MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

8月3日生まれのジャズマン トニー・ベネット

2024-08-04 13:32:16 | 音楽夜話(ジャズ)
8月3日生まれのジャズマン トニー・ベネット


Tony Bennett (Vocals-Lead) was born in Queens, NY in 1926‐2023 生誕98周年 没後1年


「〇〇〇専」という方がいる。例えば男性ヴォーカル専門で聴きこんでいる方とか
女性ヴォーカル専門で、とか、コンボだけ聞いている方とか、その方たちの
知識には到底私の様な雑食性の浅く広く聴いてしまう、半可通のリスナーには
太刀打ちできない広さ深さがある。
ヴォーカルは特にそうで、余り聴かない。楽器が声であること以外に何か、
歌詞があるとか・・・。でも、個人的には声以外の楽器の面白さに針は振れ続けている。
トニー・ベネットというと、エバンスとのDUO盤が知られているけれど、
彼の音楽歴はそれにとどまらず、晩年ではレディー・ガガと共演してしまう
という快挙まであった。その彼も鬼籍に入り、エンターテイナーの伝説だけが残った。


Bennett Sings and Basie Swings
https://www.youtube.com/watch?v=S_4Fps_u7Yc&list=OLAK5uy_norJiuew3ju0nlYWsRSDE6s6YcTQ2Iw5Y&index=1



アレクサンドラ・ドヴガン(ピアノ) ガーボル・タカーチ=ナジ指揮ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団 ハイドン・グリーグ・ブラームス

2024-08-04 13:25:36 | 音楽夜話(クラシック)
8・4
01:30- 18.30- medici.tv
Gábor Takács-Nagy conducts Haydn, Grieg, and Brahms — With Alexandra Dovgan


ハイドン:交響曲第1番 ニ長調 Hob.I:1
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
ソリスト・アンコール:ショパン・ワルツ嬰ハ短調Op64-2


ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
アレクサンドラ・ドヴガン(ピアノ)
ガーボル・タカーチ=ナジ指揮ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
2024年8月3日 ヴェルビエ、サル・ド・コンバンから生中継


ハイドンのシンフォニーは後半の副題のついたものは時折耳に
するものの、初期の作品はほとんどお耳に掛かることがない。
ハイドンの作品はクラシックの屋台骨、オーケストラ・
トレーニングの肝みたいな言い方されて、日本のオケなどでも、
ある時期さんざんやってた記憶がある。多分1番は初めて聴くと思う。
世の中にはハイドンの交響曲全集なども出ているが、それを
丹念に聴いているファンもいらっしゃるのだろうなと思うと
頭が下がる。


明るい二長調の作品。モーツァルトでなくハイドンなのだ。
12分くらいの曲だけれど成立している。さすが「交響曲の父」
ゴット・ファーザーだよな・・・。


レコードの時代は、シューマン&グリーグでAB面カップリングの
アルバムのことが多かった。CDになったらそれはそうでもなくなったけれど、
個人的にはシューマンびいきなので、グリーグはあまり聴かないけれど、
今日はプログラムにある。


アレクサンドラ・ドヴガン(ピアノ)2007年ロシア生まれ。17歳。
年齢からしたら、成熟している。天は二物を確実に与えている。
こういう才能を持つ人というのは、いるのだなと感心してしまう。
どういう教育や環境を与えられたら、このようなタレントができて
来るのだろう。不思議な世界。たまたま、動画で鑑賞しているけれど、
表情は大人の女性だ。ブラインド・ホールド・テストだったら、
17歳の少女が弾いているとは思えない。天才・神童・・・。
与えられる言葉はあるものの、実際聴いてみると、言葉はある意味
意味を持たなくなる。彼女がそのものだからだ。


ヨーロッパ名門のクラシック音楽祭『ヴェルビエ音楽祭』


ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団の本領を見せる時が来た。
ブラームスの1番。今どき、アマオケの定期公演でも
演奏される演目だけど、プロも当たり前のように演奏会にかける。
その違いは何か。プロはプロの表現レベルがあるのだろうなと思う。
若手の上級メンバーと老練な指揮者で作り出すブラームスはいかがか。
室内管弦楽団はベートーヴェンの交響曲全集を出している。
ブラームスはこれからか・・・。


ここのオケの音楽監督なので、プログラム建てもしていると思われる。
古典派ロマン派を振り分ける。ブラームスは弦楽器の表情付けがいい感じで、
重くなく丁寧なつくり。奇を衒わずオーソドックスだけど、アヴェレージは
超えてきている演奏。終楽章の畳みかけ方もうまく引き込む。
なかなか良かった。


エンリコ・パーチェ(ピアノ) イ・スンウォン 李承原指揮 平昌フェスティバル・オーケストラ ベートーヴェン「皇帝」「英雄」

2024-08-04 07:11:27 | 音楽夜話(クラシック)
8.4
20:00-22:00 韓国KBS


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
ソリスト・アンコール:ベートーヴェン・バガテルOp126より第4楽章プレスト




同:交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」




エンリコ・パーチェ(ピアノ)
イ・スンウォン 李承原 이승원指揮平昌フェスティバル・オーケストラ


2024年8月3日 平昌、大関嶺ミュージック・テントから生中継




平昌(ピョンチャン)大関嶺(デグワルリョン)音楽祭は韓国の
クラシック音楽祭、毎年開催されているようで、そのフェスティヴァル・
オーケストラは、韓国出身の海外名門オケで活動しているメンバー
中心に構成されているオーケストラ。
指揮のイ・スンウォン氏は30代の若手、指揮者コンクールで優勝経験も
ある俊英です。
エンリコ・パーチェ(ピアノ)は1969年イタリアの生まれの55歳。
国際ピアノコンクール優勝経験者。ソリストとして、オーケストラとの
共演、後年では、ヴァイオリニストとのDUO活動や室内楽などの
コンサートでも活動している。


副題のついた2曲の公演。


若い指揮者とベテランのピアニスト。指の良く回る演奏家の様だ。
ベートーヴェンがピアニストであったことがよく伝わるというか
いいたいことたくさんあって、それをどれだけ表現できるかが
勝負なのかもしれないけれど、言い切るというのはなかなか難しい
ことなのだろうと思う。どれだけ言えたか、伝えられたかが
演奏家のポイントだろうと思うけれど、言いたいことたくさんの
ベートーヴェンを良くまとめていると思う。
この2曲は、以前の演奏家だと「長い」と感じさせるものが多かった。
それはブラームスの交響曲やピアノ協奏曲にも私の場合いえたのだけれど、
いいたいことたくさんあって、聞き取れない自分がその当時いたわけで、
それが長さにつながっていたと思う。
今日それがなかったのは、聴きなれたというのもあるけれど、ある程度の
快速で前に前にという感じがあり、はつらつとしてある意味の若さを
感じていたから、言いたいことの一部でも聞き取れ長さは負担にならなかった。
終演後は会場も沸いていた。韓国の聴衆は熱い。