火の用心ネコ用心。

2006-12-23 01:52:02 | 日記・エッセイ・コラム

どみっさんの耳がピン、と反応。

「火のぉ~用心っ!」
カン、カンっ。

お?!なんだ?

「火のォ~よーじんっ!」
カンっ、カンっ!

む!やるなぁ!
おっさんぽい声だ。ちゃんと拍子木を打ってる。
今年は比較的寒さが厳しくはないけど、時間にしてもう20時か。
自治会?消防団?とにかくご苦労様です。
いまどき「夜回り」ってやってるんですねぇ。
「火の用心、マッチ一本火事の元」とか言いながら防火をよびかけ、拍子木をちゃんちゃん、と鳴らすアレですよ。
牛でさえ、リアルで日常的に見聞きしたことはほとんどなく、小さい頃にサザエさんを見て、そういうことをするのだという「知識」でしかなかったのだから、牛より若いヒト達の中には何の事やらわからないヒトもいるのではなかろうか。
昔から住んでいる人に聞いたところ、このあたりは「準防火地域」だそうで、つまるところ住宅密集地域のため新築する建築物は一定の防火基準を満たす必要があり、そうすることで火災時の延焼を防ごうという事らしいです。
ええと、それだけ家が密集してるから火事には気をつけなきゃいけないって事です。
そんでもって、昔からこの季節の夜回りは普通にやってるそうで。へぇぇ。

牛が住んでいるあたりは、仙台の駅前から歩いて来れる程度に程よく離れた、古くからある町です。
牛自身は、もともと宮城県南部の岩沼市は竹駒神社のそばで幼少期を過ごし、その後は仙台市北部の団地で育ちました。
それが今では、お寺がやたらたくさんあったり、伊達政宗の時代に足軽や商人がいたらしき下町に暮らしています。
ご近所のおじさんの話によれば、すぐ前の道は東街道と呼ばれ、ここは宿場だったそうな。(こういう話聞くのが大好きだ♪)
確かに土地の利用形態は、通りの両脇に細い私道がたくさん延びていて、いわゆる「長屋」状の建物があった様子が伺えます。

整備された団地の町並みで育ったからこそ下町風情に惹かれるのか、とも思ってみたけど、よくよく考えれば、生まれは「ササニシキ」のふるさと古川で、育ちが門前町の岩沼。
…団地暮らしのほうが長いと言えばその通りだし、団地暮らしも嫌いではないが、とにかく魂がチョイスするものだから仕方ない。
(牛はこんなだが、父方の祖父は竹駒神社の宮司を勤めていたそうな。もし親父が後を継いでいたら、牛はきっと巫女だぜ巫女♪くーっ、やりたかった!)

ま、その土地柄にかかわらず、自治会の類がそういった夜回りをやっているのはそれほど珍しくはなさそうですが、とにかく、年の瀬の夜に響く拍子木の音になんともいえない情緒を感じたのでした。

ご近所の防火防犯といえば。

牛は、宮城県警の「犯罪発生マップ」をよくチェックします。
昨年の年末に、某エリアで女性を狙った路上強盗が頻発した事があり、その頃に見つけました。
路上強盗・ひったくりの類が発生した場所をマッピングしてあるんですが、さすがに仙台駅周辺は、今年1年分のマークがぎっしりです。
普段大きなニュースにはなかなかなりませんが、着実に発生してるんですねぇ。

幸い牛の近所では発生している様子はありませんが、中には警察に届けないケースもあるでしょう。
街灯はあるものの、夜になると人通りはほとんど無いし、決して手放しで安心できるわけではありません。
帰宅が深夜になるときはタクシーを使うし、普段から、方向が同じヒトと一緒に帰ったり、バイクで通勤するのも対策のひとつではあります。
そうそう巻き込まれることなんて少ない、とは思いますが、きっと襲われたヒトだってそう思って歩いてたに違いありません。

