ad

建築を旅する

妻有-2 mvrdv式

2005-07-19 10:03:31 | Weblog
越後妻有トリエンナーレ 2003

オランダの建築家集団である[MVRDV]の「まつだい雪国農耕文化村センター」を訪れた。
日本における初めての建築作品である。

竣工当時に発売された、MVRDV式というムックに詳しいが、日本という立地、農村であり、豪雪地帯であるという事、様々工夫と苦労があり竣工した。
出来上がった物は、好き嫌いはあるだろうが、まごう事無きMVRDV式であった。
既に昔よりあった農道の導線を建築内に取り込み、その交差した部分に施設を持ち上げている。
構造体はコンピューターで割り出したランダムとも思える形状(実際には理にかなった形状らしい)を屋上部にむき出しにし、そのアバンギャルドな形態を強調している。
雪が降ると、その部分に雪がたまり、山の景色にとけ込む様な感じになるんではないだろうか。
ともかく、面白かった。
内部はモダンで、美しく、色彩も豊かでベリークール。
またこの夏にでも行ってみたい。

「結び目」「持ち上げ」「ブリッジ」「天蓋」「コレクション」「山なみ」「レイヤー」といったキーワードから解けるMVRDV式。

意外と優しげにも見える、地域の方の誇りとなっている建築であった。

http://www.mvrdv.nl/mvrdv.html
http://www.noubutai.com/
http://tenplusone.inax.co.jp/review/topics/0308/matsudai/mdrdv.mov
http://www.spacetimedesigns.org/bunka3/yagura/nobutai/photowalker.html

最新の画像もっと見る

コメントを投稿