言い聞かせる

2010-09-30 23:59:00 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと前に、赤メガネ氏を相手に「最近あった腹立たしい事を必ず1つ報告する」というのを試してたんですが。
「そりゃ腹立たしいねぇ!」と同意を得られたら合格、という基準で。
結果、「口に出してみるとそんなに腹立たしくなかった」「それって自分が原因?」みたいな事ばっかりで、うまくいきませんでした。敗因は意識的にやった事に他ならないんだけど。

犠牲となりハンパに腹立たしい話を聞かされた赤メガネ先生に哀悼の意を…違った、お詫び申し上げます。

牛の本来の意図は別のところにあるんですが。
それは数週間前の出来事です。

初めてKATANA;ハイパーさんに乗ったその日、最初に向かったのはガソリンスタンド。
インプレッサwでいつも訪れるそのスタンドは、片道1車線追い越し禁止、交通量多めの道路沿いです。
給油しつつ牛は、仙台空港へ直行するか泉ヶ岳へ向かうか迷ってました。
直前にMikeさんから電話をもらってたけどたぶんPittsは飛んじゃった後だろうし、泉ヶ岳で体を慣らしてからにしようかな。
その後、スタンドの出口に牛&ハイパーさんと一台のセダンが停まりました。
セルフスタンドで、店員の誘導はありません。

牛は泉ヶ岳へ行くので左折。
セダンは右にウィンカーを出しています。
左折してすぐの信号は赤。すると、右から来たダンプが停止してセダンに道を譲りました。
これなら牛もこのまま左折できます。
歩道に歩行者・チャリ無し、アクセルをゆっくりあけつつ左折…

がしゃん!

うぉ?!
牛は赤信号で停止、嫌な音がした後方を振り向くと…

ステーションワゴンにセダンがつっこんでる!!
どうやら、向かいのコンビニ駐車場を出て左から来ていたステーションワゴンに気づかず、右折と同時に突っ込んじゃったみたいです。
ううう。ハイパーさんの記念すべき日なのに、しょっぱなから嫌なもん見ちゃった。

こういう事故を目撃する事が多いんです。
インプレッサwの前を走ってたワンボックスにトラックが突っ込んで、割れたガラスが飛散する瞬間とか。
信号待ちしてたら、真横の駐車場でアクセルとブレーキ踏み間違えた車が前の車にぶつかるとか。
だけどギリギリのラインで牛は無事。

結果、何事も無いっていう意味では良いんですが…どうも「常に隣り合わせ」な感じがして気持ち悪い…。
今回は特に、久しぶりに乗る2輪で緊張気味。
もちろん、そんな事で動揺してちゃいけない。
だから、ポケットに忍ばせたお守りにそっと手をあてて、牛はつぶやいたのでした。
「だいじょうぶ。牛とハイパーさんはだいじょうぶ。きっと無事に中継地点へたどり着ける!」
もちろん、何事もなく牛は無事に帰宅したわけですが。

「言葉にする」ってとても重要で特別なことです。

言葉にして昇華する。
言葉にして理解する。
言葉にして確認する。
言葉にして言い聞かせる。

そして最後に。

言葉にして祈る。

そしてさらに数日後…ソレは次のお話に。


梨の季節

2010-09-28 23:59:00 | 日記・エッセイ・コラム

今朝バス停に並んでいたら、黄色の回転灯を装備した工事用車輌がハザードをつけたまま向こうの角から走ってきました。

その瞬間、サイレンを鳴らしつつり遠くから唸りをあげて近づいてくるゼロカーが脳裏に現れ、あのなんともいえない高揚感につつまれて脳内にエンドルフィンが分泌され、まもなくWRカーが来…

…たような気がしたんですが。来たのはタクシーでした。
いや、たぶん本当にエンドルフィン出てたと思う。
近所のバス停に居ながらにして、ラリー観戦気分を味わえる牛の妄想力万歳。

ああラリー観たいよラリー!
サーキットじゃないの。ターマックは違うの。
グラベルで砂利を蹴散らしながら有無を言わさず駆け抜けてくれないとダメなの。
ラリー観ないと死んじゃうよ!!
最近不足すると死んじゃうものが多すぎるよ!!!

