ad

建築を旅する

河口湖

2011-02-28 19:03:53 | Weblog
最近、知合いの建築家の男性が設計した、河口湖にある別荘のガーデンのデザインを依頼された。

こちらで基本計画を作り、あとは、地元の造園屋さんが一緒に施工してくれる形。



敷地は、河口湖を見下ろす気持ちのいい立地。
周りには、かなり高木になる針葉樹が覆っている。




敷地周辺の植生を調べてみると、ヤマツツジ-アカマツ群集、クリ-ミズナラ群集、スギ・ヒノキ・サワラ群集、アカマツ植林、カラマツ植林となるらしい。

高木では、コナラ、クリ、クワシデ、サワシバ、スギ、ヒノキ、アカマツ、クロマツなどなど。
亜高木は、ウツギ、イヌシデ、ヒメシャラ、ダンコウバイ、ヤマボウシ。
低木では、ウツギや、アブラチャン、クロモジなんかがある。


富士山周辺は、世界遺産の登録へ向けて行政が動いている関係で、河口湖もかなり規制が厳しいらしい。

湖面から、20メートルくらいは建物を建ててはいけない。
あと、道路から建物が丸見えでもいけないらしい。
景観条例では、道路と建物の間に、3~5メートル程度の針葉樹を植えろということ。


施主の方は、アジアンリゾート的に、ヤシなどを植えたいらしいけど、この辺りは、冬はマイナス10度を下回る時もあるらしく、実際には非常に難しいだろうな。



現場を見た帰りに、ほうとうを食べに寄った。

なにやら、怪しげなほうとう屋さん。
なんか雑誌で見た感じと思ったら、新建築等にも掲載されてたみたい。


舞い降りた雲のイメージらしい。
内部は、ダウンライトは無く、反射光をうまく計算してあるようで、かなり明るく感じた。

まだ若い建築家作。一見するよりも、考えられている建物で、結構いいなと思った。

富士はやっぱり、日本一だなあ。











職場より

2011-02-21 17:49:48 | Weblog
昨年の夏に引っ越した仕事場は、割と閑静な住宅街にある。
緑も見えるし、日当りもよいし気に入って借りた。

秋の気持ちのいい日には窓を開けて、風を通したりするのだけれど、これがちょっと驚きだった。

隣に、幼稚園があって、その裏には小学校。


借りてみてわかったのだけど、幼稚園生の凄まじい歓声が響き渡る。

朝は、外で遊ぶ時間があるようで、最近の流行は、ガラガラと乗っかって進む、小さな車。
皆、威勢良く、ガラガラと走り回る。
幼稚園くらいの子供って、すごいエネルギーで、一時間なら一時間、ずーっとガラガラで、はしゃいでられるんだなあ。

それが終わると、食事の時間。
『おべんとおべんとうれしーなー♪』

そして、午後のお遊びタイム。
『おーかーたーずーけー!』

時には、太鼓の練習とかもある。


3時くらいになると、今度は小学生が帰宅の時間。

隣が小さな公園みたいになってるので、そこで小一時間、エンジョイして帰宅するらしい。
今も、昔も、小学生はかわんないなあ。



そんなこんなで、なかなか、ゆっくり仕事をさせてもらえない。

まあ、それはそれで、楽しいんだけど。


また、季節がよくなると、窓を開けて、歓声が響き渡る仕事場より。


その幼稚園の上に乗っかってる、天使? 向かい合わせに、二体あり。