船と車とバスときたら次は当然

2009-04-29 13:24:25 | 旅行記

あんまりブログ更新しないから、またどこかに行ってるんじゃ?と思ってるヒトもいるようだけど、はい、牛は毎日が旅ですからね。
毎日がバーゲンのダルマ薬局みたいなもんですw

さて。モウ半年も過ぎるのか。

仙台から苫小牧へ。
苫小牧から新冠、富良野、札幌、夕張、そして札幌から室蘭、函館、青森に渡って久慈。

そして海岸線を南下、宮古の道の駅で「たのはた牛乳」という激ウマ牛乳と出会い(今度たのはた牛乳を買い付けるためだけに行く予定)、ホヤを買って、ようやく宮城県大崎市の従妹の家まで。

その先は、自分でもよく分からない展開だった。
気づいたら茶畑が広がる富士宮やきそばの地。

静岡。
さすがにインプレッサwじゃなくて、高速バスから降りた後hamのEdixに収容・搬送されたわけですが。
静岡なんて、昔XXXにいたころ富士山の麓のXX場に来て以来じゃないかな。

かれこれ2週間、船にのって馬にのってラリーカーに元気をもらってさまざまな景色の中を走り続ける、そんな毎日をずいぶん過ごしたから、なんだか終わる気がしなくてまだどこかへ走っていくような気がしてた。
だからこれはこれで間違っていないと思ったんだ。

いや、いやいやいや、まさか本当に観に行く事になるとは思わなかったよ、前の日までは。

2008年11月8日、9日。供用前の静岡空港のイベント。
(モウ「本当は都内に用事があった」とか書いても無駄なんだろうな;)
室屋さんが飛ぶのにギリギリで間に合ったのもうれしかったけど、牛はひっそりと消防車に寄り添って…w

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やっぱりデカいなぁ。
ここのはモリタの消防車。
直線と曲線のコンビネーションがなんともいえないステキさを醸し出してるのがたまらないのです。
こんだけデカいのに美しい。ああ、かっちょいい。ミニカー買っちゃおうかなぁ。
(↑消防車を見る牛、実は見た目よりもかなりテンションが上がってゐる。)

じわじわ染み入る喜びをかみしめて、ham、やっち、牛の3人は相変わらず。

「ヒコウキ~!」「室屋さん!」「ジュンさん!」「カレンダーGet~♪」
(ここまではいつもと同じ。)
「おなかすいた!」「何食べよっか」「雨~!」「パラグライダー♪」「自衛隊機すごーい!」
(このへんもお約束。)
「あ、ソレどこで貰ったの?!」「やっぱ静岡茶連れて帰る!」「桜えびは?」「温泉寄ってくでしょ」
(大切ですよね、連れてかえる地場産品。)

…とかなんとか言って雨に濡れつつも楽しみまくったわけですが、帰り道でhamの様子がなんだかおかしい。

「ひひひひ。大井川鐡道…ひひひ。」

な。
なんだこのヒト;
もしかして…

「大井川鐡道!SLっ!」

…そうか。このへん、蒸気機関車が走ってるんだ?!
へぇぇ。牛だって嫌いじゃないけどさ、そんなに鉄分豊富なヒトだったとは知らなかったよ(苦笑)

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あ゛ー、普通のカメラもって来るんだった。
アドエスのカメラで、高速で動くヒトをよくこんなド真ん中に撮れたもんだ、すごくない?(笑)
やー、かっこいいねぇSL。

あとは温泉につかって、と。

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おやつも忘れないで、と。

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浜納豆も買った。

だいたい仙台から静岡って遠いんだよ。
道路的にも気持ち的にも。
確か身近に誰か居たなぁ、静岡のヒト。
でもアレだ、あの本とかあの話とかでも静岡県って淡い興味のある所だし、また来ることにしよう。

次はうなぎだ!(しかも白焼きが食べたい)


べこの道と「のだ塩ソフト」

2009-04-07 00:37:22 | 旅行記

久慈琥珀博物館ではショップにいたスタッフの方に「かくかくしかじかでこういう色味でこういう形の、このぐらいの大きさの琥珀でしかも予算は低めで…」と、あいかわらず無理な相談をした牛ですが。

おねぇさん達優しすぎ。

ショーケースの商品をあれこれ取り出してもらったり、陳列していない商品まで持ってきてもらったり。
いや、確かに牛は客なんですけどね、ホントよく相談に乗ってくださいました。
しかも、牛が持ってるおおきな琥珀(と思われるモノ)の真偽やコーパルの事から始まって、リトアニアやカリーニングラードあたりの琥珀の話、ワインやウォッカの話、終いにはどこ経由で行くと安く行けるかまで(笑)お話できたのはとてもうれしかった!
店員さん独り占め。観光オフシーズンばんざーい!
(↑その代わり他のお客さんが一人でも来たら引き下がるんですよ。)

琥珀博物館のおねぇさん達、ありがとうございました。
今度また行きますからね、牛の琥珀が本物かどうか見てもらいに。
ゴールデンウィークだと混むかなぁ。
梅雨時のヤな天気の時にでも行こうかなw

牛的大騒ぎをして、一粒の琥珀を受け取って、博物館を出たのはもう15時をまわった頃でした。

今日中にどこまで南下できるかな。
当然八戸道・東北道は使わずに海岸線を南へ向かうわけです。
さ、あっという間に暗くなるだろうから、急いで南へ…

…の前に道の駅に寄ろう。
札幌を出てからというもの、手持ちのロードマップで「道の駅自分スタンプラリー」(自分のマップの、道の駅があるところのページに道の駅スタンプを押していくというゴールも商品も無い地味な趣味です)をやって楽しんでるわけですが、ついつい立ち寄っちゃう癖がついちゃって。

