ad

建築を旅する

2011-03-29 13:05:39 | Weblog
ようやっと春っぽい日差しになってきた。

仕事場の窓から見える景色は、まだまだ冬っぽいけど、クヌギの木にも芽が吹いて来ている。

井の頭公園の桜もそろそろ開花し出したかな。

家に一昨年植えた、球根も今年も出て来た。
チューリップバタリニーとプシュキニア。

去年より寒いせいか、半月以上は開花が遅れてる。
プシュキニアはちょっと咲き出した。

バタリニーは桜のころかな。



友人に頼まれた名刺を作る。

ナチュラルガーデンの仕事をするにあたって、名刺を作りたいそうだ。


名刺に付けるキャラクターがほしいところ。
やっぱり、手描きが気持ちいいのでペンで色々と描いてみる。







ミミズが名刺ってのも面白いかもなあ。

ベンチ

2011-03-28 12:26:47 | Weblog
夕日を眺める為のベンチ。




階段をのぼって、少しだけ地上から浮かんだ様に、足をぷらぷらさせながら夕日を眺める。
視界には広がる景色だけ。

ひとりじゃ寂しいので、カップルで。もしくは子供をはさんで3人で。




せわしない今日この頃。


時間を忘れて、ゆっくり地球の動きを感じるのって、大事だなあ。

そんな事を考えて作ってみた。



MINI Rocketman

2011-03-24 17:37:00 | Weblog
MINI Rocketman

このところ、震災や仕事のハードさにへこんでた。

デザインなんて本当に力があるのか、建築する行為は残っても、デザインはどうなのかと自問自答する今日近頃。
しかし、こういうのを見るとデザインの力を感じます。


なんか、元気になるし、やはりプロダクトの力ってあるんだなと思った。


荒川修作が東京国立近代美術館で91年に『荒川修作の実験展 : 見る者がつくられる場』ってすごい展示をやったとき、2階のロビーでインタビュービデオを上映してた。
自分が美大に入ってすぐ、建築が好きではなかった時代、荒川修作が印象深いことを語っていた。

『アートが消えても、建築は残る』

みたいなことだったと思う。

もちろん、根源的な意味での建築をさしているんだろう。



彼もアーティストであるけれど、いわゆるアートは、フィクション、虚構だと言う。

アートにも時代の風雪にさらされても残る巌の様なものもあれば、消えてしまうものもあると言うことなんだろうか。

ただ正直、アートは信仰と並んで、『衣食住』に食い込んで行く、精神的な生き物が自然と対峙する時に生まれる、人間にとって絶対に必要なものだと思うけれど。

とはいえ、当時、バブルな建築まみれで、大嫌いだった『建築』という世界にちょっと興味が出たひと言だった。



悲しいのは、荒川修作の講義を大学で聞いて、考え方は非常に共感できるけれど、最終的な結論が理解しがたかった事。

『見る者がつくられる場』は、すごく面白かったんだけどな。


ようやく、被災地に仮設住宅の鎚音が響き出した。
2DKくらいのサイズらしい。

建築は、人が生きるベースであり、また、文化や信仰の拠点でもある。


建築にどう関わって行くか、今はじっくり思索する時なんだ。