に興味深く記されている。この本を読んだばかりだったので、感慨無量だった。
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旧宅
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粕谷八幡神社
蘆花の「みみずのたはごと」に出て来る”別れの杉”。蘆花を訪ねてきた客人の帰りを見送る場所だった。
今は切株だけが残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/5c/aa47cdf3df469a63b48cac70ca56b178.jpg)
園内散策が楽しめる
蘆花が住んでいた頃は田畑を開墾して麦畑や野菜畑を拡げつつある、田舎だった。
もちろん、電車も新宿から先はまだなく、武蔵野の雑木林が連なる田園地帯だったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/21/28ba030025cf2911f14ba972ce0b1fef.jpg)
徳富蘆花夫妻の墓
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「花の丘」はタカトウコヒガンザクラとナノハナが満開!
ソメイヨシノよりも早咲きの桜でピンク色が濃いのが特徴。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/de/ea7c33d351e57424641b659c94b109a7.jpg)
タカトウコヒガンザクラ
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花壇も綺麗
東京郊外の武蔵野の面影が随所に感じられる散策だった。
今回、芦花公園とその中の徳富蘆花記念館を訪れる。
初めて訪ねるところは、なんとなくドキドキするものだ。
京王線「芦花公園」駅で下車し、世田谷文学館に立ち寄り、芦花公園を訪ねた。公園内の恒春園は文豪・徳富蘆花の暮らした住居が保存されており、記念館で展示がされていた。広い公園に早咲きのタカトウコヒガンザクラが満開を迎えていた。
文学と春の花々を廻った楽しい一日だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/f1/dc5677fb230ff0ed2e01eb838bccd493.jpg)
京王線「芦花公園」駅
ここから、徒歩10分たらずで世田谷文学館に。
<世田谷文学館>
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世田谷文学館
区にゆかりのある作家の原稿・初版本、書簡・遺品等を展示するコレクション展に加え、年数回企画展を開催している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/1e/8cac2114d639ecd27b77c404570223c4.jpg)
展示室入口付近にムットーニ製作のからくり箱が3つあり、これらは1時間毎に稼動しており、これを見学!
「ムットーニ」とはアーティストである武藤政彦が作り出した立体のからくり箱であり、動き・光・音楽などで文学作品イメージを表現する試み。
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ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」
立体からくりの動きに引きつけられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/3d/63ab5b93175c2dda358eb32747537a38.jpg)
館内展示
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齋藤茂吉の展示
それと息子の北杜夫の展示もあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/28/8aab0ccbf08933dbddf4724949ba0411.jpg)
館外にはウテナ創設者久保政吉の旧邸宅の庭園が隣接しており、鯉が泳ぐ人口池などを鑑賞することができる。
このあと、芦花公園に向う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/e4/89d7b261fe1e528ddca2763e8dbbd723.jpg)
千歳通りと千歳烏山駅南に続くバス通りが合流する三角地帯に粕谷村地蔵尊が安置されていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/38/02ba158064135ae1fae559bdee374bec.jpg)
粕谷村地蔵尊
元禄時代このあたりの難病および飢饉厄難の時に建てられたそうで、大事にされていた。
<蘆花恒春園>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/45/e7f4b842e5ee0df7efd61c7074c5f731.jpg)
蘆花恒春園
「不如帰」「自然と人生」「みみずのたはこと」などの名作で知られる明治・大正期の文豪、徳冨蘆花(健次郎)と愛子夫人が、後半生を過ごした住まいと庭、それに蘆花夫妻の墓地を中心とした敷地。「徳冨蘆花旧宅」として、昭和61年3月東京都の史跡に指定された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/97/abf856b924f97e314023109d29717c2a.jpg)
記念館(左)と旧宅(右)
昭和12年蘆花没後10周年忌に際し、愛子夫人から建物とその敷地及び蘆花の遺品のすべてが当時の東京市に寄付され、公園として整備され翌年2月27日「東京市蘆花恒春園」として開園した。
この旧宅は、母屋、梅花書屋、秋水書院の3棟の茅葺き家屋からなり、これらは渡り廊下によって連結されている。「美的百姓」として生きた蘆花の20年間にわたる文筆活動の拠点であり、主要な建物は当時の状態に合せ保存されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/d4/6dde9b41df9e4956ffecaefbe84295fe.jpg)
記念館の展示
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/27/d660673602b46a669955920e94665483.jpg)
徳富蘆花「みみずのたはごと」展示
都会である青山から、ここ粕谷村に転居した暮らしぶりが克明に興味深く記されている。この本を読んだばかりだったので、感慨無量だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/dc/bbb2a5582a05a064e70eece7f75dd813.jpg)
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旧宅
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粕谷八幡神社
蘆花の「みみずのたはごと」に出て来る”別れの杉”。蘆花を訪ねてきた客人の帰りを見送る場所だった。
今は切株だけが残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/5c/aa47cdf3df469a63b48cac70ca56b178.jpg)
園内散策が楽しめる
蘆花が住んでいた頃は田畑を開墾して麦畑や野菜畑を拡げつつある、田舎だった。
もちろん、電車も新宿から先はまだなく、武蔵野の雑木林が連なる田園地帯だったのだ。
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徳富蘆花夫妻の墓
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「花の丘」はタカトウコヒガンザクラとナノハナが満開!
ソメイヨシノよりも早咲きの桜でピンク色が濃いのが特徴。
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タカトウコヒガンザクラ
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花壇も綺麗
東京郊外の武蔵野の面影が随所に感じられる散策だった。