もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

「ヘヴン」

2006年02月01日 | 映画 TV・DVD
「ヘヴン」銀   2001年
映像が美しい。作風がパトリス・ルコント監督を想い起こさせる。
主演はケイト・ブランシェット、ボッティチェリのビーナスの誕生の絵のように美しく、そしてカッコいい。
相手役のジョヴァンニ・リビシは西風のゼフュロスに似ている。
トリノから列車でトンネルを抜けて風光明媚なトスカーナ地方へ逃げる二人。
映画の中の二人の名前はPhilippaとFhilippo、どうしてこんなに似ている名前にしたのだろう。


      
      ボッティチェリ「ビーナスの誕生」より切り抜き   似てませんか~。




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2 コメント

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Unknown (fizz♪)
2007-07-25 00:43:27
もくさん、我が家へのコメントをありがとうございました♪
シーン毎に意味のある美しい映像に魅了されました。
そして台詞が少ない分、役者さん達も表情だけで語らなければならないという大変な役柄だったのに、本当によく演じてましたよね。
おお! なるほど、そうですね。
ルコントも台詞より表情、しかも映像も美しいですし♪
>ボッティチェリのビーナス
>西風のゼフュロス
うわぁ さすがもくさんですね~!
神聖で清らかな絵画の様な二人でしたね♪
こういう内容の深い感動作に出会うと、嬉しいですね。
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>fizz♪さんへ (もく)
2007-07-26 00:06:06
fizz♪さんの記事を読んで、今日また観てしまいました。
本当にひとつひとつのシーンやセリフに深い意味があるんですね~。
3度も観ていたのですが、今回が一番感動しました~。fizz♪さんに感謝です
二人は恋に落ちたと思っていましたが、これは運命だったんですネ。
同じ名前。誕生日も7年違いの同じ日。
フィリッポの誕生日を聞いたフィリッパが言う。
「その日のことはよく覚えているわ、私の聖体礼拝の日だったから。私は母が作った真っ白なドレスにベールで花嫁のようだった。」
7才だったフィリパは真っ白な花嫁のようなドレスを着てフィリッポが生れる日を迎えたんですね。fizz♪さんが書いていた通り、約束された二人、結ばれる運命の二人だったんですね~。
モンテプルチャーノの街で結婚式を見つめる二人。以前観た時は二人が食べている美味しそうなアイスクリームに目が行ってしまい、このシーンは友人に出会うためのシーンだと思っていましたが、今回はここでもでした。たくさんの人達から祝福されている新郎新婦を二人はどんな気持ちで見ていたのでしょう。
ラストは、「いくよ」と言ったあとは全ての音が遠のきます。ヘリが飛び立つ前に二人は蜂の巣になることが分かっており、そうなったでしょう。でも、映画の冒頭のヘリの訓練シュミレーションに掛けて、空に吸い込まれていく美しい映像で終わってました。
fizz♪さん、どうもありがとう また素敵な映画を教えてくださいネ。
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