ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

エッセイ 希望 あるいは 世界にみなぎる素敵な力

2010-02-02 21:45:23 | エッセイ
これも、21世紀初頭のエッセイ。 ひとりの女の子が、彼女は、身振りがどこかボーイッシュで、さわやかな風を漂わせているが、一言も聞き漏らさず、全てをつかみ取ろうとするように、前のめりの食い入るような視線で、言葉を発する男を見ている。 時に厳しい叱責にも聞こえる指導を、緊張しながら、しかし、この上ない幸福を感じているように、貪欲に聴いている。まるで、男の声が「天からの贈りもの」であるかのように。 この . . . 本文を読む