唐突な雨以外のハプニング-その1

2008-04-30 14:28:29 | 4輪

思えば朝から、盛りだくさんの一日だった。
(さぁ、今回も長いですよ~、長すぎて「その1」ですからw)

バイクでおでかけしようと思って早起きして、持ち物をそろえて装備も身につけて、どみっさんに「行ってくる!」と声を掛けた。
頼りなき相棒ZZR250…ジィさんの汚れを軽く落としつつ、新しい自賠責のステッカーを貼って、よぅし行ってみようか!と気合いれつつエンジンをかけ…

きゅんきゅん…かかかかっ。

かかんない;

数週間前、冬眠から目覚めることに失敗したジィさん。
冬の間、なにもせずに放置してたら当然のごとくバッテリあがってたので、近所の○松輪業のおじさんに液の補充と充電をお願いして、何とか乗ってたんだけど。
いよいよダメだ。どうしよう。今日はどうしてもバイクで出かけたかったのに。
あきらめきれなくて、近場のホームセンターやら車用品店をまわってみたんだけど、ジィさん用のバッテリーがどこにも無い。
ちょっと足をのばせば某所にあるのは知ってるんだ。だけど、もう時間が無い。
しょうがない。残念だけどスイフト子ちゃんで行こう。
(ちなみに牛宅前は砂利敷き。一頭で押しがけなんてできない。女の子だし。)

おい、スイフト子、ちっと牛につきあえや。おまえも猛き戦士の末裔だ、走れないとは言わせねぇぜ。
よぅし、いい子だ。たっぷりガソリン飲ませてやるからしっかり走…?

なにこのスタンドの混みっぷり;

ガソリン税が復活するせいか、インター前のスタンド激混み。24時間セルフスタンドなんだからさ、夜来なよ夜。…あ、牛が夜行けばいいのか;
そんなわけでやっとのことで東北道へ。
ETCもついてない上にパワーウィンドウ無しなので、通行券受け取るだけでもめんどくさい。ああ、愛しのインプレッサwよ。早く帰ってきておくれ。
いやいや、スイフト子に文句言って機嫌損ねたら大変。
やればできる子だもんね。よぅし、オーバードライブなんて切っちゃえ、かちっ。トルクフルに行こうぜトルクフルに。(だからガソリンが…;)

祝日だけあって東北自動車道の仙台南から上り線は結構混んでる。
気を使いながらアクセル踏むんだけど、微妙に角度が合わないのかな、微妙に右足が疲れる。
そういえば、ステアリングの高さも不自然だし、やっぱり慣れないシートでいまひとつくつろげないんだ。
嗚呼。愛しのインプレッサwよ(以下省略)。
なんとかスイフト子をなだめすかしながら走ることしばし。
ようやく空いてきて、もうそろそろ目的の福島飯坂ICだ。
と、思った矢先、誰かがリアウィンドウをノックした。

こんこん。
はーい、入ってまーす。
…ってか自動車道を走行中ですが何か?…って、誰ぇっ?!

バックミラーを見た牛は「うぉ!」と叫んだ。
何か黒くて細長いものがぶら下がってる!!
なんじゃこりゃあぁ!!!
巨大なきざみ海苔みたいなのがスイフト子のルーフから垂れ下がってて、風圧に煽られてリアウィンドウに当たってるんだ。ナニコレ?落ちてきたの?どこから?どどどどどどうしよう!落ちたらあぶないじゃん!路側帯狭いし止まれない!退避スペースは…っああ過ぎちゃった、あーわわわわわ!

軽く動揺しつつも、269キロポストを確認。後続車両は視界に無い。
形状と材質からして、直撃さえしなければ命にかかわる状態じゃなさそう。
もうICは目前なので、減速してこのまま行こう、と思った瞬間、バックミラーに映った巨大きざみ海苔は、カツン、という音を残して後方へ吹っ飛んだ。

お、落ちた…ちょうど車線の境界線あたりに…;
後続車両が居なくて良かった。
っつーか立派な落下物だべや!バイクだのが踏んづけたらあぶねべっちゃ!なじょすっぺ!なじょすたらいいんだや?!
(↑動揺したり怒ったりすると訛る牛。)

