本日は、一般社団法人日本青少年育成協会が主催するオンライン講演会に一般参加しました。

内容:オール1の落ちこぼれ、教師になる
日時:2025年5月31日(土) 15:30~17:00
主催:一般社団法人 日本青少年育成協会
本日の講師は、小学校低学年の頃にいじめられたことがきっかけで、当時は学校や勉強が嫌いになってしまいました。中学時の成績はオール1になり、中学卒業後は高校に進学せずに働き始めました。さらに、16歳で母を、18歳で父を亡くし、極貧の生活も経験しました。23歳のときに物理学に興味を持つようになってから勉強に励むようになり、夜間定時制高校、大学、大学院と進学し、卒業後は教師となりました。
1.印象的な内容
2.感想
本日の講演会は、相手に共感しながら対話することの大切さを学ぶことができました。講師は、過酷な状況下で青年期を過ごしてきましたが、理解のある人物との出会いを通して、その人物の優しさに触れて自己肯定感が高まり、その後の人生が好転しました。周囲の人物から享受する愛は自己肯定感を高め、それが自身の幸福につながるものと実感しました。
私は、市民活動で学習支援をしておりますが、本日の講演内容は、教育の観点からも多くの収穫がありました。お子さんは人格形成している時期だからこそ、良質な環境や適切な言葉がけが大事と思います。気持ちを尊重し、自己肯定感を与えられるように学習支援してまいります。また、特性に応じた学習方法も考案していきたいです。
最後に、ドラマチックなエピソードが裏付けとなり、大きな説得力を伴った講演会となりました。本日はこのような貴重な機会をいただき、心より御礼申し上げます。

内容:オール1の落ちこぼれ、教師になる
日時:2025年5月31日(土) 15:30~17:00
主催:一般社団法人 日本青少年育成協会
本日の講師は、小学校低学年の頃にいじめられたことがきっかけで、当時は学校や勉強が嫌いになってしまいました。中学時の成績はオール1になり、中学卒業後は高校に進学せずに働き始めました。さらに、16歳で母を、18歳で父を亡くし、極貧の生活も経験しました。23歳のときに物理学に興味を持つようになってから勉強に励むようになり、夜間定時制高校、大学、大学院と進学し、卒業後は教師となりました。
1.印象的な内容
- 共感的理解を持って相手に寄り添うことが大事である。例えば、子どもが「今日は疲れた」と言ったら、貶すのではなく「頑張ったね」のように、肯定的な言葉を返すようにする。想像力を働かせて、相手の気持ちを理解する姿勢が必要。
- いわゆる「駄目な子」「できない子」はいない。物事を習得するまでに時間を要する場合もあるが、その子どもに適した方法や量をこなせば徐々に習得することができる。
また、人には認知特性というものがあり、五感で得た情報処理の得意・不得意が人によって異なる。例えば、「4つの辺の長さが全て等しく、かつ、4つの角が全て直角の四角形」という文章からこの図形を容易に想像できる場合は「言語優位」(文字や文章を読んで得た情報を処理することが得意)、以下の図のように図式化すると想像しやすくなる場合は「視覚優位」(視覚から受け取った情報を処理することが得意)である。その子どもの認知特性に応じた学習方法を導入すると、学習効率を向上させることができる。 - 心理学者の「アブラハム・マズロー」は「5段階欲求」という理論を提唱している。以下の図のように、5つの欲求にはピラミッド状の序列があり、低次の欲求が満たされると、その1つ上の欲求を持つというものである。自己肯定感が低い人物と接する際には、その人物の低次の欲求から順に満たすことにより、自己肯定感を高めることができる。
- 人を評価する方法として「Doing」「Having」「Being」の3種類がある。ビジネスなどの場面では Doing(行動)と Having(持っているものや能力値)で評価される場合が多いが、生きていく上では Being(その人が存在することが何よりも尊い)を最も大切にしたい。
2.感想
本日の講演会は、相手に共感しながら対話することの大切さを学ぶことができました。講師は、過酷な状況下で青年期を過ごしてきましたが、理解のある人物との出会いを通して、その人物の優しさに触れて自己肯定感が高まり、その後の人生が好転しました。周囲の人物から享受する愛は自己肯定感を高め、それが自身の幸福につながるものと実感しました。
私は、市民活動で学習支援をしておりますが、本日の講演内容は、教育の観点からも多くの収穫がありました。お子さんは人格形成している時期だからこそ、良質な環境や適切な言葉がけが大事と思います。気持ちを尊重し、自己肯定感を与えられるように学習支援してまいります。また、特性に応じた学習方法も考案していきたいです。
最後に、ドラマチックなエピソードが裏付けとなり、大きな説得力を伴った講演会となりました。本日はこのような貴重な機会をいただき、心より御礼申し上げます。