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建築を旅する

建築を旅した 安藤編

2005-05-31 09:56:44 | Weblog
ま、ここは一番、反省の意味も込めて、建築をバーチャルに旅。
去年、一昨年あたりうろついていた時の写真を引っぱり出し、再考しよう。
そのうち気の向いたときに新規もアップ。


安藤忠雄シリーズ!  うわあああ。


安藤忠雄。バイトすると撲られるという噂が飛び交っていたハードパワーの誰もが良く知る世界的人物。
大学一年生の頃、芸大で講演を見て、その後握手、バイト行きたいなと思ったのだけれど、噂を信じて断念。
うふふと、手洗えないねなどと、つまんない事を言ってるうちにバイト行きゃよかった。

当時は皆安藤ナイズされていて、建築の課題は地面に穴掘りまくってた。
担当教授(女性)から、「男の子は穴掘るの好きよねーーー。」
などと、今思えば、かなり意味深な事を言われたりする位。ほんと男子は皆穴を掘り続け、アンドーアンドーと祈念していた。
後半は皆いきなり「安藤は終わった」などとうそぶき、OMA的な感じに行ってたなあ。

今でも、妹島フィーバーだろうな。大学は。もうちっと進んでいるかな。


OMAって因にOffice for Metropolitan Architectureって言うんだな。知らなかった。

写真は兵庫県立美術館。
フォートワースの元となった、安藤の新機軸。
内部のガラスの吹抜けや、連なりが新しい感じがした。何棟も同じ物を並べる安藤建築って意外と少なくって、この連続感は面白い。ただ、安藤らしく、ヒューマンスケールを遥かに超えた、とんでもなく大きいマッスに圧倒される。
外観は、キャンティレバーの飛び出したひさしがあって、とイメージにあったのだけれど、ひさしなんて生易しいものではなく、これまた圧するほど飛び出ている。大きい。イメージより大きい。
このイメージより大きいというのは、サントリー美術館でも味わった。
京都のTimesなどのいい雰囲気のこじんまりしたスケールも安藤であれば、どかっとでかい、崇拝するような伽藍のようなスケールも安藤。
コルビュジェのラ・トゥーレットのアウト加減と近いのかもしれない。
やはり、若き日の影響とはかくも甚大なり。

神戸の震災をふまえ、大きな避難公園を作る目的もあり、広大な公園が併設されている。
このスケールから考えるとちょうど美術館のサイズがぴたりとはまる。
ランドスケープを作る安藤。その中に建築を配する。やはり京都の寺院のアプローチの妙なのだろうか。
大きい公園には、大きい建築。
その辺りの解りやすさが、安藤の魅力であると思う。
やっぱり、好きさ。安藤忠雄。

建築を旅してない

2005-05-31 09:13:27 | Weblog
このブログは、「建築を旅する」という、岸和郎氏の著書から頂いた(勝手に拝借した)ネーミングにしている。
当然、当初の意気込みとしては、「ブログには、様々な建築、路地、卒塔婆、人間模様等を観察、閲した結果成果を精力的にアップロード。皆様に意見、厚情を頂きつつ、それを励みに深々と新たな建築探訪に出かけ…」

と、自身のブログを利用した建築文化理解のスキルアップ、経験値アップ的な部分を勝手に狙っていたのだけれど、全然ダメ。
まあ、ほとんど日記、備忘録として、物書き的には良いのかもしれんけれど。

車も買って、それによって地方に出かけて、と思っていたが、まず車買えない。
欲しいのは、たっっかい。たかい。日本車なんか、150万とかで良いの買えてしまうのに、外車って名がつくと、倍くらい。
あと、駐車場が無い。井の頭、しかも4丁目ってな所は空き地も少なく、駐車場無い。

という、理由でなかなか建築を旅出来ていない。
あと(小声で)三ヶ月ついに一個もコメント無し。
ダメブログ今日も更新(後進)中。ふはは。


いや、建築は足下からだな。刑事も足からって言うしな。 地味にやっていきます。徒歩歩。
路地歩きます。道ばたの猫などを愛でます。何気ない物からも得るものあるよね!  トホテョ。杜甫甫。


ああ、ばーーーっとすごい建築、でかい建築を見に行きたい。
地方がうらやましいっすよ。都庁でも見るかな。

製図の効用

2005-05-31 01:33:49 | Weblog
建築士試験の製図は、わりと順調。
時間のある時は、ばーっとやってしまう。
一枚仕上げるのが、約6時間から7時間位。
本試験は5時間半だから、きっちり仕上げての目安としては、良いペース。

日曜日は模試的な感じで、課題が出されて、それを本試験と同じ時間で仕上げる授業だった。
まあ、割といい感じ。エスキースがうまくいったので、製図が楽だった。この調子でいきたい。

