もものけ日記

桃とスモモの栽培に明け暮れる農家の嫁のつぶやきブログ。

落ちる桃

2009-07-29 20:31:10 | 抗えないこと

今日は曇り空で、蒸し暑い一日でした。

午前中は「浅間白桃」の出荷準備、午後からは「レイオウ」を収穫しました。
「レイオウ」はネクタリンの仲間です。真っ赤な綺麗な果実です。
明日写真を撮ってご紹介します。果肉は澄んだ黄色です。

色で熟度を判断するのは困難です。うっかりすると過熟になってしまいます。
桃よりデリケートかもしれません。固いうちに出荷しないと傷みも出やすい・・・。

固い方が本来の酸味と、爽やかな甘さを味わうことが出来ます。
熟しすぎたものは、柔らかいけど、甘いけど・・・それだけで、物足りない?

この品種は2個入りパックに入れて、箱詰めして出荷します。
価格は安定していますが、手間と資材費が掛かるのが難点です。
「浅間白桃」と出荷が重なると、忙しくて休む時間もありません。(--;

その「浅間白桃」は、我が家の主力品種ですが、熟す前に落ちるものがあります。
急に膨らんで、桃の実が枝と押し合い、持ちこたえられず落果する結果に。
これも仕方の無いことと拾い集めます。
あと少し頑張ってくれれば立派な桃になっていたのに・・・残念です。

でも、適当に熟度が出てきて固さも丁度いいので瓶詰めに加工します。
これがまた美味しいのです。缶詰の桃とは比べ物にならない味と食感です。
保存できるので桃が終わった頃、送ったり差し上げたりすると喜ばれます。
道の駅やサービスエリアでは驚くような価格で販売しています。
「売ればいいのに」「売って下さい」と言われますが、売るほど作る時間も無く
サービス用に作るのがいいところだと思っています。

落ちるのは困りますが、無駄にはなりません。(せっかくの桃を無駄にはしません!)

「核割れ果」、や「双胚果」は綺麗に色がつかないので通常出荷はできません。
別口出荷で正常果の半値以下で仕切りが来ます。

近所や親戚、友達はその桃を予約してきます。
見た目はいまいちでも、正常果以上に甘いことを知っているのです。(^-^;
過熟なので日持ちは悪いですが、早めに食べていただけば問題なし!

果物も野菜も見た目重視、価格も見た目で決まります。味で勝負は無理・・・?
調理したり、皮をむいたりすれば問題はないと思うのですが。

そんなこんなで?今から加工作業に入ります。
(よく頑張るなあ・・・)自分を褒めておきましょう。(サルもおだてりゃ木に登る)

はっきりしない空模様が続きますね。桃を食べて元気に!

 

コメント (4)
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