MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

8月4日生まれのジャズパーソン ルイ・アームストロング ハーブ・エリス テリ・リン・キャリントン

2024-08-05 20:30:19 | 音楽夜話(ジャズ)
Born on this day, August 4th…  8月4日生まれのジャズパーソン




Louis"Satchmo" Armstrong (Trumpet) was born in New Orleans, LA in 1901-1971 生誕113年 没後53年


「ポップス」という愛称までついている。巨人「ルイ・アームストロング」。
彼のトランペットは、サッチモが吹いてるとわかりやすい。
彼の歌をトランペットが奏でているような感じがする。


ピーターソンとサッチモ。楽しそうなメンバー。
当時のピーターソンカルテットにサッチモが
乗った感じ。強力なバックに支えられて、吹くわ歌うわ。
ある意味最高。
サッチモのボーカルが染みる。ピーターソンも幾分、
遠慮気味にオブリガートつけたりしている。
このアルバムはサッチモメイン。録音もVoが大きく入っている。
なんか歌がよく聞こえてお得感がある。
原盤はモノラル(1959年リリース)。


Louis Armstrong & Oscar Peterson
オスカー・ピーターソン(p)レイ・ブラウン(b)ルイ・ベルソン(ds)
ハーブ・エリス(g) ルイ・アームストロング(tp)


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Herb Ellis (Guitar) was born in Farmersville, TX in 1921-2010 生誕103年 没後14年


矢張りピーターソン時代の彼に耳が行くか、それ以降スタジオに入って、次出てきたときには
時間がたってしまい、コンコードあたりの、気持ちのいい音ジャズに吸収されたギタリストは
彼もあとケニー・バレルも。丸っこい暖かいトーンが印象的だった。ギターをギターとして
扱える一人。今日はギターデュオ。ジョー・パスとジョンピサノのジャンゴを思い出す。
ゆっくりくつろいで聴きたい1枚。


Windflower · Herb Ellis · Remo Palmier
https://www.youtube.com/watch?v=yyADBy7qVLE&list=OLAK5uy_kz1RW7SU1EgQr_1aG7xRT1rFool8S5nbs




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Terri Lyne Carrington (Drums and Percussion) was born in Medford, MA in 1965. 59歳おめでとう。


パーカッショニストであり、作曲家でもある。多面的なところを持ち
活動されている。そんなお歳になるのですね。時間の経つの早いもの。




パーカスのリーダー作ではないけれど、なかなか骨太なアルバム。
ウエイン・ショーターが吹いているといえばさもありなん。
骨太のジャズが聴ける。


Live At The Detroit Jazz Festival
https://www.youtube.com/watch?v=dGWevuD7tqA&list=OLAK5uy_mzYaFjdETFqNIplCU4mWmMy4ICm4a-6MA



ピアノ:スティーヴン・オズボーン  シンフォニア・オブ・ロンドン 指揮:ジョン・ウィルソン マルサリス・コープランド・バーバー・ガーシュイン プロ  

2024-08-05 18:10:59 | 音楽夜話(クラシック)
8・5




03:00-06:00 19.00-22.00 BBCRadio3 BBC Proms
Prom 21: The Sinfonia of London and John Wilson


ウィントン・マルサリス:ファンファーレ「Herald, Holler and Hallelujah!」※英国初演
コープランド:バレエ組曲「ビリー・ザ・キッド」
バーバー:弦楽のためのアダージョ


ガーシュウィン(グローフェ編):ラプソディ・イン・ブルー
ソリスト・アンコール:エリントン・昔はよかったね


アイヴス:答えのない質問 The Unanswered Question
ジョン・アダムズ:和声学 Harmonielehre


ピアノ:スティーヴン・オズボーン Steven Osborne
シンフォニア・オブ・ロンドン Sinfonia of London
指揮:ジョン・ウィルソン John Wilson


2024-08-04 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールから生中継


マルサリスのファンファーレは数分くらいの曲。昨年の7月に、ネット・クラシック局の
放送でボストン響の演奏で聴いた。英国初演なんですね。掴みにはいいかも。
コープランドのビリー・ザ・キッドは以前の西部劇を思わせるようなところがあり、
やっぱりヒーローはトランペットで勇壮に表現されるのだなと思わせるようなところがあり
ある意味面白かった。多分そういうイミテーションはそれ以降も沢山出たし。わかりやすかった。
前半の締めはバーバー。弦楽セクションで渋く決めてきた。こういう暗転は好きだな。


