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建築を旅する

ヤギっこ

2011-09-20 17:11:51 | Weblog
ヤギは、どうにもクセになる香りがする。

なんというか、『ヤギ臭い』としか言えないんだけど、どうにもまた嗅ぎたくなる。

ヤギ愛というか、愛着が沸く匂いがする。



千年の森で、ヤギの世話をされているスタッフの方に色々とお話を伺っていると、皆さんヤギ愛がはんぱ無かった。

ヤギ臭含めてヤギ愛なんだなあ。


千年の森は、実は日本でも有数のゴートファームの様で、かなりな数のヤギを飼育している。

ヤギは、日本でも戦後ヤギブームという時期があり、全国津々浦々でヤギを飼育していた。
しかし、国の政策でヤギよりも牛や鶏を家畜として奨励したため、ヤギを飼育する人も激減したらしい。

ヤギは、家畜としては優等生とは言えない。
いわく、乳が少ない、肉も少ない、毛も採れない、子供もあまり産まない。

お乳も人間と同じ二つあるだけだ。

だから、日本でヤギ研究の権威と呼ばれる方は、1人だけらしい。

家畜として役に立ちづらいヤギなんかは誰も研究してくれないのだろうか、悲しいことだ。




しかし、他の家畜と違って、ヤギは、なんというか、とても愛くるしい。
いたずら好きというか、チャレンジャーというか、見てると本当に飽きない。

羊なんかはモソモソと草を食んでるだけだけど、ヤギは人を見かけると一目散に寄ってくる。
靴ひもを食う、身体に前足を上げてくる、カメラなんかにも興味津々。

目は四角くって怖いけど、かわいい。

じゃれて、うんこアタックするのだけはやめて欲しいけど。






千年の森は、ヤギのチーズも作っている。
その味は、コクが有り、濃厚でまったりとして、とても旨い。そして非常にヤギ臭い。

かなり強烈にヤギ臭い。
しかし、これがやたらとクセになる。
まあ、ヤギが好きだからかもしれないけど、ヤギ臭さがいいなあとすら思うから不思議である。

因に、ヤギチーズは、イチジクのジャムを乗せて、シャンパンと共にいただくのが最高らしいです。
おためしあれ。







帯広

2011-09-16 18:14:49 | Weblog
先月の末に、10日ほど北海道は帯広に行って来た。

北海道ガーデンショーの施工作業。


暑い東京を離れ、大洗からフェリーで19時間くらいかけて苫小牧へ。

初めてそんなに長時間のフェリーに乗ったけれど、なかなか快適だった。
風呂もでかいし、レストスペースも結構あって、ちょっとしたビジネスホテルよりいい感じ。

当日は天気がよかった。



苫小牧から3時間ほどで帯広市。

現場となる千年の森から程近い、青年の家的な施設を定宿としてお借りした。
因に、そこは、35年前に廃校になった小学校。

なかなかの雰囲気。手強そうだ…。



基本的には自炊で、ほったからし。
二人で宿泊するには、とても大きい。

なんでか判らないけれど、廊下には様々な剥製が陳列されている。
ヒグマにリスに、得体のしれない鳥的なものとか。
職員室に泊まったんだけど、その部屋にも、博多人形とか、日本人形がぎっしり。
わざとか。ちょっと、怖い。

そもそもが小学校なので、お風呂は後から作られたらしく、風流な五右衛門風呂。

それはそれで、自分で火を入れて沸かすのも楽しいんだけど、場所が体育館の裏側なのがきつかった。
で、夜ともなると本当に真っ暗闇で、これまた怖い。
また、夜は蛾が大量に発生しており、窓が蛾でびっしり。

こわあ。



日中は千年の森へ。

久しぶりのヤギとの対面は、やっぱり癒される。


今年産まれた子羊。親はごっついのに、子供はむちゃくちゃかわいいなあ。






そして、ダンピアソンのガーデンの美しさ。



真っ暗な五右衛門風呂のおかげで、夜は早めに上がって、風呂炊きと食事作り。
明るいうちに、如何に風呂に入りきるかが闘いで、飯炊き、風呂炊き。

ただ、偉いもので、最終的には慣れてしまい、真っ暗の中でも風呂に通ってもすっかり平気に。


次回もお世話になりそうです。