ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛第126号〈編集後記〉

2018-08-04 10:07:31 | 霧笛編集後記

◆6月9日、内輪の朗読会を行った。前回同様古町のシ―キャンドル・コーヒーにて。前回の昨年7月22日は、私は参加できなかったが、一昨年から同じ会場で行っている。タイミングの問題もあってか、編集後記では触れずじまいであった。一般の来客は求めない、あくまで内輪の会ではある。鈴木東吉、藤村洋介、西城健一、千田、小野寺正典、小野寺せつえの6名参加。東吉先生は、男女共同参画宣言や、市の花鳥木魚の名前に自ら作曲した歌など歌い、洋介くんは、新しい詩集に掲載予定の詩、西城さんもまだ霧笛掲載前の新作の詩、千田は、前号掲載の詩と、欠席の遊人の前号の詩から一編、正典さんは、お気に入りの著名な詩と、前号の作品、せつえさんも前号の作品を読み上げた。最後には、ゲストとして店主の後藤氏が、ギターを持って弾き語り、ジョン・レノンの「オー・マイ・ラブ」など披露。たまたま、仙台からの若いカップルが店の客として来店、観客となったが、面白かったとは言ってもらえた。

◆5月20日、東北のビートルズコピーバンドが集結した「ビートルズのチカラ」の19回目のライブが、八日町のワンテンビル大ホールで開催。震災以降、被災地への寄付なども募りながら、元気づけようと各地で継続されてきたとのこと。アンコールの「ヘイ・ジュード」が始まると、地元の名門コピーバンド、ビートラスのメンバーから呼び上げてもらって、最初のコーラスと後半の例のリフを歌わせていただいた。久しぶりのステージでお邪魔だったかもしれないが、楽しませていただいた。有り難い機会だった。

◆7月22日(日)には、本吉町のおのずがた劇団の公演が、はまなすホールで開催されると。入場券は入手した。地域に根差し、地域の言葉によって演じられる舞台、新作を楽しみにしている。

◆7月28日(土)には、石巻出身の役者芝原弘氏のプロジェクト「コマイぬ」による「ラッツォクの灯」公演が、港町Kポートにて。熊谷達也氏の「仙河海」シリーズの短編集「希望の海―仙河海叙景」からの2編を脚色したもの。前に石巻演劇祭で上演の際、観劇したが、原作もあいまって演劇として素晴らしい作品であった。これは、ぜひ、気仙沼の人々に見せたいと思ったところである。今回、まさしく舞台である気仙沼、内湾、港町での公演である。気仙沼市民必見と言っておきたい。

◆チヒローズとして、震災以降気仙沼に足を運んでくださっている石津ちひろさんとなかがわちひろさん、コヨセジュンジ、なかのひろみさんが、6月30日にお出でになる。気仙沼市図書館と児童センターの共同企画「絵本で遊ぼう!」と題して親子で楽しめるイベントとなるようだ。久しぶりにお会いできること楽しみにしている。

◆3月31日に、新しい気仙沼図書館が開館した。糸井重里氏が「行ク道ハ タノシミ。/帰リ道ハ ヨロコビ。」、「ナニカ ハ ココニ/ココロノ ナカニ」という二組の言葉を寄せられた。永井叔の「図書館へ行く道を」の詩と合わせ、大きな財産を得たことになる。


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