馬のおかげで牛はうれしい。

2009-06-28 21:50:20 | 

土曜日、久しぶりにスズキランチへ。

このところ、土日は雨がふったり馬場の状態が悪そうだったり、そうでなくても予定がツメツメですっかりご無沙汰してたのでした。

ログハウスの前にインプレッサwを乗り付けたら…お!Kさんがいる!1年くらい会ってなかったんじゃないかな?!

Kさんは牛よりもずっと若い男性ですが、乗馬の腕はそりゃすごいんです。
彼が乗ると、ジーナもハヤテもさくさく動く。軽やかに動く。
無理無く無駄なく自然に動くから美しく見える。
だから、彼が乗り始めると、馬場の前の道路には路駐して眺めるヒトが多い。

牛は通い始めた頃、いろんな会員さんにお世話になったけど、特にKさんにはいろいろと手ほどきを受けたのでした。

今回も一緒に馬場に入って、2頭並べて教わりまくり。
最近は他の会員さんと会うことが少なくて一人で漫然と乗ってる事が多かったから、久々に良い刺激を受けました。
気晴らしにちょっと乗るなら、深く考えずグルグルまわってるのも悪くはないんですが、ずーっとそればっかだとつまらないしね。

でも難しい。
細かい動きなんてほとんどできないし、ペースの調整もまだまだ。
終いには、私の乗ってたハヤテがジーナにちょっかい出すは、Kさんの足に噛み付くは…私の指示なんて全然気にして無い証拠…orz

だけど、「以前に比べたら」だいぶ上手くなったと褒められて素直に喜ぶ牛。
そりゃ、ね、2年を過ぎてぜんぜん進歩してなかったらガッカリだし。
少しでも上達してるのだと感じたいじゃないですか。

そして翌日曜日。

去年札幌で世話になったchereraが仙台に来る事になったので、全ての予定をキャンセルして一緒に遊ぶことに。
ちびっこreraコンビとの再会!
まだ覚えててくれた?
よぅし、牛、がんばっちゃうぞぉ♪(←休日のお父さん風)

というわけで、この日もスズキランチへ。(笑)

オーナーには前日にお願いしておいたので、reraをハヤテに乗せて引き馬三昧。
まだちっちゃいから怖がるかな?と思ってたけど心配無用。
歩き出してもニコニコの笑顔で二人とも余裕!
当然cheも引き馬を楽しんでもらったのでした。

と、それだけじゃなかったんですよねぇ。
牛の新しい知り合いが来てたんです。
職場のビルの給湯室でよく顔をあわせてて、先日馬に乗ってるって言ったら興味を持ってくれて…実際に来てくれるヒトって少ないので、無理強いしないように「スズキランチ」という名称だけお伝えしてたんだけど、まさかさっそく来てくれたとは!
ご家族連れで楽しんでくださったようで何より。
知り合ったヒトとこうやって何かを共有できるってステキだなぁ。

牛は基本、人見知りだったのだけれど、このところ自分でも怖いくらいヒトと知り合うのが楽しくてたまらない。
河を流れ下るように、列車の車窓のように、毎日はとても美しい景色が流れていく。
そこに暮らすヒトたちの知恵と生命力がうらやましくて、牛は人影を見ればすぐ手を振るようになったのだな。

なんかモウ、ただの変なヤツになってるという自覚は在る(笑)
いいんだ、それで。

牛は人生を、楽しんでいる。


世はなべて事も無…いといいなぁ。

2008-05-22 11:23:00 | 

先日、久しぶりにバイクに乗ったら激しくヘタクソに戻っていて自分でもびっくり。

バイクがこんなだったら、乗馬はもっとヘタクソになってるんじゃないかと。
そんなわけで1ヶ月以上ぶりにスズキランチへ行って来ました。

乗馬で大切な事の一つとして、馬の注意を乗り手に引き付け…
…る前に、牛自身の集中力が問われるのですよ。

だって大変なんだってばスズキランチの立地って。
すぐ側が仙台空港なんだもん。
双発の軽飛行機が旋回するは、離陸直後の旅客機が頭上をがんがん飛んでいくは、ライトつけたヘリが正面からこっちに向かってきたりしてすっごくかっちょいいの。

見とれちゃうんだよ飛行機に。(←問題外)