取り急ぎ福島飯坂ICの料金所を出ると、ちょうどNEXCO東日本の福島管理事務所がある。
表の駐車スペースは、おそらく待ち合わせているであろう人がうろうろしてる。車がいっぱいで停められない。(ここは待ち合わせスペースじゃないんだよ~;)
やむをえず事務所の駐車場にまわって停車。あわてて車を降りてスイフト子を見た。

既に間違い探し。スイフト子のおかしい所をみつけましょう。
あの細長いゴムっぽいパーツは一体…?
あ。もしかしてこれか?
ルーフレールがつくっぽいところに埋め込んであるパーツが、
080429154453
右側だけ無い。
080429154442
たぶんこれだ。

さて、どうしよう。
車的には支障のあるものではない。だけど借り物だし、何よりも道路上の異物を放置していては危険だろう。
管理事務所の人に言えば…と思ったものの、裏側にまわってしまったせいか、建物の中には人影が無い。
途方に暮れてふと見ると、道路関連のチラシやパンフレットが置いてある。
これだ。牛はその中から「道路緊急ダイヤル #9910」と書かれたチラシを手に、車に戻って電話してみた。

  • 道路緊急ダイヤル(#9910)とは
    平成17年12月に開設された、幹線道路の異常を発見した時の緊急通報用電話番号。全国共通。
    路面に土砂やオイルがまかれてるとか、路肩の崩壊、アスファルトの穴、ガードレール等の破損、そして故障車や落下物などの異常を発見した場合、24時間体制で通報を受け付けてくれるんだそうだ。

    牛はPHSユーザだけど、問題なくつながった。(平成19年からは、ウィルコムを含め通話料無料でつながるようになったらしい。)
    #9910をダイヤルした後、高速道路なら「1#」、国道・県道・その他の道路なら「9」をダイヤル。

まもなく男性の声が応答してくれた。

男性:「故障車ですか?落下物ですか?」
牛:「落下物です。たぶん私の車から落ちたと思うんですが、代車なのでよくわからないんです。かくかくしかじかなモノが…」
男性:「今は東北自動車道ですよね?上り線ですか?下り線ですか?」
牛:「上り線です。今、福島飯坂のインターをおりたんですが、場所は269キロポストより手前です。」
男性:「国見-福島飯坂間ですね?」
牛:「はい、そうです。」
男性:「わかりました。これからパトロールの車を出します。落下物が発見されてもされなくてもご連絡しますので、番号を…(以下略)」

キロポストを確認できていたので、やりとりは簡潔だった。
しかも「通報ありがとうございます」とまで言われたし。
だって、不慮の出来事とはいえ牛が落としたんじゃん?怒られやしないかと思ってたんだけど、応対してくれたヒトはものごしが柔らかい話し方で丁寧だった。ちょっとほっとした。

牛は目的地へ急ぐためその場を離れたものの、通報からほんの10分程度で連絡が来た。

男性:「落下物を発見できました。細長いラバーパーツですね。」
牛:「本当ですか?よかったぁ、ありがとうございます!」
男性:「いちおう拾得物扱いになるので、交通警察隊に届ける事になります。場所は福島飯坂ICの、NEXCO東日本の建物内になるんですが…牛様、受け取りに来られますか?」

あ。さっき居たところじゃん。
所用を済ませてから受け取りに行く旨を伝えて電話を切り、その場は終了。

で。
予定より早く用事を切り上げて、さっそくNEXCO東日本福島管理事務所へ。
どうやら事務所の建物の一部を、高速道路交通警察隊が間借りしているらしい。
今度は表の駐車スペースが空いていたのでそこへスイフト子をとめる。
入り口を入って左側が交通警察隊らしい。ドアを開けて名乗ると、すぐ理解してもらえた。

「ああ、コレね。何もないと思うからこのままどうぞ。」

???
拾得物扱いの割に確認もサインも何もいらないの?
とてもそっけなくて、ただモノを受け取って、とりあえずお礼を述べて退室。
なんだかなぁ。
それにしても、何ではがれ落ちたんだろ、きざみ海苔。

080429154513
良く見たら、フロントガラスの上端にあたる部分のゴム部分がめくれてる。
ここをきっかけに、風圧ではがれたのか。
出るときの外観は問題なかったはずだけど…でもコレ、一気にはがれたら最悪気づかなかったかもしれない。