牛、携帯で話しながら歩いてたら大丈夫かも、と思ってたんですが、実はこれも危険なんだそうです。
周囲への注意力が無くなる分、後をつけられても気づきにくく狙われやすいらしいんですよ。
確かに話してる相手だって、すぐその場にかけつけられるわけじゃないですしね。
忘年会などで、帰りが遅くなる女性も多いことでしょうし、年末年始は特に注意したほうが良いのかもしれません。
皆様もどうぞご注意を。

あ、火の元にも気をつけましょうね。
牛んとこでは、気づかぬうちにどみっさんがファンヒーターのスイッチを入れたりするようですよ。
…いやホントに。「ぴっ。」と音がして、気づいたら温風に目を細めるどみっさんがいたのにはびっくるしますた。
出かけるときはネコロックならぬチャイルドロックが欠かせません。
(ネコロックってなんか筋肉少女帯っぽいなぁw)
そりゃ寒いのは分かるけどさぁ。。。

…どみっさんにも、拍子木持って夜回りしてもらいましょうか。
「火の用心 ネコ一匹火事の元」 にゃーにゃー。


インド料理専門店 サントシ

2006-12-21 19:10:49 | Shop

咳がもう1ヶ月も続いてる牛は、その日会社帰りに病院に寄ったんですが、レントゲンで肺も異常なし、血液検査で各種抗体も問題なし。
「まだ薬飲んで1週間だからね。もう少し薬飲んでダメだったら、かくれ喘息の検査でもしましょうか」
…かくれ?なんだそれは。隠密か?!皆のもの、出あえ、出あえぇいっ!!(←バカ)

やたらしゃべる仕事をだいぶ前にやめてから、のどや咳の風邪はほとんどひかなくなった牛であったので、今回の咳にほとほと疲れてまして。もう咳するのヤなのね。
喘息を患っている人はさぞかし辛いのだろうなぁと思いつつも、根性無しの牛は治る様子が見えないってだけで歯がゆくてイライラ気味。

そんな時こそうまいものですよアナタw
何かこう、うまくて健康になりそうなもの。どばーっと辛かったりして体が温まるもの。
病院を出た牛は、すぐそこに「在る」事に気付いたのであります。

以前から気になっていたものの、あまり立ち寄りやすい立地ではないために今まで行ったことがなかったインド料理の店、「サントシ」。
錦町にあります。NHKとかあるあたりね。

Santoshi01

…腹減って何でも良くなってたらグダグダな写真になった;
ランチ 11:30~14:30
ディナー 17:00~22:00
日祝がお休み。TakeOut可。
牛が立ち寄ったのはたしか19時半ごろかな。
月曜だったのもあって、最初店内は牛だけ。後から会社員ぽい男性が1人で来てました。

メニューを見た限りでは、カレーの種類はそれなりに揃ってるし、タンドリーカバブ各種も。
ただし、インド料理ってどの店もそうだけどちょっと高くつくんだよねぇ。
それでもレディースセットが1400円、これにしよう。

カレー1種類をチョイス:ダールタドゥカ
ナンorサフランライス:もちろんナン!
ドリンク:ラッシー

これにタンドリーチキンとサラダがついてきます。
男性には少ないかもしれませんが、女性ならこれで丁度良いくらい。
(牛のように)たくさんたべられる人は、他にサイドメニューが楽しめるかも。
さっそく厨房の入り口では、長い棒を使ってナンが焼かれている様子。
ここの店員さん、みんな本場のかたらしいです。
店内にはインドの音楽が流れ、像の置物が牛の心をくすぐります。うう、連れて帰りたい。。。

さてっ。きましたよ!