後半はおにぎやかにラプソディ・イン・ブルーで。ピアノもはいって色彩感も増す。
スティーヴン・オズボーンは英国生まれの53歳のピアニスト。
指も良く回り、アンコールのエリントンもうまくまとめていた。
時折両刀使いのピアニストがいるけれど、彼もそんな一人か・・・。
拍手は一段と大きくステージは盛り上がっていった。アンコールはエリントン。
ジャズっぽいソロ・ピアノで〆る。後半は、ちょっと、嗜好違いなので今日のところはスイッチをOFF


藤田真央(ピアノ)シャルル・デュトワ指揮ヴェルビエ祝祭管弦楽団 フランス・プログラム

2024-08-05 17:49:38 | 音楽夜話(クラシック)
8・5


02:00- 19.00- medici.tv
Charles Dutoit conducts Berlioz, Saint-Saëns, Debussy, and Ravel — With Mao Fujita


ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 op.9
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.22
ソリスト・アンコール:プーランク・ピアノのための15の即興曲より第15番 ハ短調
(エディット・ピアフを讃えて "Hommage à Edith Piaf")


ドビュッシー:3つの交響的素描「海」
ラヴェル:ボレロ


藤田真央(ピアノ)シャルル・デュトワ指揮ヴェルビエ祝祭管弦楽団
2024年8月4日 ヴェルビエ、サル・ド・コンバンから生中継




今日の興味は、デュトワが振るとオケの音が変わるか・・・。
以前、サイトウキネンを振った時に、小澤さんの
音ではないなぁと感じたことがあった。デュトワ氏の
音になっていた。オケを充分コントロールしていた。
ベルリオーズではオケの反応がいいというか、すぐ
音になって帰ってくるというか、瞬発力が感じられる
ものだった。


サン=サーンスのピアノ協奏曲はピアノソロから入っていき、
オケに手渡される。奏者はこの音楽祭で見分を広めている
藤田真央氏。モーツァルトのピアノソナタ集の記憶があたらしい。
ソニーのサポートもあって、この音楽祭に参加している。
サン=サーンスの技巧派のピアノ協奏曲は、藤田氏の
レパートリーの中に取り入れられたのかもしれないが、
どれくらいの練習で仕上げてくるのだろうか。
細かい音符を暗譜で正確に弾き続けオケとも合わせている。
デュトワ氏がバランスをとる。サン=サーンスの作品は
ちょっと小難しいところがあると思っている。
どこか肩透かしを食らうところがあって、入り込めない
世界があったりする。そんな不安を吹き飛ばすような
藤田氏の演奏は、ちょっとふくよかになった頬から、
経験をいろいろ積まれているのだなと思いながら
聴き通した。


後半、デュトワ氏のフランス物。お手の物だけに
余計にオケの音の変化を期待した。すごく引き締まった
「海」が聴けた。アンセルメ・スイスロマンドみたいな。
かなりの指示が入っているのではないかと思うが、
オケの反応は前半同様早い。思ったよりハリのある海だった。
リズムも締まってたし、デュトワは終演時「ブラヴォー」
と楽団を称えていた。


この曲を最後に持ってくるプログラムは普通にあるが、
そんなに長い大曲でないのに、ラストを飾れるのには
色々理由もあるだろうけれど、最後まで緊張感を維持して
演奏しきれるかがポイントか。誰しもストレスを抱えながら
演奏しているように思う。その意味では難曲だ。
だからラストにあるということもあるのかもしれない。
ホルンもタンギングが大変そうだ。クラリネットのソロが
色彩感があって良かった。テナー・ソプラノのサックスも
割と清廉でよかった。
トロンボーンの高域もツヤがあってよかった。終演後
歓声が飛んだ。デュトワ氏は小太鼓手を呼び上げ、指揮台まで
連れていき、聴衆からも拍手を受けさせた。木管一人一人、
ホルンのトップからメンバーなどなど立たせて、拍手を受けさせた。
ハイエンド・アマチュアの様な扱いだったけれど、ある意味プロだ。
このような曲もこなさなくてはならない。その大変さは指揮者も
同じように分かち合っているのかもしれない。メンバーは
ねぎらわれたであろうしデュトワ氏も肩の荷が下りたと思われる。
これだけ同じ旋律を繰り返させられ、聴く方だってストレスがかかり、
最後の一音で解放されるという特異稀な曲だけに、聴き手も開放感に
最後はある意味浸れる名曲だけれど怪曲だと思う。オケは良くしまった
バランスを持つものに変わっていた。その意味ではデュトワ氏の音だった
かもしれない。