それにしても、何事もなくて良かったぁ。
パーツを回収する事よりも、他の車両に被害が及ぶのが心配だった。
もちろんペラペラでゴム製で、とりたてて危険なものではないし、二輪だってこの程度なら大丈夫かもしれない。
もちろん上手な人はちゃんと避けるだろうし踏んでも問題ないかもしれないけど、高速走行中はやっぱり危ないと思うし。

そして、緊急ダイヤルとパトロール。
通話履歴見たら、通報から報告まで11分。おそらく回収そのものはもっと早い時点で完了しているって事。速いねぇ。もちろん、これが重大事故につながるような落下物だったら一刻を争うわけで。
道路の維持管理って大変だよね。落し物拾って、壊れてたら直して。
普段あんまり気にしないけど、24時間体制で守られている道路を、牛とインプレッサwは走っているんだなぁ。
敬意を表して、NEXCO東日本のサイトを眺め回すことにする。
今後とも、牛にベストウェイを提供し続けていただきたいものである。

ちなみに。
受け取りだけで帰るのもつまらんな。何かお土産はないかしら。
と思ったら、管理事務所の建物の中にあった自動販売機に、福島乳業の製品3種類。
「よらんしょ!福ちゃん牛乳」♪
080429154541
地場産牛乳ネタを忘れてはいけない。
特濃ミルク、のむデンマークヨーグルト、福ちゃんコーヒーを入手。
おいしくいただきつつ帰る事にする。

あっ。そういえば…スイフト子。
これ、牛が壊したの???
ち、違う、違うよね?
牛、普通に走ってただけだもん、なんにもしてないもん;
誤解です。濡れ衣ですよ。冤罪だってば!!
いかん、ご報告せにゃならん orz

と、家路に着く牛に、もう少しだけイベントが残されているとは、誰も知らない。


私信:柿の葉ずし

2008-04-26 23:00:01 | うまいもの

あなたがあんなに気にしていたから、牛はどうしても、こうしなくちゃいけないと思ったの。
だって今なら、こんなにすぐ側に在るんですもの。

だから…だから牛は…

Kakinoha02

食べちゃった。柿の葉寿司。

仙台-泉線は北根界隈、文学館の向かいにある「柿の葉寿司」。
このあたりは昔から、通過する事はあっても立ち寄る事が少なくて、立ち並ぶ店も名前はなんとなく知っていても何の店だかわからなかったり。
今回、この地にてやんごとなき任務を拝領つかまつり至極有難き禄を給された故、はてこの禄をば如何にすべき、と悩むこと一晩。
「そうだ!柿の葉寿司を食べよう、そうしよう♪」と、そりゃモウあっさりと思い立ったわけで。

この柿の葉寿司、小さな押し寿司が6個入りで630円。
小さなお店に入ると、ガラスケースを隔てて、結構かわいいおねぇさんが接客してくれました。
うんうん、女の子いいねぇ女の子♪(牛は現在かわいらしい女の子に飢えている。)

中身はというと、柿の葉にくるまれた鯖の押し寿司。
柿の葉に包むっていう形態は、奈良・和歌山界隈の物なのね。

何故こんなところで鯖寿司なのかよくわからないんですが、とにかくナレズシはアジアの宝。有難く頂戴することとしました。
いっただっきまぁ~す♪

Kakinoha01

あーーーーんっ♪

…ほのかな柿の葉の香り。乳酸醗酵がもたらす酸味の奥にある風味という恵み。
うむ~、あなどれない。納豆だのヨーグルトだの味噌だのを愛する発酵食品好きにはたまりません。

そんなわけで今回は私信なわけですがそこのアナタ。
牛はミッションコンプリート。
アナタもいかがですか?
タワービルから八乙女まで徒歩で帰宅するという健脚の持ち主なアナタにこそ、ぜひ食べていただきたい!
18時半までにたどり着くには、やっぱりバスですよバス。
季節も良くなってきたことだし、北根2丁目のバス停で降りてみてはいかがでしょうかっ。

ねっ、さおりんっ♪


右の手と左の手。

2008-04-26 02:30:17 | 日記・エッセイ・コラム

大岡昇平の「野火」を読んだ。

もうずいぶん長いこと本が読めなくなっていた上に、「無性に本が読みたいのに読めない、その読めないという事実がもはや活字から目を背けさせる」程の酷い苦痛となってしまっていた。

