久々に工作雑感への投稿です。前にも書いたと思いますが、中国語で工作とは仕事の意味で、日本語で使う工作活動、裏工作などのような悪い意味で使うことはまずありません。ということで仕事で体験する中国人との考え方のギャップなどを紹介するコーナーです。
今日は「長い会議」というタイトルです。深センの日系企業の多くは日本企業の単独出資、あるいは日本側の出資比率が高い企業が多く、仕事の進め方や会議のスタイルが日本のやり方に沿ったものが多いと思います。従って、こういう企業に数年勤めていても中国人の本当の物の考え方や仕事の進め方を習得できないと言っても過言ではありません。
私の場合は会社が幸か不幸か、私が駐在する間に日本独資の会社から中国51%出資の会社に大変換しました。この変換はかなり大きな変換で色々な意味で苦労しました。今までの日系独資の時代の仕事の進め方と中国企業の仕事の進め方は、予想はしていましたが大きく異なっていました。この変換を体験出来たことは今の私の大きな糧になっていますが、身体の方は結構ボロボロ??になっています。精神的に疲れますからね。
中国メインの企業の社員となってまず気づいたことは、会議がますます長くなってしまったことです。これには本当に閉口しました。何で中国人の会議はこんなに長くなってしまうのかと・・・。日系独資の時代にも気づいてはいましたが、その理由が明白になってきました。この理由は大きく分けて2つあると思います。1つは、中国人にとっては会議は問題を解決する場という意味合いは低く、自分の権益を守るための場と化すのです。2つめは、司会進行役がいないということです。
前者は、とにかく会議の最中、皆相手の話を聞かずに自分の言いたいことを話すので、会議室の中の2つの場所で議論が並行して発生することは日常茶飯事で、参加していると物悲しさを感じます。一体何のための会議なのかと・・・。自分の言いたいことを我慢できない人が多く、今発言が進んでいる内容とは関係のない意見を出して話がを発散することが多く、収拾がつかなくなってしまうのです。
日本ではこういうときに後者の司会進行役が皆を一つの話題に導いていきますが、中国人の中にこういう司会が出来る人がいません。そう、会議もカオス状態になるのです。こういう会議に真面目に参加していると日本人は精神的にまいっていきますが、私も含めて多くの日本人は中国語を100%理解できているわけではありませんので、それが救いとなります。
私の会社が日系100%であった時代には、上記状況を打開する策として、私は可能な限り参加者に共通の認識を持たせやすくなるよう「会議資料」の準備をお願いしていました。会議資料があることで、どんな問題があってどういう課題を解決しなくてはいけないのかが明白になって比較的会議がスムースに流れるようになります。
ところが今は中国人上司が主催する会議が多く、こういった資料がほとんどなくなりました。こういう会議の場合には、もう諦めて気長に参加する覚悟で望むしかありません。とにかく皆さん話が長いですから。ただ、何も言わずに参加しているだけなのは問題ですので、ここぞとばかり的確な発言をすることが日本人には必要です。よって、最近私は会議に参加するときには、会議の趣旨を事前に把握し、こんな話になるとあらかじめ予想して幾つかの案を持って臨んでいます。
日本人はこの手の会議は非常に歯がゆい思いをしてストレスが溜まる可能性もありますが、こういう方は「会議は中国語を勉強する場所」という発想の転換で参加されることをお勧めします。
今日は「長い会議」というタイトルです。深センの日系企業の多くは日本企業の単独出資、あるいは日本側の出資比率が高い企業が多く、仕事の進め方や会議のスタイルが日本のやり方に沿ったものが多いと思います。従って、こういう企業に数年勤めていても中国人の本当の物の考え方や仕事の進め方を習得できないと言っても過言ではありません。
私の場合は会社が幸か不幸か、私が駐在する間に日本独資の会社から中国51%出資の会社に大変換しました。この変換はかなり大きな変換で色々な意味で苦労しました。今までの日系独資の時代の仕事の進め方と中国企業の仕事の進め方は、予想はしていましたが大きく異なっていました。この変換を体験出来たことは今の私の大きな糧になっていますが、身体の方は結構ボロボロ??になっています。精神的に疲れますからね。
中国メインの企業の社員となってまず気づいたことは、会議がますます長くなってしまったことです。これには本当に閉口しました。何で中国人の会議はこんなに長くなってしまうのかと・・・。日系独資の時代にも気づいてはいましたが、その理由が明白になってきました。この理由は大きく分けて2つあると思います。1つは、中国人にとっては会議は問題を解決する場という意味合いは低く、自分の権益を守るための場と化すのです。2つめは、司会進行役がいないということです。
前者は、とにかく会議の最中、皆相手の話を聞かずに自分の言いたいことを話すので、会議室の中の2つの場所で議論が並行して発生することは日常茶飯事で、参加していると物悲しさを感じます。一体何のための会議なのかと・・・。自分の言いたいことを我慢できない人が多く、今発言が進んでいる内容とは関係のない意見を出して話がを発散することが多く、収拾がつかなくなってしまうのです。
日本ではこういうときに後者の司会進行役が皆を一つの話題に導いていきますが、中国人の中にこういう司会が出来る人がいません。そう、会議もカオス状態になるのです。こういう会議に真面目に参加していると日本人は精神的にまいっていきますが、私も含めて多くの日本人は中国語を100%理解できているわけではありませんので、それが救いとなります。
私の会社が日系100%であった時代には、上記状況を打開する策として、私は可能な限り参加者に共通の認識を持たせやすくなるよう「会議資料」の準備をお願いしていました。会議資料があることで、どんな問題があってどういう課題を解決しなくてはいけないのかが明白になって比較的会議がスムースに流れるようになります。
ところが今は中国人上司が主催する会議が多く、こういった資料がほとんどなくなりました。こういう会議の場合には、もう諦めて気長に参加する覚悟で望むしかありません。とにかく皆さん話が長いですから。ただ、何も言わずに参加しているだけなのは問題ですので、ここぞとばかり的確な発言をすることが日本人には必要です。よって、最近私は会議に参加するときには、会議の趣旨を事前に把握し、こんな話になるとあらかじめ予想して幾つかの案を持って臨んでいます。
日本人はこの手の会議は非常に歯がゆい思いをしてストレスが溜まる可能性もありますが、こういう方は「会議は中国語を勉強する場所」という発想の転換で参加されることをお勧めします。
ご苦労はよく想像できます。純粋な中国企業、中国51%以上出資以外の会社ってどうなんでしょう。例えば、米国系企業、米国の出資の比率が多い会社です。
ここ何年も連絡を取っていない知人(中国系カナダ人)が風の便りで、2005年~2010年秋頃までの中国赴任を終え、米国本社へ戻ったと聞きました。
この赴任中に(たぶん相当頑張ったと思われる)中国担当マネージャーからアジア担当ディレクターとなり、遂にはグローバルシニアディレクターになったそうです。その方もCMfanさんと同じく凄く頭の切れる方です。まだ、30代なのにびっくり。。。なので、どんな会議をやっていたのかなぁとふと思った次第です。
お体、これ以上ボロボロ???にならないように、兵庫よりお祈りしていますね。
私の会社の場合、中国メインに変わる際従業員が辞める辞めないの騒動が少しありましたし、中国人も中国流の仕事の進め方を好きでない、あるいは自分の将来のためにならないと考えている人が多いと思います。このあたりはまた、工作雑感で紹介しようと思っています。結局、中国企業はワンマン経営が多く、上からの指示通りにしか動かないYesマンが多くなります。