あまりはまると良くないなと思いつつやっている試験用の作図。
とにかく、試験の為の製図であり、基本なので、デザインとかを考えたらいかんよと言われる。
それが変なくせにならん事を祈っているのだけれど、実は良い事も。
なんというか、最近CADばかりやっており、どうしても手描きが億劫。
めんどっちいと思いがちで、いきなりCADへ入って行く事も多かった。
が、製図をやりだしてから、手で描いて考えるっていうスピード感がすごく気持ちよく、しかも頭に入るって実感。
試験用にハード(つまんない課題とかあるし)に鍛えているため、仕事の平面とか楽勝。
というか、楽しい、手描き。
プレゼも、ラフの段階なので、今回は久しぶりに、手描き着彩の図面にした。楽しい、充実感ある。

が、一個欠点が。
「メールで送って下さい。」
って、えーー?
スキャナーで取り込んで、つないで、調整して、jpgにして、タグ入れて。
がああ。

こんな落とし穴があるとは。
しかし、楽しいから許す。
久しぶりに図面を眺めて悦にいった。

手描きのペース、緻密感、高揚感はデザインをするうえで重要だとココロに明記した。

写真は、20代の頃、初めてちゃんと作ったお店。
この頃は過渡期で、皆大半は、手描き青焼きであった。
だからか、結構細部まで憶えてるな。
苦労した、吊り構造と、こだわりの収まり。

STYLE CITY

2005-05-31 01:02:02 | Weblog
STYLE CITY っていう、LUCAS DIETRICHって人が編集してる観光ムックがある。
一応、何年か毎に更新しているようで、以前買ったものが、表紙を換えてニューエディッションで出ていたりする。
これは、まあ、全て英語、外来語なもので、読むのは非常に辛い。
が、それでも、コンランなんかにあって、飛ぶ様に売れてる(感じ)。
私も仕事柄、こういった洋書と言われるものが大好物で、もう買ってしまう。
これは、また、単なる舶来観光ムックなどと侮っていると間違いで、実際は、その名の通り、STYLE、スタイルのある観光案内。
とにかく、写真が目茶お洒落。目茶奇麗。
しかし、目茶お洒落目茶奇麗たる角度から、カメラマンが感じ入った箇所を切り取っているため、必然的にすこぶる断片的なイメージショットばかりとなる。
なので、実際、これが何屋さんで、目印はこんな風な看板で、って説明的なダサ写真はポリシー的にも一切無し。
これで、本当に観光本の写真と言えるか微妙(とうか、言えない)だけれど、写真目当ての洋書大好きにはたまらない書物となっている。
因に地図は解りやすい。内容も、読んだら面白いのかもしれない。疲れるから、読まない。文字が柄に見える。

いずれにしても、また何時の間にやら大人買いしている訳だけれど、この度、忘れ去った昔予約した新刊分がこのたび発刊&到着。
その名も、STYLE CITY ROMA!
ローマ。これで、全七巻。
NY,BERLIN,SYDNEY,CISCO,LONDON,PARIS。
揃ったり、七巻。

ローマ。ローマの巻、今イチいけてない…。カメラマンさん、長年のシリーズで疲れてる?
巧妙にいわゆる観光名所は外してあるSTYLE CITYのコンセプト。
ローマから歴史を取ると…。まあ、ちょびっとはあるんだけども。
クリープを入れないコーヒーなんて…。


次はTOKYOかな。古都KYOTOが出たらローマ的になりそうな予感。
まあ、ナイスな資料ではある。これからの展開にも期待。

ケーニッヒ

2005-05-31 00:39:18 | Weblog
うちの家は、井の頭公園のすぐ近く。
歩いて数十秒という、門扉を出たら公園が見える位置にあり、環境的にはなかなかよろしい。
で、毎日、公園の中央の橋(七井橋)を渡り吉祥寺駅迄いくのだけれど、その道すがらにケーニッヒはあります。
ケーニッヒ。個性派ぞろいの七井通りにあって、ひときわ輝き(におい)を放っているハム、ソーセージ専門店。
が、実際、意外と皆スルーするんだけど、食べるとめちゃめちゃ旨い。
店自体は有名なので、東京中から来たりするんでしょう。
ここは井の頭公園の支店で、本店は、小金井。
ドイツの品評会なんかでも、数々受賞している名店らしい。
ドイツだけあって、店内、ビアーもご用意されており、ちょっとしたイートイン的使い方もできる。
素敵。
休日などは、道端でグリル大会。こんがりスパイシーなブツは、ドイツ人でなくともビール片手に踊りたくなるような、旨さ。
まあ、是非ってな事をブログで皆言ってたりするけど、マイブログ人気無しなので、もし見た貴重な貴殿は是非。
ああ、エンゲル係数あがりまくり。吉祥寺ライフ。
写真は、とってないから、拝借。