カップヌードルスパイシーカレー …から思いを馳せてスターフライヤーと大阪観光を妄想する

2008-04-19 22:32:13 | うまいもの

なぜかわからないけど、ある日突然食べたくなって、とにかく食べないと気が済まなくなるもの。

=カップヌードル。
他のカップ麺じゃダメなんだ。
日清のカップヌードルじゃないと。

ちょいと前にそんな状態に陥った牛。
しかも今回は、しょうゆ味じゃない。
「スパイシーカレー」だ。
普通の「カレー」とも違う。
35周年記念の「スパイシーカレー」。
ある日どこかの店頭に並んでいるのを見た瞬間に食べたくなって、でもその時は買わなかった。こんなにも食べたくなるとは思ってなかったし。
だけど、それ以来牛は、スーパーやコンビニに行くたびにずっとこのスパイシーカレーを探すようになったのだった。
食べたいよぅ。ピリッと辛口スパイシーカレーヌードル。

で。
Spicycurry

…買ってきた。
コレですよコレ。
黒い外観がまるでスターフライヤーみたい。(乗ってみたいなぁ。)
白と黒のコンビネーション(あれ?どみっさんカラー…?)に黄色いCURRYの文字。
ふひひひひ。
米でもない、パスタでもない、とにかくコレが食べたくてたまらんのだ!
何故?!訳など無い!

お湯を入れて待つこと3分。
日清のカップヌードルサイトの右上にはタイマーが付いてるのでポチっとな。
あっというまに出来上がり。よぅくまぜまぜ。いただきまーす♪
Spicycurry_inside
(…画になってない…orz)

普通のカレーヌードルと比べて、とろみが強い気がします。
うん、スパイシー。牛は辛いもの好きなので、もう少し辛くても良い気がするんですが。

あぁ食べた。満足。
なんか習慣性があるような気がするんですがこれいかに。

そしてカップヌードルサイト見てたら見つけた。
大阪府池田市に「インスタントラーメン発明記念館」なるものがあって、そこでは自分でスープ、トッピングを選び、カップをデザインして、オリジナルのカップヌードルを作ってお持ち帰りできるんだそうな。ううっ、行ってみたい!

えぇと、池田市って伊丹空港のほうなんだ。
するってぇと、仙台空港→伊丹空港はANAに乗ってビーフコンソメスープ飲むでしょ、インスタントラーメン発明記念館に行って、大阪観光(HONDA Edixでw)して、うどん食べてぇ、自分でたこ焼き焼いて食べてぇ、帰りは関空→羽田でスターフライヤーに乗ってミネストローネスープ飲むじゃん?羽田~品川→仙台は舟和の芋ようかん食べながら高速バスに乗れば…

…やりすぎてはいけない(笑)


la luce

2008-04-19 03:03:22 | 日記・エッセイ・コラム

みんな居なくなってしまった。
とぼとぼと歩いて、ちょうど家が建っていたあたりに差し掛かったとき、彼女の話をふと思い出した。

その日、家の裏手の側溝の、何かの資材が積み重なってトンネルみたいになったところに、まだ目が開いて間もない子猫が数匹、泣き叫んでいたのだ。
母猫の姿はなかった。食べ物を探していたのかもしれない。とにかく子猫達は、心細いのか、おなかをすかせているのか、一心不乱に鳴いている。
烏にでも襲われたらひとたまりもないだろう。小さな小さな猫だ。
思わず近寄って、子猫をつかもうとした。

浅はかだった。

人間である自分はとんでもなく浅はかな生き物だと、悟った。
子猫達は手が届くより早く、一斉に散り散りになって逃げ出したのだ。
あるものは資材を乗り越え、あるものはその下にもぐり、春先から刈られること無く伸びた草の間に身を隠し、まさに四方八方へと散った。
そのうち、わずかに遅れをとった猫が一匹、手の中に居た。
針のように細い爪がむき出しにされ、痛痒い刺激とともに子猫の体温が伝わってくる。
子猫は明らかに威嚇している。
離せ。
おまえにどんな権利があるというのだ。
ここには何も無い。
それなのにいったい、何を要求するつもりか。
彼らを救おうとする者は他に無かった。
誰も助けてはくれない。武器は自分のみだ。
叫び、手足をつっぱり、体をくねらせて逃れようとするその力。
恐ろしくなった。
自分の浅はかさがただただ恐ろしくて、子猫を地面にそっと下ろした。
兄弟のあとを追うその猫の後姿は、決して敗者の姿ではない。むしろ、生きてゆく力を備えた雄々しくもあるその背中には、かすかに星が見えた気がした。その一生に背負い行く星だ。

警報のようにあたりに響く猫達の声から逃れるために、その場を離れた。
その後、しばらくしてその場所を訪れる機会があったが、不躾な侵入者に警戒して居を移したのだろうか、猫達の姿は無かった。

今、ひとり歩く時、自分にはあの子猫のような星は見えるだろうか。
もうすっかり弱ってしまった目で、それでも生きて行く先を知らねばならない、それは苦行なのか幸いなのかを神と名乗る悪魔に尋ねつつ行くこの身に。
光など放たないかもしれない。
闇に溶けてしまうかもしれない。
それでも星はそこにあるのだろう。
だから一つ願うのは、できることならあの小さな猫のように、生きてゆく力を持つ事、ただそれだけだ。

みんな居なくなってしまった。
彼女も居ない。
救おうとする者は居ない。誰も助けてはくれない。
武器は自分のみだ。
だけど少なくとも、歩き方は知っている。

道はまだ、続くみたいだ。どこまでもどこまでも、どこまでも。