MOBU'S MUSIC MAZE

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フランク・デュプレー(ピアノ)他 カーセ・スカリオーネ指揮 ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団演奏会

2022-08-07 06:14:18 | 音楽夜話(クラシック)
8月5日


03:03-05:00 20.03-22.00 DeutschlandRadio


ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲 ニ調


近現代風の鳴り。何か新しいものを感じさせる鳴りの音楽。
オケも頑張っている。


カプースチン:ジャズ・トリオによる変奏曲 op.44  


これはジャズの作風で書かれたピアノ・トリオ作品。
ベースとドラムが相手。今どきのピアノ音楽というか
ある意味洗練されたつくりの曲。聴いてて心地よい。
今どきのチック・コリアみたいな感じもして面白かった。
書き譜でこの演奏だったら、ある意味すごいと思う。
良く指も回っているし、どんな譜面なのだろうと思う。


終わりもぴたっとあっている。恐れ入りました。
爽快感のある曲。




同:ピアノ協奏曲第4番(1989年)  


初めからプログレみたいな響き、昔のELPみたいな感じが伝わる。
2-3分に1度くらいハイライトがあり、耳を引く。22‐3分位の単一楽章の
曲だけれど、最後は、民族音楽みたいなフレーズが、ピアノとオケに
飛び交い、大団円を迎える。なかなか刺激的な曲。
これ全部書き譜でありアドリブはないという。


こういう書法の人はそういないので、熱く後押ししている人も
少なからずいるのだけれど、まだまだ知る人ぞ知る的なところはある。
今どきの名曲かもしれない。


ムソルグスキー(ヤロン・ゴットフリート編):ジャズ・トリオと室内アンサンブルのための組曲「展覧会の絵」


編成は表記の通り。フランク・デュプレーはパーカッショニストからピアニストになった様な方。
リズム感に優れて、難曲のフレーズも弾きこなしてしまう、天賦の才を持っている。


編曲された展覧会の絵は、プロムナードから続いていく中では、オリジナルから少し離れたようなフレーズも
出てくるけれど全体に吸収され、テク二カルな場面も多々あるが、それらを楽しむことはできる。
何かELP版の展覧会の絵を思い出す。リズムの切れなどはそんな感じがする。
面白い編曲版を見つけた。


フランク・デュプレー(ピアノ)
ヤコブ・クルップ Jakob Krupp(コントラバス)
マインハルト”オビ”イェンネ Meinhard „Obi“ Jenne(パーカッション)


カーセ・スカリオーネ指揮ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団 Württembergisches Kammerorchester Heilbronn
2022年8月1日 レーア、ブリンケ劇場