ハイすみませんごめんなさい、マジメに乗ります真面目に。
よろしくね、ハヤテ。
…あっ、遠くに見えるT字尾翼のアレは何だろう??エアトランセのビーチクラフトだったらどうしよう?!
(↑バカ)

前日の雨で水溜りができてたはずだけど、一日たったらだいぶ乾いてて、隅のほうがぬかるんでる程度。
それでも軽く駈足なんかしちゃったりして。
やっぱりいいなぁ。馬に乗るのって。

降りてから、馬場に放されたジーナとハヤテ。
牛も一緒に放牧されようと思い、カメラをもって馬場に入ったら、なんて良い天気なんだろう。

田植えが済んだ田んぼには水が満ちていて、
Ta

南の空から来たであろう、真っ白で美しい鷺が舞う。
Sagi
鷺ってホント警戒心強くて、田んぼ1反くらいの距離があっても、すぐ逃げちゃう。
CAMEDIAのズームじゃたかがしれてるし。

そして頭上にはお馴染みのこのヒト。
Md
うーん、やっぱりひょろ長いなぁ。

鳶がゆるやかに輪を描いて、すぐ前の道路をトラックやトレーラーが行き交う。
平日の午後という事もあって、にぎやかでもあり、おだやかでもあり。
ううむ、世はなべて事も無…ん?

あぁっ;
ち、ちょっとジーナっ、そんなトコで…!
P5212852
砂浴びするんならあっちの乾いたトコでやればいいのに!
どうして一番ぬかるんでる所でごろんごろんしてるのだ~ぁ!
…あっという間に半身泥まみれ。

「オーナーぁ、ジーナが~;」
「なんだかしめっぽいトコが好きなんだよねぇ。。。大変なんだよこの後;」
そうでしょうとも;
P5212855
おかまいなしに水溜りの水を味わうジーナさん。
ミネラルたっぷりでウマいかい?
顔まで泥だらけだよ、ベッピンさん。

座り込んで写真とってたら、後ろからどむっと小突かれた。
P5212848
なんだよハヤテ。
今、牛の背中にヨダレつけたっしょ?

さらにジーナからもぼよん、と小突かれて、牛は完璧に遊ばれている様子。
仲良くしてくれるのは嬉しいけどさ、アンタら何か…?

あ。

わかりました。

柵の外に生えてるクローバーを摘んでよこせと。
そういう事ですね?
だめですよ、オーナーからもクセになるからって…
わ、わかりましたよ。ちょっとだけだよ?
オーナーにもナイショだよ?いい?

畦に生えてた草を片手でむしってあげたらば、ハヤテが速攻でモリモリと。
同じ分だけジーナにもあげて、はいおしま~い。
ついて来るなよ。
モウ無いってば。
むき~っ!ダメっつったらダメっ!
アンタらどんだけゲンキンなのだっw

P5212856
2頭とも、冬毛もすっかり抜けて、夏毛らしい艶が出てきた。
ハヤテなんてお尻がぷりんとしてるw

P5212851

空は青い。
風も吹いてる。
鳥も飛行機も空を飛んで、馬は走るしインプレッサwも走る。

牛は、ちょっぴり右肩が凝ってるけど、そこそこ元気だ。


ヘタクソが下駄はいて背伸びするホーストレッキング

2007-10-27 18:18:37 | 

こんばんわ。牛です。

今日はラリーから離れて一日を過ごしました。天候が思わしくないのもありますが、去年からの目標を達成するためでもあります。

「馬で遠出する」。

車に乗って季節を移動し、バイクに乗って季節を感じ、船で時を過ごして飛行機を見上げ明日を想う牛ですが、去年と一昨年の気まぐれで馬に乗ることの味をしめてしまったんですよね。

ヘタクソでもいい。勘違いでもいい。人の移動手段としてこれほどまでに原点に帰れそうなモノもないのではないかと。 そう思ってこの一年間、スズキランチへ通い詰めたわけで。

去年から、土日や連休を利用した旅行は最小限に控えて、晴れた休日はほぼ乗馬につぎ込みました。それで身につけたのは「乗馬って1年やそこらでなんとかなるものではないのだ」という実体験。

