よざくら

2012-04-24 23:39:12 | 日記・エッセイ・コラム

なんとか間に合ったみたい。

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その気になれば駅からの帰り道。

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路地を入ったところなので、あんまり夜遅くなるとひとりでは怖いんだけど。

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インプレッサwと一緒だから思い切って。

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正面から入ったところも見事なんだけど、

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脇の道を行くと、道路を挟んで向いがわにも見事な桜の大木があって、

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しだれ桜と一緒に道の両側から迫るみたいに咲いてます。

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このあたりは大小さまざまなお寺が多くて、この季節は何気なく歩いていても桜が楽しめます。

牛が訪れたのはだいぶ遅い時間だったけど、たまたま遅くまでライトをつけてくれてたみたい。
「そろそろ消しますがいいですか?」
「はい、ありがとうございました!」
実は、ライトアップされていないほのかに白く見える夜桜が好き。

だけど 、モウ少し早く来たかったなぁ。


道端で見つけた

2012-04-24 08:09:15 | 日記・エッセイ・コラム

隣の車線を走ってたスクーターのヒトの左手が、何かを放つような仕草をしました。
夜のアスファルトの上を跳ねたオレンジ色の光。
火がついたタバコでした。

次の瞬間(※)後方を確認しインプレッサwを停車させ走ってその吸殻を拾いインプレッサwに戻ると猛烈な勢いでスクーターを追尾し路肩に寄せて止めさせて「落とし物ですよ!(にっこり♪)」と差し出し・・・たりはしませんでしたが。
一度でいいからやってみたいなぁと思いニヤリ。

※やってませんよ。やってませんからね。モウ一度書きますがやってません。
牛の妄想です。昔書いた夢オチの話を、夢オチって書いてるのに現実だと思って読んでたヒトがいましたが、勘違いされると困ります。

ポイ捨て絶対反対。。
某人が車を運転中にやっぱりタバコを投げ捨てた事があったけど、友人だからって許す事もなく「あっ!コラっ!」と叱るくらいには嫌いです。

ある日の夕方。
その日の天気は大荒れで、横殴りの強い雨に強風のなか誰もが傘を煽られて、おちょこになったり粉砕されたりする始末。
牛も当然、大き目の傘を両手でしっかり握って歩いてました。
横断歩道を渡ろうとしたら、路肩にぐしゃぐしゃのビニール傘が。

歩いてるうちに飛ばされたのかな。
コンビニの店頭に置いてるうちに飛ばされたのかな。
飛ばされて車がまきこんじゃったり、こんな日も果敢に走ってるカッパ装備の2輪オフ車のヒトに当たったりしたらあぶないじゃん。
ビニール傘、拾ってごみ箱へサヨウナラ。

東北道を走ってて落下物を見つけたらSAのお店のおねぇさんに報告するとかはモウほとんど趣味に近くなってますが、先日はちょっと違う落下物に出会いました。

夕方、暗くなってから徒歩で帰途についた牛の視界に入ったのは、歩道のすみにうずくまっているガマカエルいっぴき。

ぼんやりしながら歩いていたので、通り過ぎる事3メートル。
そこから脳内で考えつつ5メートルほど。

カエル、落ち葉が着いてたなぁ。
なんで舗装されて一面土の無い所にいるんだろ?
いったいどこから?
ああ、この塀の向こうはお寺で枯葉が積もってる。
たぶん、塀の開口部から落ちちゃったんだ。

おそらくカエルが自力でお寺のお庭に戻るのは無理です。
石垣になっている塀のむこうの地面は牛の目の高さ。
舗装された道を10m行って回り込んでも、戻るのは至難の業。
たぶんこのままじゃ、カエルは・・・

もしも振り返らずにこのまま家に帰っても、きっと眠るまで、そして目が覚めても気になるんだろうな。
そう思って牛はくるりと逆戻り。

困った。
カエル好きだけど、さすがにガマガエルを素手で掴むのは抵抗がある。
掴む事自体は平気だけど、皮膚の分泌物は毒素を含んでるっていうし。
ホウキとチリトリがあったらいいんだけど当然無い。
レジ袋とかなかったかなぁ・・・無い。ティッシュしか持って無い。
ええい、やむをえん!ティッシュでいってみよう!

ティッシュ三枚重ねで恐る恐るガマさんに接近。
ちょっと触れたらびょん!と動いたので一瞬引いちゃったけど、ダメダメ!

驚かせてごめんね。
でもここにいたら、干からびるか車やチャリにひかれるか、朝方カラスにやられちゃうか。とにかくキミはもとの地面に戻ったほうがいいんだよ。

そっと背中をつかんで持ち上げると、少しだけもがいてそれ以上は暴れませんでした。
塀の開口部にそっと乗せてあげると、すぐに自力でモソモソと歩いて、一面に枯葉が敷き詰められた土の上へと跳ねていったのでした。

よかったぁ。
モウ落っこちないように気をつけてね。

嫌われる事が多いけど、あの思慮深そうな面影のガマさんたち、牛は大好きです。

そして先日、飯坂温泉の鯖胡湯近くの坂道でまたもや。

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えぇ~?
子ヘビさん。
ちょっとアナタ何してるのよ道の真ん中で。
自分の意思でそこにいるならいいけど、そろそろ横断しとかないと細い紐にしか見えないから踏まれちゃうよ?
今日は寒いから、横断中に動けなくなっちゃってたりする?
でも牛、ヘビさんとは遊んだ事ないから扱い方がわからないのよ。

お湯に浸かって戻ってきてもまだ同じ場所にいたので、弱ってるのかしらとおもってタオルでちょいと触ったら、あわてて這っていったのでした。
ごめんね、脅かしちゃったよ。

暖かくなると、いろんなヒトに出会うのだなぁ。


苦手。

2012-04-17 17:25:24 | インポート
苦手。
子供の頃、夏の午後にうたた寝して、夕方の暗くなりはじめた頃に目を覚ますと、なんだか無性に寂しくて悲しくてとても嫌だった。

時間はもう流れなくなって、世界には自分一人だけ、そんな瞬間が永遠に続いて二度と抜け出せなくなったみたいで、絶望にも似た気持ちになる。泣きそうになりながら目をこすって自分以外の何かがたてる物音を一生懸命探したんだった。

濃紺から少しずつ明けていく空や、だんだんと暮れて宵に溶ける空を眺めるのは好きなのに。

今でも真夜中の暗闇や夕闇の中で目を覚ますのは苦手で、何もかもが終わってしまったような感覚に陥る。

怖くて悲しくて辛くて、まぶたが熱くなって涙をこらえる。そんな時に枕元にいるどみっさんがふうふうと寝息をたてて眠っているのを見ると、なんだか救われたような気持ちになったものだった。

白々と明ける空の濁りが消えて、青く見える頃にようやく安心するんだ。

まだ、時間は流れてる。少なくとも、ひとりぼっちで取り残されたままで生き続けなくてもいいんだ、と。何の保証もないけれど、そうやってやりすごす。

あの世界の外側に、みんながいる世界があるんだろうか?