次の週末はラリーフランス。シトロエントタルのイケメン騎士の凱旋かぁ。
ソルベルグにはがんばってほしい。
でも負けるローブは見たくない。
やっぱラリージャパン行っとくんだったな…(寂)
そんな牛の胸の痛みを紛らわしてくれるのはやっぱり…

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これでしょ♪
まるで風のカタチ。

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久々に晴れた先週末、予定より寝坊しながらもたどり着いたスカイパークで目にしたのは、太陽の光をめいっぱい浴びるPitts。ふつくしい…。
Extraの新しいカラーリングはすごくカコイイし、いまだに心を染めてくれるJUKAは忘れられないけど、HappyさはPittsだなぁ。

だいぶ遅れをとったので、他の皆さんは既に除草作業してました。みんな早いんだよね。牛が遅すぎるのか。ゴメンナサイ。
大変申し訳ないけど、この日はお手伝いはサボらせていただいて丸一日のんびりさせていただきました。
咳のしすぎでそろそろ背中が痛くなってきそうだし、ちょっぴりヘコんだりヘコんでる場合じゃなかったりしてた牛はちょっと弱り気味だったし。

でもねぇ、やっぱ牛って単純。
ヒコウキ見上げて風と戯れてお日様を呼んで、おしゃべりしたり黙ってたり、それだけでずいぶんと心が軽くなるんだよねぇ。ああまた日焼けしちゃったよ。

でもとにかく嬉しくて。

ふふ。フフフ。うひひ。
ふひひひひ。あはははは。
うはは、ウヒャヒャヒャhyげほごほげほげほ…orz けほっ。
(↑往々にしてはしゃぎすぎ。)

今年は北海道…ラリージャパンを自粛してMotoGPも自粛予定。
花巻空港祭も行かなかった。モウ1度行くはずだった久慈も。
毎日は決して順調とはいえないけど、それでも牛自身にとって大切なものをちゃんと大切にできるというのは幸せなことだ。

帰り道。

梨を買おうと前にも寄ったことのあるお店に立ち寄ったんですが。
インプレッサwを下りててくてくと歩いていくと、お店のかたが「ああ!」な顔をしてくれたので、にっこり笑って会釈。
牛を覚えててくれたらしい。
去年、2回くらい寄ってりんごを買いつつ、とりとめもない話をしただけなんだけど。

「知り合いに梨買って来いって言われて…」
「ご家庭用でいいのね?じゃ、これ一袋に詰めるわね。そっちで味見してて。」

一袋千円で何個詰めてくれるんだろ。適当におまかせで。
実は牛、桃と同じくらい梨が好きなんだよねぇ。

「洋ナシも食べてみて!これとこれも種類違うから、少しずつ全部試食していきなさい。」

なんだかよくわかんないけど、梨の試食大会突然開催w
そして試食用巨大洋ナシを手渡され、言われるがままにしゃくしゃくと梨を食んでたら…

「じゃ、コレ1袋ね。あとこっち、オマケしとくから。それとこの洋ナシ、残ったのこのまま持っていって食べてね!」

あ、あのゥ。3袋も持たされたんだけど。
…ありがとうっ!!(笑)


今日も草を刈ってきました。

2010-09-20 23:50:00 | 妄想

よっぽど好きなんだろうと思われてるみたいです。
いえ、好きなんですけど。

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本日も任命いただいたので、気合を入れて刈る事にします。
バディは昨日と同じ乗用草刈機。

なお、本日の守備範囲は…

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遠くに見えているのり面だそうです。
午前中にボスが刈った部分が白く見えてますが、残りの部分を牛が刈ることになります。
去年も刈った所ですが、滑走路のすぐ脇です。立ち入りが制限されているところなので、作業が行われることを関連のかたに知らせていただいた上で蛍光色のチョッキを着用し、安全を確認した上で作業に入ります。

草いきれ、バッタ、小虫、やわらかな日差し。
草刈機の騒音を隠れ蓑に歌を歌いながら。

♪Good Morning Sunshine~

…既に昼過ぎですが気にしません。
あーっ!