それでも。それでもですよ。

乗りたいじゃない。 広大な風景の中を馬に乗って移動してみたいじゃない。

そんな無謀なヘタクソはやはりこのままどこまでも行くのですよw

そんなわけでお世話になったのは、鹿追にあるWWRCというところ。 平日はそれぞれお仕事を持っている人が、土日を利用してホーストレッキングを楽しんでいるんだそうです。で、希望者も連れて行ってくれるんだそう。

つまり。普通の観光客向けの引き馬や外乗とは違う風味。そんなところに単身ヘタクソがのりこむってんだから、牛って結構アレな感じです。

「水泳教室でチャイルドコースの子がいきなり足のつかない深いプールに入っちゃった」みたいな。

そうとわかってなお突き進む牛。誰か止めなくていいの?いや、止められたいわけでもないんですが;

で。行ってきました。詳細は後述しますが、30キロ以上走ってきました。 しかーも!牛、普段は軽速足程度で、「過去にハヤテが間違って、一瞬だけ駆足しちゃった」程度なんですが。

ガンガン駆足してた(笑)

いや、牛の乗ってる様なんて恥ずかしくてお見せできない程グダグダな乗り方なもんで、しょっぱなから「それじゃダメ!」とダメ出しばっかだったんですけど。それでも足元がいいのと、馬がいいのと、先導してくれたガイドの女性が親切かつすばらしかったおかげなんですけど。

でもそのおかげで、牛のダメさ加減がよくわかってとっても勉強になったんです。まだまだ上手になるには程遠いんだけど、ヘタクソはヘタクソなりにたくさん学べたのではないかと。

そして、馬に対する恐怖心をやわらげ、馬に乗るってどういう所からはじまるのかっていう心の準備ができただけでも、この一年間は無駄じゃなかったと思うんですよ。

だからね、スズキランチのオーナー、いろいろ教えていただいた会員の皆さん、本当にありがとうございます。こんなんでいきなりホーストレッキングなんてこと自体ちょっと恥ずかしいんだけど、でもチャレンジしてみて良かったです。

モウありがたくて涙出終わってますから!!(笑)


馬の蹄とステンドグラスの関係。

2007-06-08 08:00:00 | 

少し前の事でしょうか。
その日も牛はスズキランチで、オーナーがランディーガの蹄鉄をつけなおすのを、べったりはりついて見ていました。

「裏掘り」をして、蹄をよぅく洗ってキレイにして蹄鉄をつけるんですが。
蹄鉄って、裏から専用のクギを使って蹄に固定するんですね。牛、知識として知ってはいたけど(なんかのアニメのワンシーンで見た気が…ペリーヌ物語か何かだったような)、実際に見る機会はありませんでしたからね。おお、ホントにクギ打ってる。
Horseshoe03jpg
馬も動くしクギ打つ位置も定めなきゃいけないし。
大変。
Horsenail01このクギ…普通の丸釘とは違って、頭は四角で、釘の片面が平らになっています。そして片側のカーブによって、まっすぐには刺さらないようになっているんだそうです。ほぉぉ。
だから、向きを考えて打つことで、クギはナナメに刺さって蹄のはしっこのほうに出るようになっています。へぇぇ。
ん?このクギ…どこかで見た事あるような。
なんだったっけかなぁ。。。

ところで馬の蹄ってどこまで神経が通っているのだろう?…一緒にいたKさんに尋ねてみたけど、その馬によっても違うだろうし、装蹄士のヒトにでも聞いてみないとわかんない、とのこと。
そっか、そういえばどみっさんのツメなら透明だから血管見えるけど、馬の蹄は見えないしなぁ。(昔、どみっさんのツメきりしたら、深く切りすぎて流血したこともあったっけ;)
…ううむ、馬の骨格の細部が見たくなってきた。

Horseshoe04jpg
打ち終わると、オーナーは蹄をトントンと叩いて様子を伺います。
「どうだ、痛くないか?…痛そうな顔はしてないな?」
Horse_2 牛は馬の痛そうな顔はまだ見た事ないのでわかりません。
見たら「あっ、痛そう;」ってわかるだろうか。
どうよ?ランディ。
「…俺ぁ痛かないが、イタいのはオマエだよ」
…さようでございますか(ーー;)

さて、そんな事してるうちに、次の足も着々とこなして、蹄のはしっこに出た釘を切ってるんですね。ぱっちん。
Horseshoe05jpg
って、このペンチみたいなのも、似たようなのをどこかで見たような…ふぅむ、牛は何を見たのだろうか?思い出せない…。

