goo blog サービス終了のお知らせ 

538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳

2011-10-06 20:39:41 | アジア映画
ドニー・イェンがブルース・リーの「怒りの鉄拳」の
後日談に挑んだカンフー映画

オープニングの戦闘シーンがものすごくいい
第一次世界大戦でのフランスで
中国人間だけ参戦させていやようで・・・
弾薬を運ぶだけの中国人がドイツ軍に狙い撃ちされて
次々死んでいく中
己の肉弾とナイフのみでドイツ軍を殲滅させる

いやものすごくいい掴みなんですが
本流に入るとドニーさんあんまカンフー見せてくれてない
1925年の上海租界が舞台です
日本軍の悪逆非道に立ち向かう正義のヒーローの衣装は
黒マスク姿のMr.KATOスタイル
ブルース・リーへのオマージュなのが見え見えですねぇ

時代が時代なのでやはり日本軍が悪者
なにせ女スパイとかからませて
その女間諜の一人にスー・チーさん
スー・チーさんの正体は早々にお客さんには明かされるのですが
日本語をしゃべらしてるけども
何を言ってるのかわかんない

スー・チーさんの軍服姿の凛々しいのはいいのですが・・・
日本軍にこの時代女性将校も兵もいない
ってことで、フィクションとしてこの映画は存在してると
でもどこか反日プロパガンダな色合いも濃いのはいなめない

あと軍服着てないけどEXAILのAKIRAさんが悪役で
風貌はぴったりですが・・・
どこかしっくりこないのはこちとらが日本人だからか

倉田師匠も回想シーンでご出演でしたけど
要は紅口道場の敵討が
返り討ちにあっちゃうというシノップスに
反日プロパガンダを加味した映画でしたねぇ

VFXといいカンフーアクションと言い中国映画技術の進歩
おそるべし

アジョシ

2011-09-25 00:42:25 | アジア映画
シルバーウイークの3連休中日の土曜日
銀座にでかけて韓国映画「アジョシ」を見てきた
韓流ファンというか、ウォンビン目当ての
ご婦人がたでにぎわってるかと思いましたが
結構男性も鑑賞されてるんですね
男子トイレも混んでた(笑

ってか、これは男性映画ですよねぇ
TVで韓国ドラマを見て新大久保界隈にぎわしてる方々には
ちょっとキツい映画だったかも知れませんが・・・

こんなスプラッター満載のエグい映画なんて
70年代の日本映画なんてこんなんばっかだと、
それを世界戦略を視野にいれてる韓国映画界が
20世紀の映画として成立させてるというとこかな

でも、ご婦人方には泣けるシノップスも用意されてますねぇ
ネイルアートとか
普通はカタルシスの大虐殺でエンドだと思うのですが
ラスト一度だけ抱かせてくれ  なんて
隣のご婦人眼がしらに手を何回か・・・
って目玉をエグろうってときは目を押さえてた

ウォンビンさんはDVDで「ブラザー・フッド」しか見てませんでしたが
その時はそんなに感じませんでしたが、
結構肉体を鍛えてられてるんですねぇ

こういう映画はナイフの痛みを観客が感じたら
制作者の勝ちですよねぇ
そういう意味ではナイフでの格闘シーンのカット割りは秀逸でした
若手だそうですが、監督さんの力量を感じましたが

ラストの駐車場で防弾仕様のベンツがクラッシュするのですが
本当ならエアバッグが前面と脇から機能するはずですが
そうなると車中の人物がフィルムにおさまらない
これが映画のクソリアリズムというヤツ

「ハウスメイド」の時にも書いたと思うのですが
こういう映画を女性客が見るという韓国の映画事情って
まったくもってうらやましい限りです。

男たちの挽歌A BETTER TOMRROW

2011-09-11 22:49:39 | アジア映画
まずは最初に文句を・・・
8月5日に東映さんからDVDが発売されてるはずなのに
レンタルDVDはなぜにTSUTAYAさんオンリーだけなの
GEOにもTSUTAYAにも加入してるんで不便ではありませんけど
ウチの場合新作1泊2日GEOだと200円だけど
TSUTAYAだと380円なのョ


ジョン・ウーが製作総指揮として
セルフリメイクしたのですが
まるまる韓流映画になっていました・・・
それなりに見ごたえはありましたけども
韓国映画あんまというか年1,2本しか見ないので
俳優さんもスタッフさんもほとんどわかんない(汗

前作が1986年製作ですか
香港映画界がカンフー映画から脱却できたエポック的な作品でもあり
ジョン・ウーの名前が一躍世界で認知された
シノップスは60年代の東映やくざ映画のそれを
まんま香港ノワールに置き換え
スタイリッシュな銃撃戦でチョ-・ユンハのロングコートが
チョー有名になりましたよねぇ

