MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

2月22日生まれのジャズマン バディー・テイト

2024-02-22 21:43:14 | 音楽夜話(ジャズ)
2月22日生まれのジャズマン

Buddy Tate (Tenor Saxophone) was born in Sherman, TX, 1915–2001.生誕109周年 没後23年


テキサス・テナー。いいじゃん。好きですこういうブロウ。
似たような名前で、グラディー・テイトはトランぺッター。


After Dark
https://www.youtube.com/watch?v=-nEy9wLFW1A&list=OLAK5uy_mO0c-wrB2f2cNgzMZZpOPI8CE-1JVRZZc&index=12



2024年2月11日朝日新聞日曜版 総合面(2面)小澤征爾さんを失って   村上春樹氏寄稿

2024-02-22 18:55:19 | 音楽夜話(クラシック)
2024年2月11日朝日新聞日曜版 総合面(2面)小澤征爾さんを失って
  村上春樹氏寄稿


この件は後になって知った。新聞を取らなくなって久しい。
テレビも時間を縛られるので、いくら録画していたとしても
画面の前に一定時間縛られるのは、勘弁という気があるので、
よほどのもの以外遠のいている。


ネットでこういう記事があると知ってみたら有料だった。
(あたりまえだけれど)。過去紙バックナンバーの購入も
できるのだけれど、問い合わせたら2-3週間かかるという。
何なら図書館で探したらと、電話の向こうのオペレーターは
おっしゃった。たまたま休みだったので、図書館に行き、
その日付けの新聞を探した。それはすぐに見つかり、目を通した。


日曜版の2面に2/3位の紙面を割いて寄稿文が掲載されていた。
総合面と言ったら、今時、関心を持たれるであろう題材から
記事を起こしてまとめ上げてるものだったりする。
村上氏と小沢氏の交遊録から、2人の音楽について話されたことが、
本になって出版されてるくらいだから、このような寄稿が
あってもおかしくはないと思われた。
この紙面は、音楽に詳しくなくても、二人の関係性をたどりながら、
ある意味思い出話を語り、喪失してしまったことを残念に思い故人を
しのぶというようなものだったと思う。


前段の「小澤征爾さんと音楽の話をする」を読み返している。
この内容はお互いリスペクトしながら、共感し深め合っている感じ
のする内容だったりする。音楽家小澤征爾のありようが、村上春樹氏に
よって表現されているようなところがある。あらためて、彼らのありようが
読んでいて浮彫になった。そして寄稿文に目をやると、
腑に落ちることもある。
そして最後には小澤さんは故人であることを悟らされる。
もうニュー・アルバムはでないし新録音はない。
彼の音楽に対する向き合い方はワンアンドオンリーかもしれない。
後進の指導に当たって、粉骨砕身していたが、その結果はこれから
出てくるのかもしれない。
我々の世代がそれを見届けられるか自信はないけれど、一石は投じられた。


同日の22面(文化面)に秋山和慶氏の記事があった。
桐朋の先輩後輩で、同業になってもつかず離れずで交流が
あった方の記事もなかなか読ませるものがあった。
こちらは、文面的にも、個人使用で、コピー可能だったので、
記事をコピーし持ち帰った。

2・20 ARDナイトコンサート(I) BR-KLASSIK

2024-02-22 18:49:23 | 音楽夜話(クラシック)
2・20
ARDナイトコンサート(I)


向こうは夜中でもこちらは8時間の時差があるから
朝8時。たまたま20番入っているから録音して後で
聴こうと思っていた。
番組自体、録音日時がわからないもののLIVEと
CDなどの音源から選曲して放送している様だ。
1つの番組が2時間それを4コマ8時間。夜中じゅう
放送している。クラシック音源の豊富さ。
尽きることはないようだ。バロック以前から
近代まであり、番組表だけみても知らない作曲家や
作品の方が当たり前に多い。
今回もゲルンスハイムなどはそうだったし、
聴かなければ今後一生出会うこともなかったかも
しれない一期一会の出会いもある。


・モーツァルト: ピアノ協奏曲 ニ短調 K.466
(アンドラーシュ・シフ、ピアノ;ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
なかなかコクのある20番。何回か聴き直してしまった。
シフの弾き振りなのだろうか。指揮者名が書かれていないけれども。LIVE


・ブラームス: "Nänie",(哀悼歌) op.82
(ベルリン放送合唱団;ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団: 
クリスティアン・ティーレマン)
ドイツ・レクイエムなどとは違い15分ほどの作品。
混声四部合唱とオーケストラのための楽曲で、
彼の友人の逝去をきっかけとして作曲されたという。
重厚なハーモニーをもつ作品。LIVE


・シューベルト: 交響曲ロ短調 D 759 - "The Unfinished"
(ベルリン・ドイツ交響楽団:ケント・ナガノ2000-2006首席指揮者)
これも整った演奏。ロマン派を感じさせるもの。


・ハインリッヒ・シュッツ Johan Helmichの小説: "Herren känner de 
fromas dagar"(Berit Norbakken Solset、ソプラノ;RIAS室内合唱団;
古楽ベルリンのアカデミー、Olof Boman)
合唱曲。古楽のようなある種正統的な響きの、メロディー・リズム・
ハーモニーをもったものだった。LIVE


・フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839年‐1916年)
:チェロ協奏曲 ホ短調 op.78
(アルバン・ゲルハルトVc;ベルリン放送交響楽団:ハンヌ・リントゥ指揮)


エドワード・エルガー(1857年 - 1934年)と被る。エルガーも
ホ短調のチェロ協奏曲。
こちらは1918年に作曲された。ゲルンスハイムの方が先に
あったと思われるが、世に出たのは2000年代になってから
蘇演されている。3楽章形式14分程度の作品。
短調の旋律から始まり、最後は長調で終わるというある意味正統派。
始めはエルガーのチェロ協に雰囲気似てると思ったが、こちらが先だった。
チェロも良く歌い、ゲルンスハイム自体、「ナチスによるホロコーストの
時代を境に、彼の曲が演奏されることは、ほとんどなくなりました。」
「実は第二次世界大戦中、ナチスはユダヤ人作曲家の演奏を禁じ、
楽譜も焼却していました。」(幻の曲 戦争で失われたユダヤ人の
音楽を今に)NHKWEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231102/k10014244271000.html
というように彼の作品自体どれだけ世に残っているかわからない
状況もあったため、このように録音で聴けることは少ない。
チェロのいいとこのエキスを持った曲のように思え、
コンサートにかけても短いけれど、十分通用するものだと思えた。