ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

穏やかな陽射しの…

2009-04-24 22:18:25 | 寓話集まで
穏やかな陽射しの冬の午後
休日
大川の光を映すさざめく水面に白鳥たち
が遊び
亀山は全体明るい陽を浴びながら北斜面
に鋭角三角形の暗い影を宿す

昔田んぼの中を本町橋から一直線に突っ
切って伸びた一本道だった旧国道の沿線
は信号機と自動車販売店や専門店や量販
店の大きな看板や住宅の屋根が並び
南に二キロメートル先を右手西から左手
東に横たわる低い丘の斜面を覆う杉や松
や広葉樹の緑と西の山から裾野の丘東の
丘の緑の中を満たしている
大川は手前を蛇行し亀山は見えない河口
のその先に浮かぶ大島の一部としてそこ
にある

なべて地球は事も無い
かのように
私は
この束の間の
極小世界において
安穏とたたずむ


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1 コメント

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実は ()
2010-03-02 20:15:03
実は、この写真、左上のほうに亀山もあるんだけど。目で見ると、それなり大きく見えるんだけど、写真にすると小さくしか映らないんだよね。
 旧国道の一本道も、この写真には出てない。もっと右。このブログのどこかにも、本町橋の写真は載ってるはずだけど、その道が、旧国道。
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