Santoshi02

ひゃほぅっ♪
ナンがでかくてアツアツでふかふか。さっそく手でちぎっていただくと、シンプルだけどおいしい。
カレーはどうだろう…うーん、思ったよりマイルドだ。
ちょっと置いてから辛さもくるけど、大したことないし全然残らない。
ダールだからかなぁ…辛いもの好きな牛としては拍子抜け。
味そのものは良いんだけどね。
タンドリーチキンも、それほどスパイシーではないけど味はしっかりしてる。
そして、画像にはないけど肝心のラッシー。
牛は塩味のラッシーが好きなんですが、なかなか出会えないんですよ。
ここはどうかと思ったけど…甘いラッシーだった;ほとんど市販の飲むヨーグルト状態。。。残念。

先に店員さんにお願いすればよかったのかも。辛くしてくださいとか、甘くないラッシーありませんかとか。
決しておいしくないわけではなくて、単に牛の望むものとちょっとずれてただけなんですけどね。
インドカレーはたべたいけど、あんまり辛すぎるのはちょっと…というかたには良いかもしれません。
(牛はやっぱりシンドールのカレーが恋しくなるなぁ。)

ところで、今回一番牛のハートを揺らしたもの。
それは天井付近でくるくる回っていた像のお飾りでした!(笑)
んもぅ、愛らしくて愛らしくて、思わずニヤけながら見つめてたんです。
雑貨の類は買うとキリが無いので滅多に買わないんですが、もうしっかりハートをわしづかみされてしまって。
アレ欲しい…どうしても欲しい…そうだ!チャイハネだ!あそこならあるかもっ!

で、たべ終わった牛、速攻仙台駅前のE-Beansへw
そしたら見事、あっりましたありました♪
閉店ぎりぎりだったんですが、なんとか間に合いました。
もうねぇ、かわいいのよ。牛のツボ押しまくり。

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あぁんっ、ラヴリ~っ♪
(ちなみに左側にあるのはhamからもらった金魚だ。)
牛、像のモチーフ大好きなのね。
だから寝室の窓はこんな事になってるのよ。
Pc171180
たしか横浜のチャイハネで買ったマルチカバーだっけなぁ。
しかし、この上の棚はどみっさんのキャットウォークだから、このままだと撃墜されてしまう;もちっと飾る場所を考えよう。

それにしても、本当はシノワズリにしたいのに、どんどん日本印度化計画になっていくのは気のせいだろうか。。。
ま、住人が牛だからな、仕方ないか。


松島 かき小屋 ※追記アリ

2006-12-20 20:43:12 | Shop

牛は、うまいものを食べたら、そのうまいものが末永く在ってくれるようにと、必ず身近なヒトに情報共有します。
かといって食べ物ブームは嫌い(正確には第三者の意のまま、ブームに乗せられて市場にある特定の食材を買い占めたり、価格を高騰させる群集が嫌)なので、非常に狭い範囲でですが。

特に、従妹と叔母と牛母。
彼女達には、情報を提供し、また牛も提供してもらいます。
このヒトたち、食べるの好きなんですよ。
(作るのも上手いんだこれが。)
どこ行っても何か食べてる。
「もう入らない!」とかいいつつまた食べてる。
これからうまいもの食べに行くって言ってるのに既に何か食べてる。
叔母と牛母、ドライブ行くとバックの中には必ず何か食べ物が入ってる。いわゆるおばちゃんの法則そのまんまなんですわ(笑)

牛の食欲とうまいもの根性は、牛母と牛叔母に育てられたと言っても過言ではないでしょう。(そのわりに、牛母が食えないモノが多いのは何故だろう。。。牛肉もうなぎもダメなんだよなぁ。)
彼女達をいんぷれっさwに乗せて、牛はあっちこっち走り回る事が非常~に多い。

で、従妹の発案により、松島の「かき小屋」へ行こう!という事になったのは、さかのぼること10月21日、よく晴れた日でございました。

かき小屋。
国道45号線、ファミリーマートの角を海側へ。
「ホテル海風土」をくぐる通路のすぐ先、松島地区漁業組合隣。
毎年期間限定で営業してます。
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見ての通りプレハブの小屋2つです。

興味があるかたはよぅく読んでください。

今シーズン(2006年)は、
10月20日~12月17日と、H19年1月6日~3月11日の、
金、土、日、祝日のみ営業。
営業時間は11:00~15:45、ラストオーダーは15時まで。
2名様より45分1本勝負、お一人様2000円。
※5名以上は要予約