そんな時期を経て、きっかけがあったにせよこの本を選んだのは、とにかく牛らしいなぁ。
なぜ「牛らしい」のかは牛自身にしかわからないのがもどかしいけれど、何かこう、原点に還ったような気持ちなのだ。
昔から読みたかったんだけど、なぜか廻りあわなかった1冊。こんなタイミングで読む事になったのには、まさに「めぐりあわせ」な感がある。

中身は、とにかく戦争を経験した人の書いたものである。
極限状態。人肉食。狂気。
その間に描かれる、空や風景、地形などの事物の描写が、物語と「死」を引き立たせて妙にリアルに感じさせる。
「どこまでが作者の経験でどこからがフィクションか」を問うのは意味が無い。
国家のシステムで人と人が殺しあう現場に居たのなら、どこまでだって実体験の可能性があるわけで、その可能性を全否定できないところがこの本の重要なところだから。

高校生の頃、ひたすら戦争実体験モノを読み漁ったが、どこか戦争や死を美化しているものが少なくなかった。
そりゃそうなのである。
人道的に考えて戦争を肯定する事はできなくても、感情的に想う時、彼らの経験や負った傷が、ただ無意味なもの、否定されるべき悪しきものにしかならないだなんて、きっとそれこそが耐え難い苦痛に違いない。
年配のじーちゃんやばーちゃんが、もしも戦争の事を語ってくれるなら、たとえどんなに偏ったものだとしても、牛はそれとして聞きたいのである。

そのあたり、これはれっきとした小説である。
だから一気に読めたし、読むことに迷わずに済んだ。
描写のグロさはともかくとして、むしろ清々しくさえ感じられる。

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「僕は病気じゃないかも知れませんよ」。
その一文がしばらく頭から離れそうに無い。

そうだなぁ、次は何を読もうかなぁ。
牛の右手と左手が、それぞれどんな本を選ぶのか楽しみである。


浮気ドライヴ♪

2008-04-24 10:49:52 | 

ちょいと事情があって、インプレッサwが療養することになった。

彼の向かうサナトリウムは栗駒山の麓である。
仙台市の中心部に住まうインプレッサwが何故栗駒へ?
やっぱ療養するなら空気がきれいなほうがいいじゃん♪
高原をわたる早春の風に吹かれて、元気になってこ~い、インプレッサw。

お迎えにきてもらったかたに、事情と状況を説明。
キーを渡して、自分の車が走り去っていく後姿を見送ったけど、「こんな音させて遠ざかるんだw」「インプレッサwイカス」とかニヤニヤしながらも、しばしの別れがさみしくてちょっと複雑な気分。

でもアレね。
この「お迎えのヒト」は、牛兄のお友達でもあるかたなんですが。
最初に牛のインプレッサwを見て、「お。いいホイールはいてますねぇ!」って。
先週ようやく夏タイヤに履き替えたんだけど。この1週間で言われたの3人目だ!
数日前にも別々のヒトから、
「どしたの、TE37なんか履いちゃって」
「あれTE37じゃないすかー」
とか何とか立て続けに言われたのよ。いひゃひゃ♪
こんなに言われたの初めて。
RAYSのTE37。まったりインプレッサwの分際ながら、7年くらい前にフンパツして買ったんですよね。
長年スルーされ続けてきたんだけど、やっぱり車やバイクに普段から触れてる人って気づくものなのね。
そうかぁ~、きっとコレだ。女の子が髪型とかブランドバッグとか靴とかを指摘してもらいたいのってコレじゃね?なるほどチョト気分いいわねぇ♪♪♪(←1つならまだしも「♪」3つは酷いな自分。)
ああでも夏タイヤ、買い換えるんだったよ。何にしよう、やっぱREGNOかなぁ、POTENZAかなぁ、それともびばんだむ君にお願いしようか。
昔はREGNO GR7000とかを勢いで買っちゃったから、もはや何がいいのかさっぱりわからない(悩)
インプレッサwが帰ってくるまでには決めなくちゃだ;

