テニスとランとデジカメと

私の趣味3点+その他の紹介です。
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卯月の会 忘年会はスペイン料理

2009年12月22日 | 散歩
 Sさんが腰の手術で入院中のため、今日の忘年会は3人と寂しいかぎり。
普段行かないようなところに行こう、ということで、
柏駅から南に徒歩10数分にある、スペイン食堂「YOSHIMUTA」(ヨシムタ)に行った。(柏市泉町17-26-101)
 なかなかの穴場なのですぐ近くに住んでいるTさんも知らない店である。
私が以前一度息子の案内で行ったことがあり、本格スペイン料理をおいしく気軽に食べれる店である。

 今日欠席したSさんのために、料理も詳しくお見せしましょう。





「パエジャコース 2,800円」を注文。 エビスビールで乾杯!


1.生ハム(かなり食べたあと) と 2.サラダ


3.小海老のガーリックソース焼き 6.パン 濃い口のスペインビール


4.フラメンコ風エッグ


5.魚介のパエジャ(本日のメインである)  赤ワインを追加した


7.デザート
8.コーヒー

パエジャはこげている部分が美味。
ムール貝とエビ、あさり、イカなど魚介類がいっぱい、
パエジャは完食できず残した、お腹いっぱいの状態であった。
オリーブオイルが味と香りに随所で利いている。
香辛料も独特の豊かさで新鮮さは抜群。
ただ全体に油っこい感じで多少腹がもたれた感じはした。


マイブーム 歌謡曲:心愛的別走

2009年12月17日 | 歌謡曲
       
 歌謡曲で「心愛的別走」という曲を知っている人は、ほとんどいないと思う。
歌っている孫淑媚<スン・シュメイ>は台湾の歌手で台湾では歌唱賞などとり、実力のある歌手である。
ただ日本には来日しておらず宣伝もされていない。知らないのが普通なのだ。
 私がこの歌手を知ったのは10年程前に息子から台湾旅行のおみやげにCDをもらって聴いたことであった。



 何曲か聴いてみると、かつての日本の演歌歌謡全盛期を思わせる、曲想と歌唱力にびっくりしたものだ。
台湾語で歌っているので歌詞はわからないが、曲想から十分に感情が伝わってくる。
ところどころにこぶしも利いて、パンチもあり、なんといっても声がいいのである。
演歌にピッタリな歌唱で、今の日本の演歌歌手にはないような歌唱力なのである。

 それ以来、この歌手は日本にかならず来日し、
テレサテンに変わる演歌ブームが再来するのではないかと、楽しみにしてきた。
しかし、なかなか実現してくれないのである。残念なことだ。

以前、心に残る歌謡曲~その5(1990年代以降)の中で曲名のみ紹介したことがあるが、
この曲を聴いて見たいという問い合わせがあった。
 そこで私のブログで、この歌手の歌を聴いてもらって、その実力を確かめてもらいたいと思った次第である。
代表曲は「心愛的別走」。台湾歌詞と発音を添えてみたが、わからないなりに雰囲気はつかめるかも。

ここをクリックすると、孫淑媚<スン・シュメイ>が歌う「心愛的別走」が聴けます(YouTube)




  心愛的別走

作詞:張勇強 作曲:張勇強

心愛的無通驚 心愛的無免哮
雖然外面風雨這?大
?的情?已經到最後
運命的無情也看透
聲聲句句?別走
猶原也是抹凍將?留
怨嘆命運怨恨天 已經無效
多情的雨?甘是 為?雙人置?哮
同情??的愛 抹凍到老

SIM-AI-E MAI CHAU
Chok-su: TiuN Iong-kiong Chok-kiok: TiuN Iong-kiong
Sim-ai-e m thang kiaN
Sim-ai-e m bian khau
Sui-jian goa-bin hong-hou chiah-nih toa
Lan e cheng lan i-keng kau choe-au
Un-mia e bo-cheng ia khoaN thau
SiaN-siaN ku-ku li mai chau
Iau-goan ia-si be-tang chiong li lau
Oan-than mia-un oan-hun thiN I-keng bo hau
To-cheng e hou li kam si Ui lan siang-lang ti-leh khau
To-cheng li li e ai Be-tang kau lau




テニス同好会 大会と忘年会

2009年12月14日 | テニス
 テニス同好会「みなずき会」の年後期の大会。
12月の中旬になり、朝晩はめっきり寒くなってきた。
9時30分集合、大会には14人参加した。
曇り勝ちで風も冷たく、じっとしていると身体が冷えるので、
練習をして身体をほぐす。
10時に大会スタート。大会といっても、
くじで番号を引き組み合わせを決めていくいつものゲームと同じだが、
違うところは4ゲーム先取であるところだ。
4-0もあり4-3もありで、長くゲームを楽しみたい向きには4-3になるのがベターだが、
ダブルスの組み合わせ次第でなるかどうかは当てにならない。