2009~2010年のかき小屋情報が宮城観光連盟のサイトにありました。最新情報を確認することをおススメします。※

合わせて松島観光協会のサイトを確認していただきたいのですが、より効率よく楽しむためには、この続きもよんだほうがよろしくてよ奥様。長いけど。

なぜかって?
観光協会でも記載してるんですよ、「野趣味溢れる食べ方をご体験ください」って。

やしゅ 1 【野趣】
自然のままの、素朴な味わい。また、野性み。
「―あふれる料理」

自然にもいろいろあろう。素朴もまたしかり。
だがしかし。
「野趣」の「野」は「野生」の「野」でもあるのだよ。
行く時は、必ず汚れても良い格好で、汚れては困るバックなどは持たずに行きましょう。
白い服なんてもってのほかです。
さぁ!集え、同志よ!
共に牡蛎を食らう為、渾身の食欲をもってその殻を開けるのだっ!!

…え?そうですよ?
自分で食う牡蛎は自分で剥くんですよ。
あたりまえじゃないですか。
小さい頃教わりませんでした?「自分の事は自分でしなさい」って。
さらに「野」趣味あるれてるわけですからね、気をつけるべき事もあるわけです。
相変わらずダダ長いですが、読めるかたはどうぞ。
※これは2006年当時のレポートです。
 2008~2009年の情報は一番最後に掲載しておきます。

【牛はいかにして牡蛎を食らうか】
~2006年10月21日、晴れ。~

松島や ああ松島や オイスター。

当日はきれいな青空がとてもさわやか。
おだやかな遠浅の海に、点々と島を浮かべる松島湾。
気合の入った従妹と叔母は、カメラを向けると、これ以上無いベタなポーズをとってくれました。
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…今時珍しいくらいベタベタで;

さて、さっそくかき小屋へ。
ちなみに最初から覚悟すべきと思うのは、周囲のニオイ。
裏手のほうに、牡蛎殻と思しき山があるのですが、それが悪臭を放って臭いんですよ。
駐車場で車を降りた時点で、臭気と虫にコンニチワ。
牛が行った10月末は、まだ気温も高かったので余計臭かっただけで、冬場はそれほどではないと思いますが。

11時過ぎに到着し、既に中は満員。外にいくつかパイプ椅子が置いてあるのですが、あっという間に埋まりました。
牛とその仲間達は、11時30分ごろからの予約を入れておいたので、時間まで表でぶらぶらしながら待つことに。
小屋の前では、こんな牡蛎が。
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無造作にスコップがつっこまれていますが、ここでも牛叔母はモデルになってくださいました。
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(おばちゃん、こういうの好きだもんねw)
実際、ここからこうやってスコップ1杯分を持っていって、小屋の中の鉄板の上にガラガラと置くわけです。
ちなみに、食べた後の牡蛎殻運搬用ネコ。
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…青いネコが牡蛎殻用にカスタマイズされこのような姿に。
どれだけ大量の殻が運ばれるのでしょうか。

「4名のS本さま~」
牛母も牛叔母も、旧姓がS本なだけで、4名のうち誰もS本という姓は居ないのですが、常日頃から何かの予約は必ずS本で取るので、そうと言われなくても皆自分達の事だと認識可能です。

お店のおばちゃんに連れられ中へ。
けっこうな大きさの鉄板が置かれた台が5つ位あって、その周りにパイプ椅子が雑然と並べられています。
荷物を置く場所はありません。車で行く人がほとんどだと思うので、できる限り貴重品以外の手荷物は車に置いて行きましょう。
牛はデジカメを持っていきましたが、もちろん汚れても壊れても文句は言いません。
(既に汚れてるのでむしろ平気;)
1つの鉄板に8名…牛一行は4名、相席で若いお客さんが4名。
鉄板は既にフタがかぶせられています。
20061021_kakikoya07
中では牡蛎がジュウジュウと蒸し焼きにされていることでしょう。

