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チョ・ソジン(p)鄭明勲指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ベートーヴェンピアノ協奏曲第4番、ブラームス交響曲第4番 他

2024-09-10 15:21:40 | 音楽夜話(クラシック)
9・8


21:00-23:30 14.00-16.30 NL_Radio4


ヴェーバー:歌劇「魔弾の射手」 op.77~序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
趙成珍(ピアノ)
鄭明勲指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2024年8月28日 アムステルダム、コンセルトヘボウ大ホール




中学の音楽の時間にこの曲の序曲を聴いた。
初めに出てくるホルンの重奏。「これはホルン5度と言って・・・」
先生の言葉はそこだけ今でも覚えていたりする。


趙成珍(チョ・ソンジン)94年韓国生まれのピアニスト。
今年30歳。若手ではあるけれど、バリバリ仕事している。
名前も良く聞くようになった。アジアのピアニストも
結構色々出回っている。その一人だ。多分これらの年齢の
演奏家はなんでも弾きこなせなくてはならず、オファーに
対しても結構忙しく立ち回っているのではないかと思う。
暗譜で弾きこなせなくてはならず、ある程度
レパートリーとしても持っていなくてはならず、
初めて弾いたのは10代とかいう話も聞く。ずっと、
弾き続けていたわけではないにせよ、集中して練習して
いた時期はあると思うし、協奏曲の曲数も半端なく多いので、
ピアニストも大変だろうと思う。選んだ職業だから仕方ない
にしても、音楽中心の生活にならざるを得ないのは致し方ない
だろう。そんな彼の4番は、すっきりくっきりしていて、
4番のト長調という調性をよく表していたように思う。


チョン・ミョンフンの4番。2021年にコンセルトヘボウ管弦楽団の
放送録音を聴いていた。今回が2度目。東京フィルハーモニー管での
チクルスがあったけれど、そこでは3・4番の演奏の放送が
聴けなかったの残念だった。そんなこんなでの4番。アプローチは
変わらないかもしれない。コンセルトヘボウ管の弦はつやがあって
よかった。今回も同様の印象を持った。ヨーロッパの楽団の中でも随一の
音を持つ。彼の熱量も楽団に伝わり、バランスのいい演奏だった。


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