 試合の勝ち負けよりも、たくさんの数を楽しくできれば最高なのである。
私はというと、5試合戦って2勝3敗、負けがこんだがその中で、
いっしょに組んだ女性の頑張りもあって、予想を覆す勝ちを拾ったのは収穫であった。
大会は13時に終了し、いったん帰宅して忘年会に出直し。

17時20分から場所は八柱の「千年の宴」。参加者15人。
長ーいテーブルでお見合いのような配置だが、
男女均等にさばけていないようで配置にむらがあったが、これはどうしようもない。
生ビールで乾杯し飲み放題なので、焼酎やら日本酒やら次々に出てくる。
きりたんぽ鍋を突付きながら、自分の出身地などを順番に話し、座が盛り上がる。
中には北朝鮮の鴨緑江(オウリョクコウ)や中国大連で生まれた御仁もいた。
我々の世代は昭和16~18年生あたりが多いので、戦争は知らない子供達であったが、
戦後の大きな波に翻弄された体験も多々あるのではないだろうか。
別の機会でこういった体験話をしあうのも楽しいことだと思う。

さて、20時過ぎからは隣のビルにあるカラオケ「カリブ」へ全員直行。
大きなカラオケルームに15人も入ると壮観である。
今まで歌ったことがない人まで楽しく歌いだした。
まあ大勢のわりには座が盛り上がったような気がした。
お開きになったのは、なんと22時を過ぎていた。皆さんお疲れ様。
八柱から自宅まで20分あまり、暗い夜道をカラオケで歌った歌を口ずさみながら、
ほろ酔い気分で帰宅したのであった。


千葉大園芸学部&戸定邸 庭園

2009年12月12日 | 散歩
 「千葉大学園芸学部と戸定邸」についての講演会、終了後に園芸学部と戸定邸の庭園探訪ツアーが行われた。

 雨上がりの午後、もみじ以外の紅葉は過ぎていたが、晩秋の色濃い景色がそこそこに見られた。千葉大学園芸学の庭園を見てから、戸定邸につながる「緑の回廊」を通り、戸定邸の庭園を見、そのあと戸定歴史館で開催中の「庭園の記憶」展を参観した。明治に造園された庭園と、そこで描かれた絵画、さらには訪れた与謝野晶子の歌など、松戸には文明開花期以降の文化が色濃く眠っているのである。

 講演会:千葉大園芸学部(E棟2階合同講義室) 13:00~
 1.「戸定邸とその庭園」 齊藤洋一氏(戸定歴史館学芸員)
 2.「千葉大松戸キャンパスの庭園・緑地の特徴」 藤井英二郎氏(千葉大学大学院教授)
 3.「描かれた庭園」 田中典子氏(松戸市社会教育課美術館準備室学芸員)


説明している藤井教授(イタリア式庭園で)


イタリア式庭園 (明治44年造園)
植物はタギョウショウ(アカマツの品種)など日本のものを用いている。
庭園は傾斜がついていて、さらに後方には混ぜ垣(複数の植物が混ざった生け垣)がある。


イタリア式庭園


フランス式庭園 (明治45年造園)
この庭園は軸線を中心に左右対称の構成になっている。
庭園脇にはユリノキとトゲナシニセアカシアが植栽されている。
牧野図鑑ではトゲナシニセアカシアは園芸学部と小岩井農場にしかないと記載されていたようだ。


フランス式庭園
左の高い木はヒマラヤシーダという珍しい木だそうだ。


フランス式庭園


イギリス風景式庭園 (大正2年造園)
富士山を借景として作られた自然林再生の典型、明治神宮の森(大正9年)より早いそうだ。


イギリス風景式庭園


与謝野晶子の歌碑 (2009/11/1建立)
大正13年に歌人・与謝野晶子が来訪して59首の短歌を残している。
その中から選ばれた短歌2首。
丘の上 雲母(うんも)の色の 江戸川の 見ゆるあたりの 一むらの罌粟(けし)
うすものの 女の友を 待ちえたる 松戸の丘の ひなげしの花


