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建築を旅する

お宅訪問

2010-03-23 12:35:51 | Weblog
先日の日曜日、仕事関係の先輩のお宅におじゃました。

その方は、女性でインテリアデザインを生業としているのだけれど、旦那様は建築業。
建築家として、生計をたてておられる。

現在は、医療関係の建物が多いと話されていたが、その昔は、吉村順三氏のお弟子さんの事務所に居た事があるらしい。
じつは、先輩たる奥様も、以前、吉村順三氏のお弟子(別の方らしい)さんの事務所におられたそうで、さしずめ、吉村ファミリーといったところ。

ご自宅は、旦那さんが設計をされている。

やはり、吉村順三の風情というか、和とモダンのうまく合わさったような、シンプルでウッディーで、窓やエントランスが上手く、間取りも無駄無く、勉強になりました。素敵でありました。
立地もいい。
横浜近くの丘陵地、高台で、となりはムクノキが繁る、鎮守の森。
気持ちのいい風と光が抜けて行く。

OMソーラーシステムも導入。
奥村昭雄氏が『熱と空気をデザインする』と、発案されたというお話を伺う。
そのおかげで、壁の少ない、伸びやかな住まいとなっているとの事。
奥村昭雄氏も、芸大で、吉村氏の弟子であった。

OMソーラー、もしや奥村のOMかな?と調べたら、なんと、『OM』とは、『おもしろい、もったいない』の意味だとか。
えーー、そんな感じ?おどろき。



床は、杉材、建具なんかの木は、赤松とのこと。

「これが、いわゆる『吉村格子』ですよ」

なるほど、このバランス、どこかで見たなと思っていたけれど、これがかの有名な。

やはり、こういう格子のスケールが、空間のランクを上げる要素になるなと実感した。

最近、非常に好ましいと思っている建築家の一人、堀部安嗣氏も吉村順三氏の孫弟子。
やはり障子も、吉村格子。


系譜、いいものは使い続ける。

なるほど、建築という、時間と労力のかかるものは、成功事例という積み上げは大事な要素であるなとあらためて思った。


美味しい料理と、旨い酒。

堪能させて頂きました。








球根

2010-03-16 11:14:54 | Weblog
昨年は、ガーデニングを学び、目覚めたので、球根を植えたりしたのだけれど、このところ、暖かくなって、ようやっとうちのチューリップバタリニーと、プシュキニアが顔を出した。


こちらはプシュキニア。


赤みがかったふちのある、葉っぱがチューリップバタリニー。花が見えてるのは、プシュキニア。
バタリニーは原種のチューリップで、あんまり大きくならない。八ヶ岳とかだと、これくらいで咲いてた。



初々しいというか、かわいいもんです。

プシュキニアは、お世話になったポールさんの軽井沢庭の群生をみて、感動したので、好きなりました。

ああ咲くのが楽しみ。