538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ミス・ジョーンズの背徳

2011-02-13 00:38:16 | ハードコア
日本では73年だか4年に
「ディープ・スロート」と言うタイトルで、
「ディープ・スロート」とこの「ミス・ジョーンズの背徳」と再編集して
1本の映画として公開されたんですね

当時は新宿東急(現新宿ミラノ2・・・3D専門館)と
丸の内東映パラスでの公開で結構お客さんも入ったようですよ
黒修正ばっかの画面の向こうにお客さんは何を見ていたのかなぁ

ま、どっちもジェラルド・ダミアーニが
両方の映画を製作・脚本・監督・出演もしてるので
両方をまとめてしまってもいいのかな(笑
両方にでてる男優さんはもちろん
ミスター・ポルノであるハリーリームス

タイトルロールのミス・ジョーンズを演じるのは
ジョーズナ・スペルマン
老け顔でそんな美人でもないし、おっぱいも大きくないけど
それが物語の主人公を具現化してるんです文字通り体当たりで・・・

もてなくて、都会生活の中孤独感にさいなまれ
自殺したジョーンズ嬢
そう三十路すぎたジョーンズさん処女のままでの自殺

そんな女性のうらぶれ感をスペルマンさんよく表現していて
それとハードなSexシーンとのギャップが
ものすごく生きてくるんですね

よくこのような女優さんをみつけられたものですねぇ

鑑賞したDVDは2006年にUnrated版とHardcoreの2枚組のリマスター
普通はUnratedは見ないのですが
65分尺でハードシーンをトリミングせずにカットしてるんで
50分も尺がなかったのでそのまま見ちゃいましたけど
Unratedは見ない方がよいですね(汗

そして特典映像にジョ-ズナ・スペルマンさんのインタビューも収録
上手にお年をめされたようで、頭も真っ白でしたが
ちゃんと昔のことも覚えてらっしゃった姿を見るにつけ

ポルノファンが大統領にしたかった
もう一方のポルノ女優さんの早逝がおしまれますね
こんどは「Deep Throat」も再見してここにも書かなくちゃいけませんね

自殺したから天国に行けずに地獄という
キリスト教の教えみたいな因果応報というか
教示的な意味もふくめて
セックス依存症のまま
セックスに興味示さない男(監督さんが演じてます)
と永遠に過ごすという
無間地獄に生きていくとオチが利いてましたねぇ

ポルノ映画ではありますが、
ストリー性にもきちんとしたメッセーがこめられ
さらに演技もしっかりしてる男女優と
アメリカのエンターテインメントにかかわる層の厚さ
というか奥深さにはびっくりさせられる作品でした。


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