旧正門


A棟付近の紅葉


回廊門付近の紅葉


回廊門付近の紅葉


回廊門付近の紅葉


戸定邸と庭園


表座敷棟


使者の間


戸定邸庭園の紅葉


松雲亭


戸定歴史館「庭園の記憶」展が開催中


板倉 鼎 《風景 秋更け行く》1920年 油彩画
フランス式庭園を描いている。


歴史館前にあるイイギリの木の赤い実

(過去の散策リンク) 2007/02/12 松戸戸定邸
(過去の散策リンク) 2004/11/01 松戸緑の回廊オープニング

つくば植物園「蘭展」

2009年12月04日 | ラン
                       (つくば蘭展パンフレット)

 筑波実験植物園で11/29~12/6の間、「つくば蘭展」が開かれている。
「ランの多様性とその未来」にスポットをあて、特別企画で「アジアの最後の秘境ミャンマーのらん・自然・ひと」が併設されていた。


温室内部


スティッコルキス属                         バルボフィラム属


リカステ属ティタ・インパルス                    リカステ属


カトレア系の原種 プロステケア属                 バルボフィラム属エリザベス・アン


その他の原種 デンドロキラム属                  カランセ属


デンドロビューム属ストラティオテス


プレオリサリス属パリオラタ                    マスデバリア属タカウ・キャンディ
                                (東京ドームのらん展でグランプリに輝いた株と同じ品種)


マスデバリア属インカ・プリンス                  カトレア属トロピカル・ポインター


世界最大のラン グラマトフィルム・スペキオスム
(東南アジア自生、茎の長さ7mにもなる)


ブルボフィルム・ロンギブラキアツム(中国雲南省で自生)


オオナギラン(日本の徳之島以南)         シンビジュウム・クィビエンセ(中国)


ミャンマーで発見された新種の胡蝶蘭


翡翠(ヒスイ)蘭、バンダ属


ミャンマーの野性蘭コーナー


シンビジューム・トレイシアヌム(ミャンマー、タイ北部、中国雲南)






つくば植物園

2009年12月02日 | 散歩
                     (植物園と蘭展のパンフレット)

 午前中「つくばテクノパーク大穂」を訪ねてから、午後は「国立科学博物館 筑波実験植物園」で開催されている蘭展を主に鑑賞した。65歳以上入場無料は嬉しい。
植物園の敷地面積は14万平米という広大な広さである。
蘭展の個々の蘭は私の別のページで紹介予定。


つくば植物園入り口と珍しいタイワンフウ(マンサク科)


紅葉のメタセコイヤのプロムナード


第1会場の温室




蘭棚の上に咲いている赤い花はタイリンヒメフヨウ(アオイ科)


サバンナ温室


バンクシアの仲間、キャプテン・クックの世界一周航海に同行した植物学者バンクスが始めて見つけて命名されたもの。オーストラリア中心に自生。円柱形の花がおもしろいが、花が終わるとトウモロコシや松かさのような硬い果実をつける。


アフリカ大陸のサボテン類


世界最大のアロエ、アロエ・バイネシー、高さ18mにもなるそうだ。


板根(ばんこん)、マレーシアにあったものだそうだ。


クスノキの巨木


第2会場の温室


水生植物


ミャンマーのラン展示


つくばテクノパーク大穂

2009年12月02日 | 散歩
                      (テクノパーク大穂、車で回ったコース図)

 つくば市大久保にある、「つくばテクノパーク大穂」を訪ねた。
「つくばテクノパーク大穂」には、万葉集20基、、風土記の歌2基、古今和歌集3基、他に2基の、計27基の歌碑があるという。広いパークの中に歌碑がどこにあるかはインターネットを調べてもわからない。車でゆっくりと流しながら歌碑を探した。ここには企業の研究機関が集まっており、道路わきの紅葉にそまった街路樹の木の下などに歌碑が点在していた。どこにあるかわからない歌碑をあちこち探し回るのも、面白いものである。

 ここではパーク内の景観とそれにマッチした歌碑を紹介するにとどめ、
万葉歌碑の詳細は私の別のブログで詳しく紹介している


テクノパーク大穂、東南入り口
右側の県道45号線から入り口に入る。

大久保公園
しばらく行くとパーク内にある大久保公園に着く。

大久保公園内の休憩施設

巻3-383
「筑波嶺を 外のみ見つつ ありかねて 雪消の道を なづみ来るかも」

巻14-3350
「筑波嶺の 新桑繭の 衣はあれど 君が御衣し あやに着欲しも」

古今和歌集
「筑波嶺の 此面彼面(このもかのも)に 陰はあれど 君が御陰に ます陰はなし」
以上が主な公園内の歌碑である。

日清製粉の研究所

巻14-3394
「さ衣の 小筑波嶺ろの 山の崎 忘ら来ばこそ 汝を懸けなはめ」



巻14-3390
「筑波嶺に かか鳴く鷲の 音のみをか 泣きわたりなむ 逢ふとはなしに」

巻14-3351
「筑波嶺に 雪かも降らる いなをかも 愛しき子ろが 布乾さるかも」→万葉アルバムへ
これは有名な万葉東歌である。

巻20-4369
「筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも 愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ」→万葉アルバムへ



