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TAKEMITU ALONE クラシック倶楽部 工藤重典・鈴木大介

2022-03-08 11:33:49 | 音楽夜話(クラシック)
TAKEMITU ALONE クラシック倶楽部 工藤重典・鈴木大介


武満作品を聴くことは普段ほとんどない。意識して聴くときぐらいしか
プログラムは合わせない。


ギター作品は、以前、荘村清志さんが受け持ってた気がするが、今は
鈴木大介氏にとってかわったようだ。


放送より:「今までに聴いたことないようなギタリスト」と評され、
武満のギター全作品の録音も託された。武満 徹(1930-1996)。


1「巡り」 イサム・ノグチの追悼に フルート・ソロ 工藤重典


2ギターのための12の歌(武満 徹編曲) 鈴木 大介 ギター 

①ロンドンデリーの歌
②オーバー・ザ・レインボー
③サマー・タイム
④早春賦
⑤失われた恋
⑥星の世界
⑦シークレット・ラヴ
⑧ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
⑨ミッシェル
⑩ヘイ・ジュード
⑪イエスタデイ
⑫インターナショナル


3 「海へ」(アルト・フルートとギターのための)
  アルト・フルート 工藤重典 ギター鈴木 大介
  ①夜  ナイト
  ②白鯨 モビー・ディック
  ③鮃岬 ケープ・コッド


 収録 2021年2月6日草月会館 
イサム・ノグチ 花と石と水の広場「天国」


武満さんは独学で音楽を学んだとあった。伊福部さんも
そうだった。独学でも大成する人はするのだな。


クラシックの作品や映画音楽を手掛けていらしたが、
ギターにも造詣があり、作品もある。
フルートソロの「巡り」は初めて聴いた。現代曲のようであり、
なにか尺八の様な、和の香りもするという味わいのある曲だった。
クラシックとかいうジャンルを超えた、武満ワールドが広がる。


「ギターのための12の歌」は、ショット社からも
楽譜が出ているという、メジャーな作品。
各地の名曲をギター用に編曲しているが、編曲度合いも武満ワールドで
売れる編曲というよりは、より芸術性のあるもののように感じる。
ビートルズでも、アコギ系のアーティストがそれぞれ、編曲アルバムを
出していて、聴くことはあるが、武満さんのはやはり一ひねりも二ひねりも
してあり、歌の中に仕掛けがあったりする。


アルバムの中に1-2曲混ぜるアーティストはいるが、さすが、公認の
ギタリストだけあって、全曲暗譜で弾いているのはすばらしい。
確か、この曲集のアルバムは去年9月発売された。20年ぶり3度目の録音。
番組では、今井勇一氏のカスタムを弾いていた。




3曲目のDUOプログラム。現代曲で、旋律・リズム・和声も独特で
一筋縄ではいかない。工藤さんは演奏していて癒される
というようなことをおっしゃっていたが、緊張感のある、独特な
ものだった。アルトフルートというのもなかなか聴く機会がないものだけれど、
やはり和のにおいがして、日本の作曲家の作品であることが感じられた。




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https://www.barks.jp/news/?id=1000204186




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