波の間に間に ゆらゆらゆれる
漂うお前の 名前はマンボウ
南の海の 遥かな国から
漂うお前の 名前はマンボウ
黒潮でお昼寝をして
目覚めたところが 気仙沼
つぶらな瞳に 涙を浮かべ
思い出すのは 南の海さ
恥ずかしがりやで 淋しがりやで
やさしいお前の 名前はマンボウ
だけどマンボが 聞こえてきたら
踊りだすのさ マンボウのマンボ
誘われて サンマやマグロも
踊りだすのさ 気仙沼
波の間に間に ゆらゆらゆれて
踊っているよ マンボウのマンボ
夜が明けて 朝日が昇れば
お前はひとり 悲しいマンボウ
つぶらな瞳に 涙を浮かべ
思い出すのは南の海さ
お隣本吉町の町の魚だったマンボウですが、昨年09年9月、合併して同じ市になりました。
ちょこちょこと混獲される魚で、本吉町の定置網にも良く入る。酢味噌で食すると美味しい。
北杜夫のデビュー作「ドクトル・マンボウ航海記」に名前使われたので有名になった魚。ゆらゆらと浮かぶように泳ぐユーモラスな魚。でも、食べ物です。