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アイヴォー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 交響曲第34番 ミサ曲第10番 アヴェ・ヴェルム・コルプスK618  リタニアK243他

2024-08-05 17:40:46 | 音楽夜話(クラシック)
8.4


18:03-19:56 11.03-12.56 ORF


モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338
同:ミサ曲第10番 ハ長調 K.258「ミサ・ブレヴィス」


同:諸人よ、来たれ K.260
同:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
同:証聖者の荘厳晩課 K.243
(聖体の祝日のためのリタニア K.243)




ジュリア・セメンツァート(ソプラノ)
パトリツィア・ノルツ(アルト)
アレッサンドロ・フィッシャー(テノール)
マティアス・ヴィンクラー(バス)
バーナード・ロバートソン(オルガン)
ザルツブルク・バッハ合唱団
アイヴォー・ボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
2024年8月4日 ザルツブルク、モーツァルテウムから生中継


モーツァルトといえば、ザルツブルグ。そこのオーケストラというと
十八番の演奏をすると思われる。発祥は1840年代にさかのぼり、二転三転
しながら現在に至る。録音もある。指揮のアイヴォー・ボルトンは
前任の常任指揮者だった方。モーツァルトが過ごしたザルツブルグ時代の
最後の34番。急-緩-急の3楽章の交響曲に始まり、宗教曲に移る。
ミサ曲第10番。聖職受任式のために書かれたというミサ曲。明るい色彩で
書き上げられている。おめでたい機会に使われるものとして書かれている
感じのするものだけれど、聖職者へのアピールも含めるべきという父親の
策も、当時とて就職難、ご機嫌を伺わなくてはならない音楽家にとっては
あるいみ大変な修行なのかもしれない。


後半、
「諸人よ来たれ」K260ニ長調。
混成四部が2組で歌いあうような形式の合唱曲。数分の曲だけれど、
二長調の明るい調性が、華やかさを伴う 
「信ずる者だけが恵まれる幸運」という歌詞。
信ずるものはすくわれる。
アヴェ・ヴェルム・コルプスK618と一緒にバーデンの合唱指揮者
シュトルに曲を贈っている。K618はよくこんな曲が書けると
思う。天から旋律が降ってきてもおかしくない美しさ。人の力量を超えている。


最後のK243は変ホ長調の穏やかさで始まり、ドラマを演出する
ような盛り上がりもあり、それでも癒されてくる。初めて聴いたが、
これは個人的な名曲かも。




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