ネタバレがありますので、ご注意下さい!!!
観劇日
1月10・16・22・23日(計4回)
初演に惚れ込んでチケットを増やし、銀河劇場・梅芸・名古屋と通った大好きな舞台。
(その時の感想はこちら『ペテン師と詐欺師』2006/10/12)
キャスト変更が少々不安でしたが、ずっと楽しみに待っていました。
そして・・・
初演より大きな劇場
ちょっぴり立派になったセット
歌派の新キャスト
作品や共演者への信頼が増し、より充実した演技を見せてくれる続投キャスト
ミュージカルとして更に良い物になったと思うのだけれど、自分がこの作品に求めていた物・・・笑いのツボが違う
と、最初に観た(1/10)はキャスト変更による違和感が勝ってしまい(座席も良くなかったし)素直に楽しめませんでしたが、観劇を重ねる度に楽しさが増して行って今では完全に(自分の中で)初演の熱さが戻って来ました
(初演キャストの感想は、ほぼ変わらないのでこちら『ペテン師と詐欺師(2006年)』in大阪(ネタバレあり)を御覧下さい。
再演の追加感想
鹿賀ローレンス
初演はかなりの白髪混じりだったカツラも黒くなって、更にお茶目に
「か‥鹿賀さんが‥( ̄□||||!!」と驚く仕草や台詞回しが初演より増えてます
「シュッフハウゼンの特別治療」なんか、もうノリノリ
完全にコメディに目覚めた感じ(笑)
市村さんとのやり取りも更に楽しくなっていて、もう流石としか言い様がない
二人が作り出す空気と間が良いんですよね
楽曲が鹿賀節と異常に相性が良くって、鹿賀節大好きな私には嬉しい限りです(笑)
市村フレディ
初演と一番大きく変わったのが、初演では力一杯踊って歌い終わって「はあはあ」と息をしながら「どうよ?」とローレンスに言っていた『Great Big Stuff(デカいヤマ)』でのダンス。
今回はアンサンブルさんを上手く使って市村さんの負担を減らしていて余裕で「どうよ!」と言っておられます。
個人的には初演の方が好きだったんですが、市村さんのダンスの負担を軽くした分、日を重ねても市村さんがお元気だからこれで正解ですね
(よく見てると市村さんが肩で大きく息をしていて、やっぱりダンスナンバーって大変なんだなぁと思いますが)
初演より客席降りが増えていて楽しいです
(お蔭でルプレヒトを結構近くで見れたのですが、凄いメイクだったんでビックリ)
鶴見アンドレ
益々ダンディーになってますね。
この方が「時宗ちゃん、愛してる」なんてやったなんて信じられませんよ(笑)
(鹿賀さんと二人のシーンになるとつい思い出してしまいます)
ダンスのシーンの足の運びも軽快になってて、年末の「シャル・ウィ・ダンス」の成果が現れてますね
香寿ジョリーン
香寿さんがここまでやって下さるとは思いませんでした(笑)
満点の色っぽさだった『ジキハイ』のルーシー、完璧だった『モーツァルト』のヴァルトシュテッテン男爵夫人から一転してのこの役。
お見事です!
ただ初演の高田さんが強烈すぎて…
でも2回目からは笑わせて頂きました。
というか、鹿賀さんと市村さんがバランスを取ろうとして無意識に初演より演技などを大きくして来ている様な感じ?
フレディが客席からローレンスに声を掛ける仕掛けの場面とか、「初観劇ですか?」など声を掛けてお客さんを更に弄る様になった。
23日は客席に入って来る時に「皆さん、雪の中をお疲れ様です」と声を掛け拍手喝采(笑)
更にお客さんが傘を持っていたのを見つけて「傘をさして来られたんですか?」。
舞台のローレンスから「何やってんだよ!」と突っ込まれると「何とか何とかだよ!(すみません思い出せない)そんな事言うと、傘さしちゃうぞ☆」とお客さんの傘を持ち上げてウケてました。
初演は高田ジョリーンの登場から温まって来る感じだったけれど、再演はここら辺から温まって来る感じ。
(あくまで私個人の感想ですよ)
最初に観た時(1/10)は市村さんが下手に座って鹿賀さんとやり取りなさった為、上手やや後方壁席の私からは殆んど見えず温まれなかったのが残念(T_T)
『Oklahoma?(オクラホマ)』でのジョリーンの歌にも鹿賀さんが初演よりは絡んで来る様になったかも?