ちなみに飲み物は日本酒・ビール・サワー類、お茶もあったと思いますが、自分でレジまで行って買う方式なので、あらかじめ買っておくと良いでしょう。
牛がチェックした限りでは、日本酒は日高見、浦霞、雪の松島※の3種類でした。
(ただし45分はあっという間です。たくさん食べるためにも、飲み物無しにして、食べ終わってから飲んだほうが良いような。)
レモンもありますのでお好みで。
※超辛口で知られる「雪の松島」ですが、なんと蔵元が今年(2006年)いっぱいで無くなってしまうんだそうです…残念。

それでは手元にある装備を確認しましょう。20061021_kakikoya08_2 

銀皿の上に、紙エプロン、オシボリ、ナイフ、割り箸、軍手(片手分)があります。
紙エプロンを首に結び、オシボリをつかって脇におきます。
軍手を左手(聞き手の逆)にはめて、割り箸は割っておいて皿の上に。聞き手にナイフを持ったら、鉄板のフタが開くのを待ちましょう。
気分は「今週のびっくりどっきりメカ」を待つ子ども状態です。

いざっ!食べ放題スタートっ!
がばぁっ!
20061021_kakikoya09
うひょ~ぅ!
結構な迫力です。
養殖筏から水揚げして、選別もされていない(当然洗ってもいないのでしょう)ため、大小さまざま、2~3個の牡蛎が一体化しているものすらあります。
このうち、鉄板の真ん中のほうから、
・手ごろな大きさで
・表面が白く乾いている(火が通ってそうな)、
・できればちょっと口開いてる
剥きやすそうなのを拾います。
最初は剥きかたを小屋の人に教わりましょう。
だいたいこんな感じです。

1 殻の膨らんでる方を下にして銀皿の上に置き、軍手をした手で上から押さえる。
2 殻の先端からナイフを差込み(隙間が無ければぎりぎりとナイフ先端で削ってよし)、貝柱を切る
3 そのままナイフでこじ開ける。

ちょっとコツがいります。
不器用な人は大変かも。
しかも中に入っている汁がこぼれてきます。
鉄板から周囲に飛び散ったりもします。
(白っぽいスラックスをはいていた牛母はかわいそうな事に; 理想は作業着としてのジーンズにスニーカー、シミになっても良いような着古したシャツとかでしょうね。)
あまりに剥きにくいものは、小屋のおじさんやおばさんにお願いするとキレイに剥いてくれます。
剥くのが得意じゃなさそうな女性には、おじさんが剥いたものをお皿に乗せてくれる事もありますが、基本自力で。
剥いた殻は、足元にある一斗缶にガンガン捨てていきます。
ただし、殻以外のゴミは捨てないように。(殻の廃棄をしやすくする為と思われます。)

がんばって剥いた牡蛎は、焼かれて縮んではいるものの、こんなふうにプルリンと♪
20061021_kakikoya10
いただきまーす♪
むっひゃ~!うっま~!!
うーひゃひゃひゃひゃひゃw
剥け!殻を割れ!食らいつくせえぇぇ!

ただし、かなり塩からいです。東北の塩分濃度に慣れている牛ですらしょっぱいと思ったので、薄味じゃないと食べられない、という人はつらいかも。
大量に食べ続けていると、途中飽きてきますから、やはりレモンを買っておいて途中から絞って食べるのが正解かも。

銀皿の上は、牡蛎の汁と殻の破片、殻の汚れなどですぐに汚くなります。
剥いた牡蛎の身は、皿に乗せるよりも殻から直接食べたほうが良いです。
破片や汁がたまりすぎたら、一斗缶に捨てましょう。
途中、軍手にも汁が染みてきて、牡蛎を取るにも直接熱が伝わってくるようになってしまうので、なるべく汁をつけないように、それでもグダグダになってきたらお店の人に言うと新しいものをもらえるかもしれません。