そして蹄にはヤスリがかけられます。
ばたばたしてはオーナーに怒られながらも、左手(いや足か)を差し出すランディーガ。うはは、かわいい♪
牛、この様子が大好きです↓
Horseshoe06
Nailcare
そして仕上げに、蹄用のオイルを塗ってもらって、ネイルケア完了です。
よかったねぇランディ。

Hosenail02_1ひととおり見学して、しつこいくらい写真撮ってる間、牛はずーっと考えてました。
牛、馬の装蹄なんて他では見たこと無いはずなのに、あのクギ、確かにどこかで見たんだよなぁ。

←コレコレ。

一体どこで見たんだか。
ああ思い出せない、キモチ悪い。

しかしながら、この謎は数週間後に氷解することになりました。
意外や意外。実家に行ったとき、牛母の趣味であるステンドグラスの制作現場で、です。

ほほぅ。牛母。また孔雀作ってるのか。ドアのパネルにするほどデカいんだよねコレ。
また細かいモン作って、肩こり酷くなるんじゃ…あっ!
Stndglass01jpg
ステンドグラスは、ベニヤ板の上に型紙を敷き、その上にガラスを切って作った細かなパーツを並べていくんですが、ガラスを固定しているそのクギこそ…!
Stndglass02jpg

まさにコレ!
片方の平たい面によって、ガラスをしっかり固定できるようです。
ステンドグラス関連の資材は、ガラスを含めステンドグラス専門の卸業者から購入しているんですが、ステンドグラスの教室をやってる叔母に見せてもらったところ、箱にはまんま「HORSE NAILS」と書いてありました。「サクラブランド」らしいですw 大きさも2種類、作品によって使い分けるそう。
Stndglass03

しかーも!この工具がデジャヴの原因と判明。
Stndglass05

カットしたガラスのエッジを削って微調整したり角をとったりするために使います(多分)。
なるほどぉ。これとセットで見覚えがあったのか。あースッキリした。

Horseshoe_01

ふと思い立って、オーナーに使用済みの蹄鉄をおねだりしてみました。
馬の蹄鉄…HORSESHOEは、幸運を呼ぶお守りになるそうです。よくペンダントにもデザインされてますよね。

牛にもぜひ幸運を呼んでください。
…ホントお願いしますって!


ウマざんまい。

2007-05-06 23:55:00 | 

ってなわけで連休最終日。

天気予報は午後から80%雨。
ってことはその前に馬にのっとかないといけないのだな。
そう思ってぎりぎりお昼過ぎにスズキランチへ。
ちょっぴり小雨が降ってきてたけど、ハヤテにがんばってもらいました。

最近ハヤテに乗るときまってダラダラになっちゃって、牛もムキになって無理やり速足にもっていったり、それすらできなかったりだったんですが、オーナーの適切な助言のおかげで今日は何とか、さくさくと動いてもらえました。
降りる頃には、雨も本降りになってきて、まさにぎりぎりセーフで終了。

連休中、体調が悪いながらも、自分の中では乗馬強化週間のつもりでいたんですが、なんとか天気ももってくれたおかげで牛は皆勤賞でした。(いえ、ほんのちょっと乗っただけって日もありましたけどね。。。)

数日間続けて乗ることで何か得られるものがあれば良いな、と思ってました。
一気に上達できるわけではないけれど、何よりも、教えてもらえる事がどんなにありがたくて嬉しいことか、牛は理解してるつもりです。
何をするにも独学というものは、決して効率は良くなくて、時折誤った方向へ進む事もある。迷い続けて自信をなくしたりも。
そんな時、ちょっと声をかけてもらったり、アドバイスをもらったり、付きっきりで導いてもらったり。

皆様。本当にアリガトウゴザイマス。
牛ができる事なんてホントに何にもなくて、せいぜいかりんとうを買ってくる程度で、
一方的にお世話になってばかり。ああ自分ってちっちゃいなぁ。
でも、せっかく教わるんだから少しでも上達したいし。
とりあえず今は、あきらめないで続ける事だけ考えよう。

そして、馬より先に気持ちだけ走って行っちゃう牛なのでしたw

おまけ。
しっぽの角度が素敵なハヤテ。
↓(実はしっこしてるトコ)
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