ウマも鳥も

2007-04-30 23:14:00 | 

風邪っぴきです。
ええ。連休だと言うのに。

本当なら。金曜日の夜からインプレッサwにシュラフと食料積んで、どこまでもどこまでもどこまでも走っていくはずだったのに。
くっそ~、なんだよぅ、この滝のように流れる鼻水とガラガラの声は。この軟弱者っ。

それにしても。あいかわらずいろんな事にやっつけられてて、人生における「よかったポイント」が減少傾向をたどり、香港ツアーで若干巻き返したものの今年に入ってからの移動平均は右肩下がり、累積赤字も増える一方なのは事実。なんとかしてこの連休中にポイントを稼がねば、今後の人生予算に多大なる影響を及ぼすに違いない。

ってーことは、だ。気合いと根性の出番でしょ。
かといって、いつもどおりロングドライブに出たら、ティッシュが無くなって走行中に死亡するに違いない。
そこで、連休中は定休日返上でがんばってるスズキランチへ行くことにする。
とりあえず3連休の間、毎日。このハナミズがむしろ尽きるまで!

さっそく28日。すっかり仲良しになったジーナさんにお相手願う。
名前からして好きなのよ。
「紅の豚」のマダム・ジーナ、彼女を思い出すから。
ジーナに乗りながら仙台空港に離発着する軽飛行機や旅客機を眺めるのは、そう考えるとなかなかオツなのですよw

ジーナっていえば、ランチの会員さんに良く言われるのが「ジーナもおとなしくなったよねぇ」「昔は大変だったんだよ」って話。どうやら相当のおてんば娘だったらしく。
確かに、牛も最初は引きましたよ。乗ってる牛を振り返って、白目を剥きつつ「ばひひひひ」と嘲笑を浴びせつつ、牛の足を食おうとするんだもん。
だけど、さんざんバカにされつつも、何度かの女同士の戦いを経てそんな強気な彼女と牛の間には何らかの絆が生まれたのだ。(た、たぶん…ね;)

さて、先週教わった事…牛は手綱の使い方が強すぎるのだ、というのを頭の中で何度も唱えつつ、何とか穏便に乗れ…てるかなと思ったらやっぱりハナミズが止まらん!
確かにいつも、お馬様達にはハナミズを付けて頂いてるので、こんな時こそお返しに牛のハナミズをつけてあげようと思っていたけど、それどころじゃナイ;
早々に切り上げて退散。ううっ。さっそく負けた。

行き帰りの道中。
県道10号線を走ってると、あぜ道には菜の花が咲き、田んぼには水が引かれ、白鷺が悠々と歩む風景が。
Egret
そろそろ田植えが始まるんですね。

牛の大好きな、東北の田園風景。初夏にかけての景色の変化を見られるのは、何て贅沢なことだろうか。


牧場の牝牛が言ったとさ。

2007-04-29 01:07:52 | Tools

ボディソープというより石鹸がなくなったので、先日「ダルマ薬局」で石鹸を購入しました。
ちょっと前までは、昨年の正月の福袋に入ってたボディソープを使ってたんですが、全て使い切って、ありものの石鹸も全部使っちゃったので。
あえて固形石鹸。だって安いのよ。しかーも。牛のチョイスですからね、当然コレなわけですよ。
Soap
カウブランド、牛乳石鹸にございます。
青箱120円、赤箱144円にて購入。
そんでもってこの赤箱と青箱、何が違うのか知りませんでした。どうやら微妙に量が違うようなんですが。
Redandblue
赤箱は155g、青箱は135g。
そして赤箱にはスクワランが配合されている様子。で、具体的に何が違うの?と思い、牛乳石鹸のサイト「モーモーワールド」へ。…インターネットって便利。

赤箱…ローズ調の香り。
豊かでクリーミィな泡立ち。
しっとりした洗い上がり。

青箱…ジャスミン調の香り。
豊かでソフトな泡立ち。
さっぱりとした洗いあがり。

ほほぅ。しっとりタイプとさっぱりタイプなわけね。
そして「お楽しみコーナー」の「モーモー劇場」を熟読した牛でした。
「牛乳石鹸ミュージアム」ではおなじみのCMソングを聴くことができます。これ、3番まであったって知りませんでした。ってかその前に、最後の「♪牛乳せっけん よいせっけん♪」の部分しか知りませんでしたけど;
「牛乳石鹸の歴史」なんかも読んでみたり。「前に進んでも後ろに退くな、粘り強く前進せよ」…会社案内見てても思うんですが、古い企業にも一長一短があるけれど、やっぱり企業理念とその歴史に培われた実績がある企業って良いですね。
必ずしも古い企業=良い会社とは決していえないものの、時代背景と共に信念を持って貫いてきた何かってのは、純粋にリスペクトできるんだなぁ。
今の時代、「採算を度外視して何かをする」ってどれだけの企業ができるんだろう。

