われわれ気仙沼の人間にとっては、熊谷達也氏の仙河海シリーズは、文学作品として今世紀最大の傑作と言い切ってしまって過言ではない。あえて、言ってしまうけれども。
その最新作である。
今回の主たる舞台は、東京。仙河海ではない。いや、登場するシーンは、過半が東京であるが、最初から最後まで、登場人物の意識を占有している主たる舞台は、東北地方三陸沿岸の小都市・仙河海で変わりがないと言うべきだろう。
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昨夜の本町ムーンライトマルシェの野外ミニライブにて。
サウンドチェックでピアノ弾き始めたら、ハロウィンイベント中の子供達が私の周りにどんどん集まって来て、じーっと聴いていたけど、最後はどんぐりこ… instagram.com/p/BLnDqkphDtT/
— 岡本優子 (@yukookamoto) 2016年10月16日 - 13:24
そして、昨日から編み手のじゅんこさんが編み始め . . . 本文を読む
安吾と言えば、堕落論。高校の教科書で読んだ記憶がある。というか、いずれにしろ、安後の著作は独立した書物の形では読んだことがない。高校の教科書でしか読んだことがない、と言って間違いないはずだ。
私の場合、こういうことはままあって、誰かの本自体は読んだことがないのに、その誰かについての評論は読んでいる、というのがある。実は教科書でしか読んでいない作家というのもままある。
告白みたいになるが、 . . . 本文を読む