あれから30年
今度は韓国イケメン俳優でリウエィクですか
21世紀のアクション映画に生まれ変わらしてくれてましたね

イケメン韓流ブーム之時流ですから
劇場にも女性が足を運んだと思うのですが
恋愛模様もなく、ただただ男の世界を描いてるアクション映画
時代を反映して脱北兄弟の憎悪と家族愛はともかくとして

男同士の胸の裡というか心情を
はたして韓流ブームの生みの親である女性陣に
どれだけ理解してもらえたのだろうか
なんて思いながら見てました。

けどラストシーンは?と思ったのは
多分私だけでしょうね
弟が拳銃1発撃った瞬間に
警察官たちの一斉射撃ですよね 絶対に・・・

ハウスメイド

2011-09-07 23:10:19 | アジア映画
水曜日はレディスデイだったんですねぇ
老若あわせて結構女の人で席が埋まっていた
韓国映画っていうのは普通の映画でも結構エログロ
しかし、女性が見に来る

こういうのってかなりいい感じですよね
こういう蜜月な関係がイマの日本映画には欠如してるなぁ
と、思いながらみていました。

韓国も金持ちとそうでない人との格差がすごいですねぇ
メイドを二人も使ってる
っていうか、

何の予備知識もいれずに見に行ったのですが
確かに主役のチョン・ドヨンは
お金持ちの旦那さんがそそられるのもわかる

たった1回のセックスで子ができちゃう
そこから彼女の不幸が・・・

冒頭の飛び降りシーンとかの描写って
チョン・ドヨンのごくごく普通の人生みたいなことを
描きたかったのでしょうか
しかし、監督さんはなんの説明もしない
他のシーンでも説明的な台詞一つもないでしたねぇ

いですよね、映像で必要な情報は与えてる
あとは観客が映像の点と点をつないで線にしろ
ですか・・・
今の日本映画の本屋さんとか監督さんに
いやお客さんにも見習ってほしい

韓国の持ってる格差社会
この貧富の差が
登場人物の性格を見事に表わしていたりするんですね
そういう意味から
タイトルのハウスメイドって若い方じゃなく
あの年増の蝙蝠みたいにあっちこっちに寄生して生きてる方じゃなかったのか

復讐ってそういう意味だったんじゃないのかな
チョン・ドヨンの復讐なんて
子どもにはトラウマになるだろうけど
お金持ちの人々には屁でもない

ラストにキム・ギョン監督の「下女」に捧ぐ
とあったのですが
リメイクだったんですねぇ

レイン・オブ・アサシン

2011-08-30 00:32:35 | アジア映画
新宿武蔵野館の興行企画
香港アクション列伝BIG4の序幕作品
「レイン・オブ・アサイン」を見てきました。

2010年中国・香港・台湾合作作品
ジョン・ウー製作
ジョン・ウー、スー・チャオピン監督
スー・チャオピン脚本
ミシェル・ヨー、チョン・ウソン主演

明の時代の剣劇でしたねぇ
ワイアーアクヨンと剣の動きはCGですねぇ
柳の枝のように剣がしなって相手を刺す
ヒロインにミシェル・ヨーさんなんですが
やっぱ年齢が・・・
アクションシーンの動きはさすがですが、
顔のアップになるとやっぱ老けたなぁ

って、中国の原題が「劍雨」
邦題の「レイン・オブ・アサシン」の
レインってrainじゃなくてreignだったんですねぇ
紛らわしいですねぇ

雨がヒーロー・ヒロインを結び付ける重要アイテムとして
映画の中でも使われてるし
源タイトルにも「雨」が使われてる・・・

日本の配給会社でもそこいらをにらんで
英語タイトルの「Reign of Assassins」を
そのまんま読み下してるのでしょうけど
「刺客列伝」としたらお客さん入んないか、昭和っぽくって(汗

っていうか、平日夜の回でも客の入りいいんですねぇ
中年男性がおおいですけども・・・
基本シノップスは男と女の愛の物語に
武侠アクションでコーティングした映画
女性も共感できる愛の物語
ハッピーエンドだった

達磨大師のミイラをめぐって刺客たちが
命のやりとりをするのですが
達磨大師のミイラの使い方って下の方のネタだったんですねぇ

あと散々使い古された心臓の位置が右だったとか
ホントこんなんでいいのかなぁジョン・ウー
っていう映画でしたけど
見てる分には2時間飽きないアクション映画です。

中国4000年の文化をあなどっちゃいけませんね
明の時代の整形手術
虫を顔に移植して骨を食べさせて・・・って
映像ではなくナレーション処理でよかった(爆

イップ・マン 序章

2011-06-21 22:30:49 | アジア映画
ドニー・イエン主演で
あのブルース・リーの武道の先生の半生を描いた映画
時代が1930年からはじまるので
当然日中戦争は物語の大半を占める
ということで、中国人も日本人も60年以上経過しても
避けて通ることのできない問題が

