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建築を旅する

富良野5

2012-09-27 18:18:06 | Weblog
富良野のラベンダー畑を出て、北海道の菓子やさん『六花亭』がやっているカンパーナ六花亭へ。

ここは、葡萄畑に囲まれて、木造のちょっと素敵な感じの建物がある。


大きな農機具小屋の様な佇まいのモダンな建物。
オープンして日が浅いのか、まだ奇麗。

中は、六花亭のお菓子がテーブルに山盛り置かれていて、種類も豊富。
フラッグシップショップなんだろうな。

ちょっとしたイートインもある。

ガラス張りの掃出し窓の外は葡萄畑が広がる。



テラスも広い。


ちょっといいのは、テラスのエンド部分に手すりが無く、代わりにガラスが立ち上がっていて、視線を邪魔しない工夫がしてあった。
まあ、何にもなくてもいいんだけど、いろいろな方が来る商業施設の宿命でしょう。




ここを後に、一路帯広へと向った。



富良野4

2012-09-26 17:29:02 | Weblog
いよいよ、夏の富良野の一番の見どころ、ラベンダーを観に。

その中でも、北の国からの撮影にも使われた、ファーム富田へ。


ファーム富田の歴史を辿ると、先祖は明治期の北海道国有未開地処分法の制定に伴った移住開拓の時に北海道に来たそうだ。
因に、北海道国有未開地処分法とは、本州の資本家に100万ヘクタール以上の大面積を無償で提供するというものだったらしい。
ただ、当時の写真を見るに、まさに未開の大地といった感じで、苦労が忍ばれる。
日本では、これほどの広さの畑作の文化が無かった為に、試行錯誤の手探りだったそうだ。

そのファーム富田は、孫の代の富田忠雄氏が北海道でのラベンダー栽培の先駆的な人物の上田美一氏のラベンダー畑に出会い、香料としてのラベンダー栽培にのりだす。ラベンダーは、フランスから輸入されて、全国様々なところで試験的に栽培されたけれど、一番生育に合っていたのが北海道だったらしい。
ピーク時には、250件以上の農家がラベンダーオイルを作っていたけれど、合成香料に押され、激減する。


ファーム富田も今年で最後、今年で最後と苦境の中続けていたそうだけれど、いよいよ辞めようという頃に、国鉄のカレンダーに写真が紹介され、カメラを持った観光客がぽつぽつと来て、存続してほしいと激励したとのこと。観光客の中には、続けてもらう為に、ポプリの作り方などを教えていった人もいて、それを売った現金収入が貴重な生活費になったそうだ。

その後、北の国からで放送され、全国的なブームになった。


ともかく、今は、すごいことになっている。
一大観光地で、ちょっとした観光企業だ。


念願の夏の富良野、満開のラベンダーが観れて、大満足であった。

富良野3

2012-09-25 15:09:47 | Weblog
風のガーデンがあるのは、新富良野プリンスホテルのそば。
宿泊客に向けて、色々と趣向のこらした施設がある。

そのひとつが、ニングルテラスという森の中のショッピングエリア。


ニングルとは、倉本聰氏の著書「ニングル」に出てくる北海道に昔から住む、身長15センチくらいの『森の知恵者』のことだそうです。
妖精みたいな感じ?コロボックルって雰囲気かな。

ミズナラなどの雑木林に囲まれて、とても雰囲気がいい。

この切り株の中にニングルが住んでいるってことらしい。御静かに。

ウッドデッキと階段でつながって、楽しい空間。


手芸の様々なお店があって、中でも森のろうそく屋は行ってみたかったところ。
この、顔のろうそく、ニングルかな?

いやされる。