そして、鉄板を囲む人のチームワークも必要です。
(大げさだなw)
「鉄板の真ん中から牡蛎を取る」と書きましたが、牡蛎が少なくなってきたら、鉄板のフチのほうに牡蛎を寄せるか、自分の皿に取っておくといいんです。
牡蛎が少なくなった鉄板には、係りの人がスコップで追加の牡蛎を持ってきてくれますから、「ここの鉄板もう無いよ~」的アピールは大事なのではないかと。
追加の牡蛎に火が通るまで待つことになりますが、これも45分の時間に入ってます。
なるべく早く追加してもらったほうが、追加の牡蛎を存分に食べられるのですよ。

新鮮とはいえ、貝毒やらウィルスは怖いですからね。
各鉄板の脇にも「生では食べないでください」の張り紙があります。
巷を賑わせているノロウィルスも、火を通せば死滅しますから、しっかり火を通すのは大切です。
しかしながら、食べ放題の45分中、追加の牡蛎に火が通るまで待ちきれなかったりすると、ついつい生の状態でも食べちゃうんですよねぇ。
ペロっと口にいれたら「あれ、今のちょっと生っぽい;」とか。
なるべくきちんと火を通すためにも、効率よく食べ進めたいものです。

…というわけで、怒涛の勢いで牡蛎を剥いては食べ、剥いては食べた牛とその仲間たち。
45分の戦いを終え、足元の一斗缶にはおびただしい数の牡蛎殻。
駐車場に戻ってから、各々持ってきていたペットボトルのお茶を飲んで一息。

「いくつ食べたかな?」
「おじさんが言うには1人50個ぐらいっていってたよ!」
「元はとったよね!」
(※そんなに食べたかなぁ。お得感を味わえるようオーバーに言ってるだけでは?でも追加2回来た位だ。)

ふと見れば、服にはあっちこっち牡蛎の汁がとびちった跡。
汗をかきつつ食べてたし。
表で待ってる人の中には、スーツを着込んだ男性、年配のご夫婦や、ヘソ出してかわいらしい服着たおねぇちゃん、いかにもやる気なさそうな若いヤンキーぽいカップルがいたんだけど…あの人たちが心配だ…;

元をとるには20~25個が最低ラインだと思うので、やはり剥くペースにもかかっているのであろう。
だけど、たとえ元がとれなくても、自分で剥きながらワイワイ言いつつ食べるのは楽しいし、何よりも新鮮な牡蛎をこんなに大量に食べる機会なんて無いのだから、それはそれで十分なのだと思います。

松島や ああ美味しいな オイスター。

単に量を食べることだけにとらわれず、おいしく楽しく食べるのが吉。
今年はもう終わりなので、来年一緒に行くべ~!

<2008~2009年のかき小屋情報>
牛は今シーズンはまだかき小屋へ行ってません。
今年中に行きたいんですが…なんと、2008年12月の土日祝の予約は既に満席らしいですよ…皆さん好きですねぇ…(牛も好きです)。
詳しくは松島観光協会のサイト 電脳松島絵巻 でご確認ください。
トップページ右の「今が旬の情報」に掲載されてます。
でもかき小屋情報はPDFでした…Readerが起動してもイラっとしない方だけどうぞ;

<「ここまで読んだけど…」なアナタへ。>
「宮城県遠いよ~!」
「待つのもイヤだし予約も面倒」
「もっと落ち着いて食べたいんだけど」
…そんなアナタも食べましょうよ、松島のかき。
牛が見繕っておきましたからね、画像をクリックすると楽天で松島のかきを購入できます。
便利な世の中ですね。ポチっとな♪


奥松島産 大粒殻つき生ガキ10個セット 1480円
安っ!
松島のかきは広島産に比べると小ぶりなんだそうですが、その中でも大粒のかき…ああ、スイッチ入った…(涎)


奥松島産 大粒殻つき生牡蠣50個セット 送料無料 6600円
どうせなら自宅をかき小屋に。
友達呼んでかきパーティなんてのも。
どうせ食べるならこの位やっちまったほうが。
送料無料だしお得。ああヨダレが止まらない。。。