この映画もそのため公開があやぶまれていましたが
「イップ・マン 葉問」のヒットが寄与して
公開されたようでして公開が順逆になっちゃいましたけども
BRは「序章」と「葉問」の2本組みでの発売ですねぇ

ドニー・イエンと言ったら
3月頃でしょうか
香港版のDVDで、ドニー・イエンさんが
「グリーンホーネット」のマスクをつけて
日本軍と上海の町でたたかう映画を観たのですが
って、シュー・ケイさんが出演されてて見たんですけど
これも日本軍の描写やらが・・・
なんか9月には「レジェンド・オブ・フィスト」の
タイトルで公開されるようですが
やっぱこれも「イップ・マン」効果でしょうねぇ

しかし「レジェンド・イブ・フィスト」より
この「序章」のほうは
池内博之さん扮する日本軍将校の方が
まだ武道かとして礼節をわきまえているようですが

映画を通して反日意識を高めるという
プロパガンダ的に映画を作るというのは
ある意味常套手段ですから

我々日本人はブルース・リーやジミー・ウオン
の映画でさえ悪役日本人の映画をうけいれる国民ですので
映画として面白ければ・・・
それなrに見ごたえある映画でした。

チャ・リンBEST完全版

2011-05-15 22:30:22 | アジア映画
日曜日、昼からタイヘンなものを見てしまいました。
韓国のポルノ女優さん、チャ・リンさんの主演映画

「韓国漁村ロマン 種付け 背徳の集合住宅」
「人のセックスを見るな」
「韓国官能ロマン さ・け・め」
の3本の韓国エロ映画を全長版で1枚のDVDにしたものを
レンタルしてきました。

韓流ブームが日本で起こる前
韓国映画と言ったらエロ映画しか輸入されていなかった

日本の占領下で圧政とたたかないながら
本能のままに生きる民衆のおおらかな性をテーマにした
エロ映画を何本か見たような記憶がありますが

チャ・リンさんという人気ポルノ女優さんは知らない
2001,2年ごろに製作された映画のようですねぇ
1本の尺が70分前後で3本で全222分 

韓国って日本のような
ただやるだけのAVっていうのが無くて
ストリー性のある、
本番なしの、日本でいうところのピンク映画みたいですけども

日本ピンク映画より濡れ場は多いし
各濡れ場もご丁寧に絶頂迎えるまで延々と
擬似ファック演技の連続で
ストリート言っても、濡れ場と濡れ場をつなぐだけの小芝居
ということで見てると結構シンドイ

筋と言ってもふた組のカップルがクロスオーバーしての濡れ場ラッシュ
韓国映画ではこういうピンク映画で
クロスオーバーしても女同士の濡れ場
と言う演出は3本ともありませんでしたねぇ

韓流映画の世界戦略視野の構造の中で
綿々とこういう映画も作ってるという底力は
ある意味すごいと思う!!
ってか、疲れた

LIES/嘘

2011-01-11 00:23:22 | アジア映画
10年前に物議をかもした韓国映画
尺の半分以上がベッドシ-ンそれもSMプレイ

115分の米版のDVDで英語のサブタイトル付き
ハングルも韓国語もほとんど理解不能なので
英語のサブタイトルは助かりました。

韓国映画すげーな
男根丸出し(ってもチラチラ見えるだけですけども)で
女優さんも騎乗位シーンでは
男根の上にまたがってのグラインドですので
いなりが女優さんの尻の割れ目から出たまんまだし

こういういなり見せは70年代のアメリカのピンクでは
常套手法でしたけども
今のアメリカ映画では
女優さんの割れ目は見せても
いなりも男根もシュミレートSex映画ではNGみたいですね

フェラシーンでは69スタイルの時
男優さんの男根口にふくんでるんですね
思わず「んっ!?」ってDVDのコマ送りにして確認しちゃいましたよ
日本の映画じゃAV以外にはピンクでもここまではできない

SMシーンはさすがにガチじゃないとは思いますが
主演の女子高生の喧嘩シーン
殴ってる音からしてガチdしたよね

SMでの責め道具
しなる棒からホースに縄、
だんだんエスカレートしていって

主人公のミドルエイジのおっさんが
モップの柄、箒の柄の寸法を測りながら切るシーン
アックに流れる曲(ってこの映画のテーマソング)
おっさんの楽しそうな内面を暗喩してるかのような
躍動感と歓喜を表現してましたね