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キノコ発見。

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ごめんね、草刈機で粉砕しちゃうんだよね。

写真は撮りませんでしたが、こののり面の一部はエゾスナゴケと思われるものが一面に生えていて、牛の大好きな所の一つです。
コケっていうと何か汚いイメージを持つヒトもいると思いますが、彼らの生態は非常に多様で美しいものばかりです。

滅多に立ち入れないけれど、このあたりは地衣類やコケ植物もたくさん生えていて、ほっといたら牛は地面に這いつくばって一日を過ごすんじゃないかと思うほどです。
以前茂木でオートボルテージュ観に行った時、飛行機飛んでる間に足元のコケ植物に気づいてしまい、ついつい飛行機じゃなくてコケの写真撮ってしまった程に牛はコケ・地衣類の観察が好きなのですよ♪

鼻歌交じりの草刈を続けつつ、牛が思い出していた事。
亡き牛父は日曜大工や家庭菜園が得意で、日曜日に朝から庭でいろんな事をしている父を見て牛は育ちました。
最も古い記憶の一つは物心ついた頃、角材に白いペンキ塗っている時の事。
小学生の頃は端材で小さなイスを作るのがマイブームだったなぁ。
トマトは朝とりたてのを丸齧りだったし、菜っ葉やナスの類は買ってくるより庭から収穫するものでした。

そして幼い頃住んでいた家の庭には、きれいな芝生が広がってたのを覚えています。
実際には「広がっていた」という程広くはありませんでしたが…芝を刈る作業というのは興味深いことの一つでした。
それが今に生きているのかもしれません。

ふと見ると滑走路に立派なトビが。

飛行機にとってはジャマなのかもしれませんが、小学生の頃給食のパンを残してトビにあげるほど好きでした。気流に乗って滑空する姿がいいんですよね。

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うーん、ピン合わないなぁ。
もう一回…ああっ!!

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行っちゃったぁ。残念。
いえあの、真面目に草刈り作業してますよ?(^^;)
「作業状況の記録のために写真とります」って申告しておいたし。

夕方。

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ホラ、綺麗になったでしょ。
こっちも。

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ここののり面の茶色っぽく見えてるのがエゾスナゴケの群生です。たぶん。
やっぱり写真撮ってくればよかった…。

結局今日も低い雲に覆われて、きっとPittsは飛べなかったんだろうな。
悔しいなぁ。なんで晴れてくれないんだろ。
そろそろ寂しくなってきちゃったなぁ。
次はいつ会えるだろう。ああそうか。
「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」
って地域的にも合ってる!

…という具合に、広い空の広い野原なら、牛は何時間でも一匹で退屈せずに思索をめぐらし妄想をめぐらすことができるのですよ!
自慢できる事かどうかはわかんないケド…;

「で、ここドコ?」っていう野暮な質問はスルーの方向でw


草刈機に乗ってきました。

2010-09-19 23:59:00 | 4輪

本日のバディ。

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刈払機を使う気満々で行ったら貸与されたのはこれでした。
共立の乗用草刈機です。
以前も乗ってたので今日が初めてではないんだけど。

あれもエンジン。これもエンジン。
去年から、草刈は趣味みたいなものになってきました。
でも手で引き抜く草取りは、もともと得意なんだけどトラウマがあってチョト苦手になったの。(以前草取り中に素手で毛虫を…ああ書くのムリ。)
せめて鎌がいいです。

この日はヒトも少なくて、曇り空だったから暑くもなくて絶好の草刈日和。
いや、本当はスカっと晴れてくれないとPittsに会えないんだけどなぁ。。。
悔しいけど今日は草を刈るって決めたんだ。
そこに草が生えてるから。

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カメさんとウサギさん仕様の乗り物です。
消防車も同じです。ホントだってば。
※ウソです。

これ見てて思い出したんですが。
牛、赤くて美しい乗り物大好き。
アルファロメオ、ドカティ、消防車。そしてこの草刈機。
力強く美しい赤。何ゆえこんなに惹かれるのだろう。
なんか今脳裏によみがえったんですが…

♪燃える男の~ 赤いトラクター それがオマエだぜ~ 

!!!!!!
これだ!子どもの頃よくテレビでやってたCM、小林旭?
若いヒトはわかんないでしょう?!