上記のふたつとも、「味のやま徳」さんの商品です。
商品ページを上にスクロールすると、かきの殻の剥き方、レシピその他が載ってて親切。

うう…よりいっそう食べたくなってきた…かき小屋に行こうか、家で食べようか…ああ悩ましい。。。


和風オイスターバー kakiya

2006-12-19 23:29:00 | Shop

さぁ、メディアテークの向かいシリーズ、最後はここです。
って言ってもまだ食べてないんだよね。

和風オイスターBar かきや。
Kakiya
ちっちゃなかきBarです。
松島の牡蛎は、広島のものより小ぶりだけど身が締まっていておいしいと聞いたことありますが、牛は食べ比べた事無いのでよくわかりません。
でも牡蛎好きです。
最近はノロウィルスの風評でさっぱり売れないらしいですし、そもそも生食を控える人が多いでしょうから、お店的には結構厳しいものがあるのではと心配しています。
そんな時ですから。

牛が行かねば誰が行く!
牛が食わねば誰が食う!

と思うんですが、相変わらず咳が止まらず弱ってるのでちょっとね。。。
…牛の無駄なうまいもの根性ってなんなのでしょうね。
自分でもたまに我に返るんですが、きっと気づいちゃいけないんだ。

ココは日本酒も各種とりそろえてるらしく。価格はそれなりにするようです。
現在の標準価格がわからんのですが、牛、殻付の牡蛎ってたいてい海沿いの直売系のところとかで見る事が多いので、1コ80円~100円程度だと思うんですけどどうなんでしょう。
お店で出される場合、普通どのくらいなのかさっぱりわかりません。
新鮮なものを随時そろえておくとなると大変でしょうし、廃棄率もそれなりに高いのではないでしょうか。
そしてやっぱり食中毒的に、常に賭けをしながら食べる&売る事になるわけで。
そのあたり、仙台の老舗牡蛎料理屋「かき徳」では、生食は10月と11月のみ、それ以降は加熱調理したもののみ、と徹底しているそうです。
そこまでしても運が悪けりゃ…だけど食べたい松島の牡蛎。
誰か一緒に食べに行こうよ。
大丈夫だって、当たったら当たったでしょうがないよw

あ。牡蛎で思い出した。10月の「かき小屋」レポしてないや。
次だな。


栗~イシイの甘栗~

2006-12-18 21:22:42 | Shop

メディアテークの向かいシリーズその3。

え?甘栗屋って…ええ、クリですよ。
魚屋や肉屋、花屋があるんだから栗屋があってもおかしくないのだ。
へぇぇ。厳選した甘栗を中国から直接。店内の釜でていねいに。ふぅん。
Ishii
牛、甘栗大好きです。
仙台三越の向かいでも栗売ってますけど、以前、会社の昼休みに買いに出かけて、会社で栗食べてたこともあります。
ここは昼休みに行くには遠いのでやっぱり仕事帰りだなぁ。

でも栗って結構いいお値段するんですよね。ちょっとしたぜいたく品かもしれません。
それでも久しぶりに食べたいので購入。

Ishii_kuri

んぁ~、うまっ!これぞ甘栗ですよ!
350g(だいたい1~2人分だそうです。)で730円だったので、やはりそれほど気軽に買い求めるものではないですね。
むしろ気取らない手土産や贈答としてはいいかもしれません。
特にこのお店では、焼き上げたものから虫食いのものなどをちゃんと選別しているらしく、袋から出した栗はみなキレイで粒ぞろい。一粒一粒が栗らしい姿をしています。
こりゃ高いさ。。。

牛は買いませんでしたが、肉まんやキムチ、中国茶の販売もしているようです。

ちなみに、ここの2階が、牛が行った美容室「UnderGroundFilm」です。
看板の類が見当たらない…最初行ったときに「栗屋の2階」と教わったので何とかたどり着いた記憶があります。
右脇の階段を上がってすぐのところが入り口で、さらに奥には居酒屋があるんですが、階段の上部にも居酒屋の看板しかありません。
ホントの所どこに?とよぅく見たら。あ、これだ。
…いちばん上の画像、右下を拡大。↓
Ugf

商売っ気無っ!(笑)