歌とダンスは流石で爽快なんですが、途中で「踊ってよ」と〇〇〇〇でローレンスを脅す場面の狂気が物足りないかな…。(ごめんなさい)
この場面の高田ジョリーンの目には完全に狂気が宿っていましたからね(笑)
地下室のルプレヒトの場面も初演程のインパクトはなかったけど、『ハイド』と『ルーシー』、そして『レオポルト』と『男爵夫人』だと思えば凄く貴重なモノを観ている感じ(笑)
ただ一つ、「ルプレヒト、お休み~」とローレンスが〇〇〇〇を当てる場面。
高田さんだと仕草を真似しながら「ええ~!今、今・・・ってした」と大げさに驚いてくれたのに、香寿さんはサラっと流しちゃうのが寂しい。
後、ニタ~っと笑ったローレンスに「驚いた?」と聞かれて「別に」と答えるところの間。
高田さんだとハッとなって衣装を整えてポーズまでを取ってくれたんだけどなぁ。
…とか、どうしても思っちゃうんですよね。
ごめんなさい
でも、それらを除けば完璧!
さすが香寿さん、惚れ直しちゃいました。
ソニン・クリスティーン
ハイテンションだった奥菜クリスティーンとは違って、若いのに落ち着いた感じ。
歌とダンスは流石。
『Love Is My Legs(愛の比喩は「脚」)』のディエットが気持ち良いです。
そしてその後の場面。
ここも少し変わっていて、最初に市村フレディが詰めるのが初演の時は置物みたいな物だったのが、再演ではもっと露骨(笑)にバナナになってました。
「じゃあ、シャワー浴びてくるから」と部屋を出るクリスティーンにフレディが「これ僕の気持ち」とバナナを渡す。
最初は黙って受け取るだけだったクリスティーンがその内それを使って何かする様に…。
覚えている限りで
16日は「クリスティーン選手打ちました、ホームラン!」
22日は「象~さん♪象~さん♪」
23日は「もしも~し」と電話の真似(市村も真似して「は~い」と答えてました)
これは毎回変わるみたい。
クリスティーンが出ていった後の市村さんの演技も毎回微妙に変わってて、なかなか面白いなぁと。
個人的には16日の「打ちました、ホームラン!」→客席が微妙な空気に→そのままシャワーに行くクリスティーン→独り残されて壁にもたれて泣くフレディ
市村フレディの間が絶妙で、これがツボに来てしまいました(笑)
後、23日なんて最後に皮がスー〇〇〇〇中から出て来て、思わず心の中で『食べたんかい!』って突っ込んでしまいましたよ。
地方公演でのバナナ遊びが今から楽しみです(笑)
ラストは迫力が有りすぎて、濃い大阪のおばちゃん一歩手前(笑)
初めて観た時は、真ん中で歌い出すとワンマンショーの様に見えて正直引いてしまったのですが…。
2回目からはこのギャップを楽しめる様になりました。
特に「エースが(ネタバレになるので略)負けない~~~いいいィ~~~」と伸ばすところが格好良いです!!