とかなんとか考えつつ。
とりあえずパッケージデザインの変遷を眺めて「やっぱ牛だよなぁ、やっぱホルスタインフリーシアンだよなぁ」などとつぶやいてみる。
Cowbrand

牛。牛に会いに行きたいなぁ。

…CMソングずっと聴いてたら歌えるようになって来ちゃったよ。
♪はっなっのっ、かっおっりっ、ゆったっかっなアワダチぎゅ~にゅ~せっけん…


根底にあるもの。

2007-04-28 09:27:20 | 日記・エッセイ・コラム

犬がいた。「ラッキー」だ。
ラッキーは、小学生の頃飼い始めたシェトランドシープドック。
9年と9ヶ月生きて、ある年の冬に死んでしまった。

そのラッキーが、目の前にいる。

夢だ。そう確信した。
早く触れてあげなければ、と思った。
今触れなければ。目が覚める前にラッキーの頭をなでてやらなければ。
目が覚めてしまったら、次はいつ会えるかわからない。

「ラッキー!おいで!」
ラッキーは近寄ってきて、あの頃よく遊んだように、捕まえようとするとさっと離れる。
楽しそうで、軽やかに跳ねて、こっちまでうれしくなった。
そうだ、こんなに楽しくて幸せな日々を、過ごしていたんだっけ。
「ほら、遊ぶんじゃなくてこっちにおいでよ。ほら、ラッキーってば!」
ほんの少しだけ、やわらかな毛に触れた。
ああ、懐かしい。会いたかったんだよ。
元気そうでよかった。いいんだ、元気なら。
よかった、本当によかった。

いつの間にか目が覚めていた。
慌ただしくでかける支度をしながら、ラッキーと会ったんだ、とぼんやり思った。
あの時、もう少し早く病院に連れて行ってやれたら。
あの頃、もう少したくさん一緒に居られたら。
あの時、もう少し上手にお別れできたら。

ずっとずっと心にわだかまり続けている事。
晴れることはないであろう、永遠の雨。
一匹の犬がそこに座って、ずっとこちらを見つめ続けている。


疲れていると感じるとき。

2007-04-26 22:21:29 | 日記・エッセイ・コラム

朝起きたらなんとなくのどが痛い。
会社に着いたらよりいっそう痛くて、のど飴とドリンク剤を購入。

会社から帰宅途中、バイクのエンジンの回転数が微妙に落ちた気がした。
ん?ガソリンもう無いかなぁ?と思いつつGSへ。
バイクから降りて、えいやっ!とセンタースタンドを立てた時。
…首の両脇が「みしっ」ってゆった。。。い、痛い;
せっかく治療中なのに…orz

家についたら、そういえば納豆をきらしてて、お店も閉まっちゃってる。
仕方ないので他の食べ物をあさったら、ミックスビーンズの缶詰があった。
缶詰を見て、何気なく頭の中で読み上げた。

「おいしく食物連鎖」…ん?

Chain

…疲れているのだな。
早く寝よ。


だから食べるのだ。

2007-04-23 19:30:28 | 日記・エッセイ・コラム

悲しい出来事があって、雨が降った。
それでも今日は過ぎていって明日が来るから、牛はその毎日を過ごさなくてはいけない。

だから食べよう。
よぅし、パーっと何か食べちゃおう!
明るいショッピングモールの中にあるお店に入って。
いつもの串焼屋で。
会社の休憩室で。
食事をしよう。
何にしようかな。あれもいいな。これもいいな。たまにはがっちりお肉を。野菜もとらなきゃ。ピザなら石釜。うどんは讃岐。魚は新鮮なものを。

日曜日の夕方に思いついたのは…そうだ、牛肉にしよう。ピリっと胡椒の効いた感じの。
とはいえ、そう贅沢もできないから、レストランじゃなくてセルフ方式のお店。

鉄板の上でジュウジュウいってて、だけど決してそれほど良い肉ではなくて、それでも牛はありがたくいただくのだ。

食べろ 食べろ 食べろ

咀嚼しながら味わって飲み込む。
咀嚼しながら味わって飲み込む。
咀嚼して味わって、それが命を持っていた事を想いながら、飲み込む。

どこかで産まれた肉牛が、飼料を食べて育てられて、どうにかして食肉加工され、誰かの手によって運ばれて、お店の人の手で取り分けられ、鉄板の上でジュウジュウ音を立てて、それをレジにいたおねぇちゃんが牛(これは自分だ)に差し出した。

毎日繰り返されるこのめぐり合い。
だから牛はしっかりと食べよう。
生きていることを実感しながら食べる食事は、なんて充実しているんだろう。

最後のごはんつぶをかみしめて、牛の夕食が終わる。
さぁ、明日っていう名の無慈悲な希望よ。
どっからでもかかってこーいっ。