ベンヤミン・ヌス Benyamin Nuss(ピアノ)山田和樹指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 ガーシュイン・プロ

2024-08-05 17:46:15 | 音楽夜話(クラシック)
8.4


18:04-20:30 11.04-13.30 SR2


ガーシュウィン:交響詩「パリのアメリカ人」
同:ラプソディ・イン・ブルー
同:へ調のピアノ協奏曲
ソリスト・アンコール:グりーン・ドルフィンストリート


アイヴズ:交響曲第2番




ベンヤミン・ヌス Benyamin Nuss(ピアノ)山田和樹指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
2012年4月20日 ザールブリュッケン、ハルベルク放送局大ホール


一昔前の山田氏の指揮。(1979/1生)33歳当時の演奏。このころもう海外で仕事してたんだ。
リズム感の横溢しているガーシュイン。若いドンピシャな演奏。ヘ長調のピアノ協奏曲は
久々聴いたものの、カプースチンの原型はここいら辺にあるのではないかと思ったりする。
なかなかエッジの立った作品。ピアノ独奏部分は当時のジャズを彷彿させるので、その意味
ではちょっと時代を感じるけれど、第二のラヴェルにならずに、第一のガーシュインで
いられたことはある意味幸せなのではないか。ナンバー・ワンよりオンリー・ワン。
アンコールもコンテンポラリーJAZZピアノの様な、書き譜かもしれない和声のモダンなものだった。
アイヴスは録音が途中で終わってしまったので、未聴。時々回線が途絶えるヨーロッパ系。
いい演奏かもしれなかっただけに残念。



アイヴォー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 交響曲第34番 ミサ曲第10番 アヴェ・ヴェルム・コルプスK618  リタニアK243他

2024-08-05 17:40:46 | 音楽夜話(クラシック)
8.4


18:03-19:56 11.03-12.56 ORF


モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338
同:ミサ曲第10番 ハ長調 K.258「ミサ・ブレヴィス」


同:諸人よ、来たれ K.260
同:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
同:証聖者の荘厳晩課 K.243
(聖体の祝日のためのリタニア K.243)




ジュリア・セメンツァート(ソプラノ)
パトリツィア・ノルツ(アルト)
アレッサンドロ・フィッシャー(テノール)
マティアス・ヴィンクラー(バス)
バーナード・ロバートソン(オルガン)
ザルツブルク・バッハ合唱団
アイヴォー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
2024年8月4日 ザルツブルク、モーツァルテウムから生中継


モーツァルトといえば、ザルツブルグ。そこのオーケストラというと
十八番の演奏をすると思われる。発祥は1840年代にさかのぼり、二転三転
しながら現在に至る。録音もある。指揮のアイヴォー・ボルトンは
前任の常任指揮者だった方。モーツァルトが過ごしたザルツブルグ時代の
最後の34番。急-緩-急の3楽章の交響曲に始まり、宗教曲に移る。
ミサ曲第10番。聖職受任式のために書かれたというミサ曲。明るい色彩で
書き上げられている。おめでたい機会に使われるものとして書かれている
感じのするものだけれど、聖職者へのアピールも含めるべきという父親の
策も、当時とて就職難、ご機嫌を伺わなくてはならない音楽家にとっては
あるいみ大変な修行なのかもしれない。


後半、
「諸人よ来たれ」K260ニ長調。
混成四部が2組で歌いあうような形式の合唱曲。数分の曲だけれど、
二長調の明るい調性が、華やかさを伴う 
「信ずる者だけが恵まれる幸運」という歌詞。
信ずるものはすくわれる。
アヴェ・ヴェルム・コルプスK618と一緒にバーデンの合唱指揮者
シュトルに曲を贈っている。K618はよくこんな曲が書けると
思う。天から旋律が降ってきてもおかしくない美しさ。人の力量を超えている。


最後のK243は変ホ長調の穏やかさで始まり、ドラマを演出する
ような盛り上がりもあり、それでも癒されてくる。初めて聴いたが、
これは個人的な名曲かも。