<ここだけの話>
誰にも内緒だぞ(笑)
1/10 二幕『Reckoning(ご精算!?)』の前
クリスティーンが○○を受け取って去っ行って直ぐ、サイレンがなってアンドレが入ってきちゃった☆
(クリスティーンが○○を返しに来るシーンが抜けた)
でもそのまま何事も無かった様に芝居は進みました。
鹿賀さんは落ち着いて、こっそり下手の端でスタッフが置いた○○○○○○を受け取って机の上に置いてました。
(ちゃんと中身も入れ替わっていてましたよ)
自分の観劇の初っぱながこれだったので、今回はこのシーンをドキドキしながら観てます(笑)
観劇日
1月10・16・22・23日(計4回)
初演に惚れ込んでチケットを増やし、銀河劇場・梅芸・名古屋と通った大好きな舞台。
(その時の感想はこちら『ペテン師と詐欺師』2006/10/12)
キャスト変更が少々不安でしたが、ずっと楽しみに待っていました。
そして・・・
初演より大きな劇場
ちょっぴり立派になったセット
歌派の新キャスト
作品や共演者への信頼が増し、より充実した演技を見せてくれる続投キャスト
ミュージカルとして更に良い物になったと思うのだけれど、自分がこの作品に求めていた物・・・笑いのツボが違う
と、最初に観た(1/10)はキャスト変更による違和感が勝ってしまい(座席も良くなかったし)素直に楽しめませんでしたが、観劇を重ねる度に楽しさが増して行って今では完全に(自分の中で)初演の熱さが戻って来ました
(初演キャストの感想は、ほぼ変わらないのでこちら『ペテン師と詐欺師(2006年)』in大阪(ネタバレあり)を御覧下さい。
再演の追加感想
鹿賀ローレンス
初演はかなりの白髪混じりだったカツラも黒くなって、更にお茶目に
「か‥鹿賀さんが‥( ̄□||||!!」と驚く仕草や台詞回しが初演より増えてます
「シュッフハウゼンの特別治療」なんか、もうノリノリ
完全にコメディに目覚めた感じ(笑)
市村さんとのやり取りも更に楽しくなっていて、もう流石としか言い様がない
二人が作り出す空気と間が良いんですよね
楽曲が鹿賀節と異常に相性が良くって、鹿賀節大好きな私には嬉しい限りです(笑)
市村フレディ
初演と一番大きく変わったのが、初演では力一杯踊って歌い終わって「はあはあ」と息をしながら「どうよ?」とローレンスに言っていた『Great Big Stuff(デカいヤマ)』でのダンス。
今回はアンサンブルさんを上手く使って市村さんの負担を減らしていて余裕で「どうよ!」と言っておられます。
個人的には初演の方が好きだったんですが、市村さんのダンスの負担を軽くした分、日を重ねても市村さんがお元気だからこれで正解ですね
(よく見てると市村さんが肩で大きく息をしていて、やっぱりダンスナンバーって大変なんだなぁと思いますが)
初演より客席降りが増えていて楽しいです
(お蔭でルプレヒトを結構近くで見れたのですが、凄いメイクだったんでビックリ)
鶴見アンドレ
益々ダンディーになってますね。
この方が「時宗ちゃん、愛してる」なんてやったなんて信じられませんよ(笑)
(鹿賀さんと二人のシーンになるとつい思い出してしまいます)
ダンスのシーンの足の運びも軽快になってて、年末の「シャル・ウィ・ダンス」の成果が現れてますね
香寿ジョリーン
香寿さんがここまでやって下さるとは思いませんでした(笑)
満点の色っぽさだった『ジキハイ』のルーシー、完璧だった『モーツァルト』のヴァルトシュテッテン男爵夫人から一転してのこの役。
お見事です!
ただ初演の高田さんが強烈すぎて…
でも2回目からは笑わせて頂きました。
というか、鹿賀さんと市村さんがバランスを取ろうとして無意識に初演より演技などを大きくして来ている様な感じ?
フレディが客席からローレンスに声を掛ける仕掛けの場面とか、「初観劇ですか?」など声を掛けてお客さんを更に弄る様になった。
23日は客席に入って来る時に「皆さん、雪の中をお疲れ様です」と声を掛け拍手喝采(笑)
更にお客さんが傘を持っていたのを見つけて「傘をさして来られたんですか?」。
舞台のローレンスから「何やってんだよ!」と突っ込まれると「何とか何とかだよ!(すみません思い出せない)そんな事言うと、傘さしちゃうぞ☆」とお客さんの傘を持ち上げてウケてました。
初演は高田ジョリーンの登場から温まって来る感じだったけれど、再演はここら辺から温まって来る感じ。
(あくまで私個人の感想ですよ)
最初に観た時(1/10)は市村さんが下手に座って鹿賀さんとやり取りなさった為、上手やや後方壁席の私からは殆んど見えず温まれなかったのが残念(T_T)
『Oklahoma?(オクラホマ)』でのジョリーンの歌にも鹿賀さんが初演よりは絡んで来る様になったかも?
