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観測史上もっとも小さい惑星を発見

2013年04月03日 | 宇宙 space
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”の観測により、観測史上もっとも小さい惑星が、こと座の方向約210光年彼方にある恒星“ケプラー37”で見つかりました。

その中で最も小さかったのが“ケプラー37b”。
地球の3分の1程度で、太陽系で最小の水星よりも小さく、月より少し大きい程度なんですねー
“ケプラー37”の惑星と太陽系惑星の大きさ比較
“ケプラー37”の惑星と太陽系惑星の大きさ比較
主星の“ケプラー37”は太陽と同じ分類の星で、太陽よりもやや小さく温度が低い恒星です。
そこに見つかった3つの惑星は、どれも太陽から水星までの距離よりも主星に近い軌道を回っているので、生命に適した表面温度ではありません。

公転周期13日の“ケプラー37b”は、岩石でできた地球型惑星なんですが大気は存在せず。
表面温度は摂氏400度以上で、亜鉛が溶けてしまうほど高温なんですねー
すくなくとも、私たちが知っているような生命は存在できない環境だと考えられています。
最小の惑星“ケプラー37b”(イメージ図)
最小の惑星“ケプラー37b”(イメージ図)
“ケプラー37b”の外側を回る“ケプラー37c”の公転周期は21日、サイズは地球の4分の3程度で金星よりも少し小さ目。
さらに外側の“ケプラー37d”の公転周期は40日、地球の2倍程度の大きさになります。

今回、太陽系のどの惑星よりも小さい系外惑星を発見したことは、今まで巨大惑星が多く見つかってきた主星のすぐそばの領域にも、小さな惑星が存在しうることを示しているんですねー

“ケプラー”は惑星の探査にトランジット法を使います。
これは、主星の光が手前を通過する惑星にさえぎられ、わずかに暗くなる現象(光の揺らぎ)から惑星の存在を検出する方法です。

でも、この方法だと惑星の大きさを知るために、主星の大きさも測定する必要があります。
主星の減光加減から、惑星の相対的な大きさを測定するからなんですねー

“ケプラー37”のサイズ測定には、星内部の対流運動によって発生する音波の伝わりから、内部構造を調べる方法が使われました。

地震学で地震波を使って地球の内部を調べるのに似ていて、天文学では“星震学”と呼ばれています。

この方法は、これまで太陽の2倍以上の大きさの星に適していたのですが、
“ケプラー”の高精度装置により、今回のような小さい星でも使えるようになったようですよ。

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