いったいどこまでいっちゃうのかなぁ
素人で刺青いれちゃったり
なにせ二人で責め道具探したりして
挙句の果てにはつるはしの柄

っていくら柄は木材とはいえ
あのまま飛行機に持っては乗れないんじゃないかな

セックスシーン以外でも意外とつっこみどころ
満載の映画ではありましたが・・・


片腕ドラゴン

2010-05-07 00:21:55 | アジア映画
久しぶりに見たなぁ「片腕ドラゴン」
今見るとチープなんですけども(汗

ブルース・リー映画のヒットにあやかって
日の目を見たあまたの香港クンフームービー

あまた同工異曲作品が
いろいろ趣向を凝らして生まれたのも事実

そんな中東和映画(まだ東宝東和じゃない時代)が配給したのがこの映画
昔、昔読売ホールの試写会で鑑賞しました
それもジミー・ウォングご本人のご挨拶つきで

二階の最前で見ていたのですけど
悪の親分たちが最初にウォングの道場に殴りこむシーンで
道場の塀に書かれた仁丹の広告に
お客さんが湧いたんですよ

そしたら観客と一緒に鑑賞していたウォングが
湧いた意味を東和の担当者に質していたのを
映画見ずに見ていたのですが
あの時の東和担当者はきちんと説明できたのかしら

ウォングさんのこの映画は大ヒット
で、続編「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」なんてのも作られました
空飛ぶギロチンは最強でしたねぇ

さらにウォングさん片腕カンフーだけでなく
片腕剣士なるチャンバラ映画もたくさん撮ってるんですね
製作年度はどちが先かはわかりませんが
何本かOnearlmed Swordsman見た記憶があります
こちらも左手でしたのでウォングさんは左利き
だったりして(笑

片腕ドラゴンは日本に来て
勝新座頭市とも対決してたりしてましたね大映の映画だったような・・・
エンディングは日本版と香港版では正反対だったらしですけど

そういえば香港ではバッタモン映画として
勝新のソックリさんを使って空飛ぶギロチンと戦う
なんちゅう映画もありましたなぁ
どっか探せばその映画のDVD出てくるかも

スピンオフじゃないんだろうけど
空飛ぶギロチンも何本か映画になってたようです

なんか想いで話で終始しちゃいましたねぇ(汗

シュリ

2010-04-15 00:58:22 | アジア映画
1999年制作というと
まだ韓流ブームが起こる前
韓国映画といったら
日本で公開されたりヴィデオやDVDになっていたのは
コリアンエロスといわれた映画だけでしたねぇ

それがいきなりハリウッドを凌駕したアクション大作
なんていう惹句で公開されて
これがヒットしちゃうから
これがきっかけで韓国映画とかドラマが日本にどっと入ってきて
あとはご存知韓流ブームになるというわけ

つまり、コリアンエロスでジャパン男子の
股間を熱くしていただけの韓国映画が
ニッポンメロドラマのシノップスを韓国のイケメン俳優たちで映画にし
日本の女性陣をとりこにしちゃっての韓流ブーム
日本での観客層の対極の橋渡し的な映画ともいえるんでしょうね
これと「JSA」は


ま、あんまなじみないので俳優さんは全然知らない人ばっかでしたけど
世間的にはいろいろ賛否はあったけど
娯楽映画としてはよくできた作品だとおもいます。

今と言うか、、だいぶ前からと言ってもいいですけど
もうこれだけのアクション映画をつくる力量と情熱は
日本映画界にはないでしょ

資金繰りというのもあるけど
観客層をアラサー・アラフォーの女性に絞り
パイを完全に小さくしてチマチマした日常を
切り取ることが客の入る映画
だと制作陣は思ってる状況ですからね

それはさておき
南北問題を抱えてるお国柄の諜報戦と
ロマンスをからめて
徴兵制のある国ですから
役者さんも銃の構え方に堂がいってる
平和ボケした日本だと形からはいっていくんでしょうけど
韓国人俳優はからだが自然と覚えてるといった銃器の扱いでしたね

南と北のロマンスを絡めているのはこういう娯楽映画の王道で
ラストも納得のいくものであるのですけど
スタジアムでの銃撃戦のあとがあんなに長いなんて

主人公の痛手なんて最後に引き金をひいたとこで十分でしょ
観客が得たカタルシスと失恋の納得は余韻を残して終わるべき

変に長引かせて映画的完結を示してくれるのは
いらぬおせっかいというものではあるのだが

この部分が無いとお箸のエピソードが生きてこない
冒頭の野戦訓練での手食いから、デートでの食事中の肉飛ばしまで
つながらないんですよね
上手な設定だけにホン屋さんもこういう形で完結させたかったというのは
理解できないでもないですけど・・・