歌とダンスは流石で爽快なんですが、途中で「踊ってよ」と〇〇〇〇でローレンスを脅す場面の狂気が物足りないかな…。(ごめんなさい)
この場面の高田ジョリーンの目には完全に狂気が宿っていましたからね(笑)
地下室のルプレヒトの場面も初演程のインパクトはなかったけど、『ハイド』と『ルーシー』、そして『レオポルト』と『男爵夫人』だと思えば凄く貴重なモノを観ている感じ(笑)
ただ一つ、「ルプレヒト、お休み~」とローレンスが〇〇〇〇を当てる場面。
高田さんだと仕草を真似しながら「ええ~!今、今・・・ってした」と大げさに驚いてくれたのに、香寿さんはサラっと流しちゃうのが寂しい。
後、ニタ~っと笑ったローレンスに「驚いた?」と聞かれて「別に」と答えるところの間。
高田さんだとハッとなって衣装を整えてポーズまでを取ってくれたんだけどなぁ。
…とか、どうしても思っちゃうんですよね。
ごめんなさい
でも、それらを除けば完璧!
さすが香寿さん、惚れ直しちゃいました。
ソニン・クリスティーン
ハイテンションだった奥菜クリスティーンとは違って、若いのに落ち着いた感じ。
歌とダンスは流石。
『Love Is My Legs(愛の比喩は「脚」)』のディエットが気持ち良いです。
そしてその後の場面。
ここも少し変わっていて、最初に市村フレディが詰めるのが初演の時は置物みたいな物だったのが、再演ではもっと露骨(笑)にバナナになってました。
「じゃあ、シャワー浴びてくるから」と部屋を出るクリスティーンにフレディが「これ僕の気持ち」とバナナを渡す。
最初は黙って受け取るだけだったクリスティーンがその内それを使って何かする様に…。
覚えている限りで
16日は「クリスティーン選手打ちました、ホームラン!」
22日は「象~さん♪象~さん♪」
23日は「もしも~し」と電話の真似(市村も真似して「は~い」と答えてました)
これは毎回変わるみたい。
クリスティーンが出ていった後の市村さんの演技も毎回微妙に変わってて、なかなか面白いなぁと。
個人的には16日の「打ちました、ホームラン!」→客席が微妙な空気に→そのままシャワーに行くクリスティーン→独り残されて壁にもたれて泣くフレディ
市村フレディの間が絶妙で、これがツボに来てしまいました(笑)
後、23日なんて最後に皮がスー〇〇〇〇中から出て来て、思わず心の中で『食べたんかい!』って突っ込んでしまいましたよ。
地方公演でのバナナ遊びが今から楽しみです(笑)
ラストは迫力が有りすぎて、濃い大阪のおばちゃん一歩手前(笑)
初めて観た時は、真ん中で歌い出すとワンマンショーの様に見えて正直引いてしまったのですが…。
2回目からはこのギャップを楽しめる様になりました。
特に「エースが(ネタバレになるので略)負けない~~~いいいィ~~~」と伸ばすところが格好良いです!!
<ここだけの話>
誰にも内緒だぞ(笑)
1/10 二幕『Reckoning(ご精算!?)』の前
クリスティーンが○○を受け取って去っ行って直ぐ、サイレンがなってアンドレが入ってきちゃった☆
(クリスティーンが○○を返しに来るシーンが抜けた)
でもそのまま何事も無かった様に芝居は進みました。
鹿賀さんは落ち着いて、こっそり下手の端でスタッフが置いた○○○○○○を受け取って机の上に置いてました。
(ちゃんと中身も入れ替わっていてましたよ)
自分の観劇の初っぱながこれだったので、今回はこのシーンをドキドキしながら観てます(笑)
「今回の方がこなれているけど、
初回の方が好き。なぜなら、
高田さんがいたから」っていう結論になっていた。
ものすごーく高田さんのお芝居、見たくなりました。
マイペースでパワフルなジョリーンという役にピッタリとハマっていて最高におかしかったです
私も高田さんはこの作品以外で観た事がないので、他の作品でも観たいですね
半年間、待ちに待った公演をようやく観ることができました。
ダンディ鹿賀さんとパワフル市村さんの対比が可笑しくて、ほんとにいいコンビでした。
とても楽しい大人のミュージカル、心から楽しめました~
私も高田さんのジョリーン観たかったなぁ・・・
初演キャストも再演キャストも舞台を大いに盛り上げて下さいましたし
兵庫の大楽も、熱くてとても良い感じでした
再々公演を密かに期待しつつ、心は次作の『ラ・カージュ』へ