ライアン・バンクロフト指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団演奏会
8月3日 プロムス2021
03:30-06:00 19.30-22.00 BBC3 BBC Proms 2021: Ryan Bancroft Conducts the BBC National Orchestra of Wales
Ryan Bancroft Conducts the BBC National Orchestra of Wales
パーセル(ストコフスキ編):歌劇「ディドーとエネーアス」~私が地に横たわる時
ヘンリー・パーセルの作品を、ストコフスキーが編曲しているようだ。この作品は初めて聴く。
バロック調の作品。短調のゆっくりしたもので、ある意味重いのだけれど、悲しいわけではない。
うまいつかみを持った曲だと思う。
オゴネク Elizabeth Ogonek(現代クラシック音楽のアメリカ人作曲家)。
:雲の線(BBC委嘱作、世界初演)現代曲、プロムス初演。13分くらいの作品。
頭で考えずに、無心で聴く。現代曲は、メロディー・リズム・ハーモニーが複雑で
とらえどころが難しかったりする。雲の線というイメージができるかどうか・・・。
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33 2640
サン=サーンスって動物の謝肉祭とか、3番の交響曲くらいしか、聴き手の
レパートリーがなく、協奏曲の類は、ピアノで1曲だったか。
チェロ協は初めて聴く。デュプレ盤で聴いたことがあったかもしれないけど、
ほとんど印象にない。
オケの中の1旋律のような扱いの様なところもあるけれど、これはこれで魅力的な
フランス風の旋律だったりする。ガイ・ジョンストン(チェロ)1981年生まれ。
1714年製のテヒラーという名機を使用し、イントネーションよく美音を届けている。
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
丁寧である意味聴きやすいブラームス。行き過ぎたところなく過度でない。
夏のエアコンの効いた部屋で、仕事休みの疲れた体を癒しながら聴いている。
こんなブラームスの聴き方もあるのだろうかとも思いながら、旋律に癒されている。
先輩の女性が1番と4番なら4番が好きとの賜ったところから、4番を聴きこんだ。
1番を凌駕した先輩の一言「4番が好き」この真意はわからなかったが、
それ以来、4132とランク付けは変わらなくなった。
デモ聴けば聞くほど、個人的名曲は揺るがなくなった。面白いものだと思う。
ガイ・ジョンストン(チェロ)
ライアン・バンクロフト指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
2021年8月2日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールから生中継