「道の駅のだ」。(←リンクは現地からの投稿時)

ご当地ソフトなんていちいち食べてたら当たりもハズレも激しすぎるわけで、とくに「食べ物じゃないはずのものをソフトクリームにしてある」とか、「フレーバーだけ」とかはパスですパス。
だいたいそんなにソフトクリームばっか食べたらカロリーオーバーで3度の食事にうまいもの食えないっての。

とかなんとかいいながら、ここの「のだ塩ソフト」には食いついた。
だって塩だもん。
野田は昔から製塩が行われていた土地。
製塩やってる土地はそれだけで畏敬の念を抱くけど、ここの塩は牛に運ばれたのだ。

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先輩。お疲れ様です。

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話によれば、車も鉄道も無い時代、塩ばかりではなく鉄も牛と牛方によって秋田県のほうまで運ばれたんだとか。
岩手の製鉄技術と製塩技術は牛によってその名を知らしめたに違いない。
現代じゃ牛っていうとホルスタインフリーシアンばかりがトレードマークみたいになってるけど、肉牛はもちろん、本来日本では使役動物としての牛の存在が大きかったはずだ。

すごいぞ牛。えらいぞ牛。
そして牛はそんな先牛たちに敬意を表して塩ソフトを食べよう、と。

…冗談抜きで塩ソフトおいしかった!
昔秋田で食べた「しょうゆソフト」と共に、牛の中では「通りかかったらとりあえず食べとくソフトクリーム」となったのでした。

一人でウマウマ言いながらソフト食ってた牛ですが、なんとなく気づく。
「日が暮れてきちゃったじゃん!」
で、我に帰って走り出すわけです。

「これよりナイトシフト」とか言いながら、さて、45号線を南へ転がって行くのよ。
チャタヌガ・チュー・チュー♪


久慈琥珀AGAIN

2009-04-02 23:41:32 | うまいもの

つたや旅館でビール飲みつつPCで情報を物色してたら、やっぱり牛の電源のほうが先に落ちてた。
それでも翌朝は気持ちよく目覚めてゆっくりと身支度。
インプレッサwとつたや旅館の記念撮影を終えて、出発。

どうやら久慈にも道の駅ができたらしいじゃないですか。
つたや旅館をでて向かったのは「道の駅 くじ」。
「やませ土風館」という施設をそなえてなかなか広くて立派な道の駅。
大型バスも駐車可能。レストランもある。

そして物産館である「土の館」。
1階には地場産品を販売する店が入っていて、ここに久慈琥珀と上山琥珀も入ってる。
しか~も!
久慈琥珀のブースでは、琥珀博物館の別館「リトアニア館」でしか食べられなかったはずの「パンデーレ・ス・デシュレレ」を販売してた!
でもやっぱりリトアニア館に行かないとね。我慢我慢。

で、牛はこの日朝っぱらから負けたんですよ。
何にって、土の館の2階にあるという昭和コレクションの展示「レトロ館」の看板に。

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ぷっw

つい笑ってしまった。負けた。
「私もつらいよ」。そんな表情で言われるとさw

加えてコレ。

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っていうかコレ考えたヒト出て来い(笑)
「海女に唄えば」って、マジで上映して欲しいんですが。
むしろ、市をあげて製作して欲しい。
…久慈って「海女の北限」なんですよ。
いや、なんか動植物みたいな言い方だけど、素もぐりで海産物の漁をする「海女」(あま)ですよ。
牛が尊敬してやまない海女。
だって身ひとつで食べるもの採るんだよ?
今回「海女センター」の場所は確認したから、今度は暑い季節に久慈へ行ってみることにする。

おおいに負けを喫したのでさっさと道の駅を退散w、牛の大好きな久慈琥珀博物館へ。

Kuji_03

モウ3回目?
最初が2006年5月
翌月2006年6月には叔母と従妹と牛母を連れて工房見学会
なので今回は観る順番も決めておいた。

博物館を素通り、まずはこっちでしょ。

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リトアニア館でございます。
お目当ては当然これですよ。

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「パンデーレ・ス・デシュレレ」。
来るたび必ず食べてます。
表面がカリっとした香ばしいパンの中にウィンナーが2本。
うま~いのよ。
しかも今回、平日で人が少ないのをいいことに、ショップのおねぇさんに頼んでお持ち帰り用に調理前のを売ってもらいました。
その数4人前。従妹と叔母、牛母と牛の分ね♪

そして今回はリトアニア産の黒スグリのワインとウォッカも買ってしまった…;
(当然この後もやりすぎるワケで…;)

博物館の企画展では「オホーツク続縄文時代・琥珀装飾文化」という、牛にとっては非常にタイムリーで実に興味のある展示をやってました。
北海道北見市にある遺跡で出土した琥珀製のアクセサリーや器具など、いわゆる「続縄文時代」のものが展示されていて、ちょっと前に読んでいたアイヌの歴史の本の内容とも重なってたので実に良かった!

もちろん常設展も観た後、ショップでは相変わらず大変な事に。
詳しくは後述するとして、レストラン「ビストロくんのこ」でランチを。

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確かシェフが代わったんだっけか?
どっちみちウマいからいいのよw。

さらに外にある琥珀の坑道跡に入ったら、なんと展示されてる壁面にコウモリが2匹。

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前回来たときもコウモリが出入りしてるのは見てたけど、ライトに照らされつつぶらさがってる様子はまるで展示物でしたw

今回は特に、どんな琥珀を連れて帰るかをずっと考えてたんですが、結果ほぼ希望通りのものを入手するに…至ってしまったのでした。

いいのか貧乏牛。
琥珀は食えないのに。
(酒は飲めるから良いらしい。)