毎年同じ時期に集中して流れ星が現れる“流星群”は、
彗星が通り道に残していったチリが、地球の大気にぶつかって発光する現象です。
なかでも12月中旬の“ふたご座流星群”は、例年ほぼ期待通りの出現を見せてくれることで知られ、三大流星群の一つに数えられています。
この“ふたご座流星群”の母天体(チリをばらまいた天体)とされているのが、
彗星ではなく小惑星“ファエトン”です。
“ファエトン”は、かつては彗星として活動していた… つまりチリやガスを噴き出していたと考えられていて、
その当時の名残りが流星群の流れ星となって出現していると考えられていました。
でも、その“ファエトン”に彗星活動の兆候があるようなんですねー
2009年と2012年に“ファエトン”が太陽に近づいた際、NASAの太陽観測衛星“ステレオ”のA機搭載カメラを用いて可視光観測が行われました。
すると、太陽とほぼ反対の方向に伸びる約25万キロの彗星状の尾が見つかったんですねー

2009年(上段)と2012年(下段)の観測画像
白線に沿って画像右上が太陽方向
太陽とほぼ反対側に伸びているのが分かる
これは、近日点通過時の熱でチリの粒子が生み出され、太陽の放射圧でたなびいているものと見られ、
突然の出現であること、そして尾のようすからチリは1マイクロメートル以下の微粒子で、総重量は30トンにも満たないと推測されています。
変則的に明るくなる“ファエトン”は、活動的な天体であることが分かっていたのですが、
今回の尾の観測で、まだ「生きている」彗星であることが決定的になりました。
今年の“ふたご座流星群”は、12月14日から15日にかけての夜が見ごろと予測されています。
明るい月が出ていて条件は良くないのですが、今年も月明かりに負けない明るい流れ星を見せてくれそうです。
彗星が通り道に残していったチリが、地球の大気にぶつかって発光する現象です。
なかでも12月中旬の“ふたご座流星群”は、例年ほぼ期待通りの出現を見せてくれることで知られ、三大流星群の一つに数えられています。
この“ふたご座流星群”の母天体(チリをばらまいた天体)とされているのが、
彗星ではなく小惑星“ファエトン”です。
“ファエトン”は、かつては彗星として活動していた… つまりチリやガスを噴き出していたと考えられていて、
その当時の名残りが流星群の流れ星となって出現していると考えられていました。
でも、その“ファエトン”に彗星活動の兆候があるようなんですねー
2009年と2012年に“ファエトン”が太陽に近づいた際、NASAの太陽観測衛星“ステレオ”のA機搭載カメラを用いて可視光観測が行われました。
すると、太陽とほぼ反対の方向に伸びる約25万キロの彗星状の尾が見つかったんですねー

2009年(上段)と2012年(下段)の観測画像
白線に沿って画像右上が太陽方向
太陽とほぼ反対側に伸びているのが分かる
これは、近日点通過時の熱でチリの粒子が生み出され、太陽の放射圧でたなびいているものと見られ、
突然の出現であること、そして尾のようすからチリは1マイクロメートル以下の微粒子で、総重量は30トンにも満たないと推測されています。
変則的に明るくなる“ファエトン”は、活動的な天体であることが分かっていたのですが、
今回の尾の観測で、まだ「生きている」彗星であることが決定的になりました。
今年の“ふたご座流星群”は、12月14日から15日にかけての夜が見ごろと予測されています。
明るい月が出ていて条件は良くないのですが、今年も月明かりに負けない明るい流れ星を見せてくれそうです。
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