古今和歌集
「筑波嶺の 峰のもみじ葉 落ち積り 知るも知らぬも なべてかなしも」
もみじの木の下で、歌のもみじ葉とマッチしている。

古今和歌集
「つくばねの 木のもとごとに 立ちぞ寄る 春のみ山の かげを恋つつ」

 今回、万葉歌碑が17基、その他8基の計25基を探し当てた。
残りの万葉歌碑3基は今回逢わずじまいであったが、
車での妻のエスコートがあったおかげで、これだけ見つけられたのであった。感謝!
 午後からの「つくば蘭展」見学は、次へ。

ヘンデルの歌劇「アドメート」 日本風の味付け

2009年12月01日 | クラシック音楽
 2009年は「音楽の母」・ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルの没後250年。「ヘンデル・イヤー」の今年、世界各地でヘンデルを記念するイベントや演奏会が企画されている。
 「ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭」は1920年に開始したフェスティバル、古楽の音楽祭としては現在最も長く続いている音楽祭。 ヘンデル・イヤーにフェスティバルが選んだのが歌劇「アドメート」である。
これが11月23日にNHK-BS2で放映された。

「アドメート」は、ドイツ人のヘンデルが、イギリスで発表(初演は1727年ロンドン)した、ギリシア神話をモチーフとする、イタリア語のオペラ。
かつてはしばしば上演され、人気を博したが現在ではほとんど上演の機会のない珍しい作品。

 ギリシャ神話に題材を採る瀕死の王アドメートとその妃アルチェステの物語。
あらすじは「ギリシア神話より・・・テッサリアの王アドメートは死の床についていた。彼を救うためには自らを犠牲にし、冥府に下った妻アルチェステ。元気になった王は勇士エルコーレ(ヘラクレス)に頼んで冥府から妻を奪還してもらうことに。奪還は成功したが、妻は夫の貞節を試すためすぐには戻らず、男装して王宮に潜むことになった。王妃逝去の報を聞いたアドメートの元婚約者アンティゴナは後添いに収まろうと企む。アンティゴナ争奪戦に、王をめぐる奇妙な三角関係にと大混乱を極めるが最後はめでたし。」
グルック作曲「アルチェステ」と同じ題材である。

 このオペラを日本風味の演出で上演するという、まさにインターナショナル。
主人公のアドメート(テッサリア王)はちょんまげ結って、帯刀している。
妻アルチェステはごわごわした白装束の着物を着込んでおり、男装の時は武士の姿で登場。
英雄ヘラクレスは力士で登場し四股を踏んだり、土俵入りのポーズを取る。
アドメートの面影が何故か能面(女面)の垂れ幕として舞台につるされている。
振り付けの遠藤公義が亡霊役で登場したり、全裸に近い全身白塗り(どうらん?)姿のダンサーが踊ったりと、まさに日本風の味付け満載。
振り付けは日本人.演出家はドイツ人で演ずる人たちの心象風景が現代舞踊として表現されている。


アドメート : ティム・ミード
アルチェステ :マリー・アーネット
アンティゴナ :キルステン・ブレイズ
トラジメーデ :デーヴィッド・ベイツ
オリンド :アンドルー・ラドリー
エルコーレ :ウィリアム・バーガー
メラスペ :ウォルフ・マティアス・フリードリヒ
管弦楽 :ゲッチンゲン音楽祭管弦楽団
指 揮 :ニコラス・マギーガン
振付, ソロ・ダンス :遠藤 公義
舞 踏 :マム ダンスシアター
演 出 :ドリス・デリエ
[ 収録: 2009年5月28日, ドイツ劇場 (ドイツ・ゲッチンゲン) ]

 演出はすべて日本の衣装に置き換えていたのにはびっくりしたが、あまり違和感は感じられなかった。背景の照明を原色で差し替え、舞台も単純だが、衣装と化粧で感情を巧みに表現しており、それぞれの歌手が演技は抑えながら歌がすばらしかったので、歌に聴き入ってしまったほどである。


アドメート(テッサリア王)のちょんまげ、奇想天外な衣装


ヘラクレスは力士で登場し四股を踏む


妻アルチェステには黄泉の国の亡霊が付きまとう

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