旧イタリア大使館日光別邸-2

二階へ上る。

緑に囲まれた二階のスペース。まわりにはハウチワカエデなんかがあり、紅葉もきれいだろうなあ。


二階のベッドルーム。


テラスから見た中禅寺湖の景色。


イタリアの避暑地である、コモ湖の景色に似ているという話。大使がイタリアに思いを馳せていたのだろう。


水が透き通っていて、とても美しい。

中禅寺湖は、自然に出来た湖としては海抜1269メートルと日本一の高さらしい。
周囲は25キロ、最大水深は163メートルになる。非常に深いため、貯水量は霞ヶ浦よりも多いらしい。

湖の上流はラムサール条約に登録されている戦場ヶ原や湯ノ湖があり、それもあって水質がいいんだろうか。



ぐるっと裏側へ。


石組みと杉皮ボーダーのコントラスト。昭和一桁にこのデザイン。石組みも小粋な感じ。いい。


外観正面。


見上げ。


建物、ロケーション、人が感銘を受ける要素は、いろいろあるけれど、高いレベルでバランスがとれていて、非常によかった。
自然の風のここちよさを感じて、自然を愛でる事に喜びを感じられる建築としては、サイズもデザインも最高だと思えた。
やはり、レーモンド。万歳！