で。
しばらくお付き合い頂くリプレイスメント。

080424100926

それが。なんと。スズキ「スイフト」だった。
そうか!そういえばスズキ系の代理店さんだった!
Swift_shift
1.3Lのオートマな子ですが、そこはそれ、あの「スイスポ」の兄弟分には違いないわけで。
なんか久しぶりに違う車乗るもんで(車検のときの代車はインプレッサだったし)、うれしくってちょっぴり遠回りしちゃおう。

インプレッサwの純正バケットタイプのシートに慣れちゃってるせいで、座り心地は満足とはいえないけど、5歳という若さも手伝って、静かだし走りやすい。
もちろんそのまま比べちゃいかんと思うし、安定感も違うけど、サイズからしたら別に問題ない。
えいやっ!っとキックダウンしてみると、ヴぉぉぉぉぉぉぉん、という音を発してちゃんとがんばってくれるのね。いい子いい子、かわいいなぁオマエwww

代車だしカーステレオはMP3が読めないヒト。たまたま持ってたwavのCDを漁ってみたら、陰陽座とTAKUIだった。
今夜は陰陽座をチョイス。「それは鵺ではござらぬ」♪とか言いながら快適快走。

…とか何とか行って「ちょっと遠回り」で帰るつもりが。
ありゃ。南相馬って書いてある; そして23時まわってる;
いかん、やりすぎた(笑)

しょうがないなぁ。
そうだ、従妹んちの猫くん「とも」が拾われたのは相馬の道の駅だから、ちょっとのぞいてから帰ろう。
Souma_roadsta
夜の道の駅「相馬」。
6号線は、貨物な大型車両が多くて、だけどペースはそんなに速くない。
道の駅やコンビニ、路上の退避スペースなどで仮眠をとるドライバーさんがたくさん。
ナンバーは八戸とかいわきとか。積荷は海産物だったりするのかなぁ。ああ、メヒカリ食べたいよメヒカリ。から揚げで。
「南相馬」の道の駅は新しくて、トイレの他に道路情報コーナーが夜間でも開いてたけど、「相馬」の道の駅はトイレだけだった。自販機コーナーも20時で閉まっちゃってる。無人で開けてると荒れるのかな?

さて、同じ道帰るのもなんだし、どうせやりすぎたならいっそのこと松川浦でも通って帰ろうっと。
…ってなノリで、なんとなーく松川浦の砂洲の上を快走してたんですが。

平日の夜。たった1台だけ、ほかの車とすれ違った。
満月をわずかに過ぎた大潮。
夜目にも波頭が砕けるのがとても美しくて、スイフトはおもいきり減速してゆったりと砂洲を行く。
道はどこまでも続くように思えて、寒いけど窓をあけたまま、海の音と風を堪能しよう。
なんてすばらしいんだろう。

と、一瞬視界の端に淡い光が映って、ん?と思いながら、道路わきの退避スペースにスイフトを停めてみた。
もしかして?でもこの季節に?
ライトも消して、真っ暗な中、人影が無い事を確認して車を降りる。
海を目の前にしてよぅく見ると、月光に照らされた波はセレスタインみたいな色で、なんだかとても特別なものを見てるよう。
でも…そうだよね、月光のせいだよね。でも確かに光った気がしたんだけど。。。

あっ!

光った!光ってる!

…月光蟲、じゃないや(笑)、夜光虫だ。
月に照らされてるだけじゃない、ぺリドットのような透明な緑色の光が、波が砕けようとするあたりにさぁぁっと広がって、蠢くみたいに横方向に走ってる。
うわぁぁ、夜光虫って、夏場の水温高いときにしか見られないと思ってた。まだ4月下旬。しかもこんなにはっきりと、大きな規模で見られるとは思わなかった!

そんなわけで、しばらくの間、牛とスイフトは、幻想的な景色を二人占めにしたんだぁ。
ひっっっさしぶりのナイトドライヴ!
インプレッサwにはナイショで、たまにこういうコとお散歩してみるのも良いよねぇ。ふひひ。

そしてそこからの帰り道でも、牛はバックミラーに映る電飾バリバリのデコトラに、うひょぅ♪カコイイ♪とかさんざん騒ぎながらお家に帰って、どみっさんに「遅ぇよ」と睨まれたのは、26時目前だったのでした。。。
ま、その位には元気になったって事かなぁ。

そいういう事にしておこうっと。
とってんぱらりのぷう。