赤いトラクター 小林旭 歌詞情報 - goo 音楽

熱い。熱いなぁ。
「草の香りが俺は好きだぜ」って…牛も好きですよハイw
関係ないけど「コンバイン」って語感だけですごくカッコいいですよね。

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ふふふふふ。
向こうの柵までキレイに刈れました。

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こっち側も柵まで。上空から見たらどんなかな?
刈跡がまっすぐになるように、刈残しが無い様に、曲がる時もラインを考えて…と、比較的真面目にやってたら、なんだかこの感覚どこか他の乗り物でも感じたような気が。

あ。アレだ。
レーシングカートでライン取りを考えながら走ってる時の感じに似てる(笑)
あれもエンジン。これもエンジン。

雨が降ってきちゃったので途中で終了。
牛はまだ楽しめる範囲でやってるからいいけど、年間を通して維持するのは大変だよね。
牛にできる事はほんの少しだけど、それでもこの場所を訪れるヒトたちが心地よく過ごせたらいいなぁ。
牛の毎日に与えてもらってる原動力。
その何分の一かわからないけど、何か報いたい。
牛は牛のできることをやるだけだ。

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KATANAに乗ってきました

2010-09-19 00:29:57 | 2輪

ハロゥハロゥ、牛です。今日は快晴でした。

KATANAに乗ってお出かけしてきました。
モウ1年以上、まともにバイクには乗ってなかったのでほぼリハビリ状態です。
タイヤ新品、ブレーキパッド新品なのでのんびり走ってきました。

最初は実家のまわりをぐるりと8の字にまわってみたんですがこれがまた笑えるんです。
ちょちょちょちょっと、牛、硬っ!!そんなにリキんでたら今すぐコケるわっ!
「まづ落ち着かいんちゃや。」
つぶやきつつ自分でクスクス笑いながら一端停まって、牛母に予定を告げてから走り始めました。

こういう時はアレだ、まずは慣れたところから走ろう。と思い、我らが里山、泉ヶ岳へ。

泉ヶ岳は泉区民の心の山です。
いや、一般的な泉区民が泉ヶ岳をどう思ってるかわかんないけど。
もしかしたらパラグライダーのヒトたちが飛んでるかもしれません。

既に稲刈りが始まった田んぼを横目に、まずは無駄な力を抜いて。
メッシュジャケットを抜けていく風は明らかに秋の感触を伝えてくる。
さぁ、どうすればいいんだっけ?バイクに乗るっていうことは。
そうそう、リラックスしたら行く先を見つめて、曲げるんでも曲がるんでもなくて、あるがままに流れるままに、見つめたその先へ向かう必然の力加減、ほんの少し前傾してスロットルを開けたら、その後は連れて行ってもらえる。
形はKATANA、真は牛自身、理は…ここに明らかになる。

「形と真と理によって、KATANAを、解き放つ!」
トキハナツ~!
(元ネタが分かるヒトはほとんど居ないと思うのでスルーでお願いします。)

う、わぁ!
KATANAさん、いえ、ハイパーさん、アナタってなんて素敵な音で流れてゆくの?!
ああ、そうだった、この旋回する感覚。
斜め前方を見据えたら、腰からひねりこんで加速する、この感覚がたまらなく心地よいんだった。

本当にゆっくりとしたペースでたどり着いた泉ヶ岳と空には、やっぱりパラグライダーが。

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以前お世話になったYさんらしき姿を発見。
パラじゃなくてバイクになっちゃいました…。
でもパラグライダーだって諦めたわけじゃないしね。
いつか飛べたらいいなぁ。

さて、調子に乗った牛が向かう先は…仙台空港です。
通い慣れた道だし県道10号線を行けばペースもゆっくりなはず。

それにしてもハイパーさん、素敵だなぁ。
操作したらそのまんま動いてくれる感じ。
なんて素直なんだろ。
リアのブレーキがちょっと鳴いてるかな。それ以外は文句なしだ。

広い空の下で、ゆったり走る贅沢を存分に味わいつつ。

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水分補給と休憩をとりながら、離発着する飛行機を見送る間、いろんな事を考えてました。

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情熱のチェーンリアクション。
いくつかの出来事といくつかの意図が絡み合って、牛はきっとここに居る。
嬉しくて楽しくてワクワクする。
こんな素敵な病ならずっと罹患していたいなぁ。

日が沈みきる前に帰途へつこうと思ハイパーさんのところに戻ったら、なんと色違いのKATANAが横に停めてある。
ちょっと年配のライダーさんが歩いてたけど、あのヒトかな。
今日も、すべての偶然とすべての必然に心から感謝しよう。

さて、そんなわけでバイクの乗り方は頭じゃなくて体が覚えててくれたみたいです。
足らないのは左手の握力(笑)
暗くなる前に帰ろうとおもってたはずなのに、とっぷり暮れてから帰還しました。

ゆっくり走って110キロ。満足。